世界遺産登録された「軍艦島」ってどんな島?ストリートビューなら禁止エリアまで堪能できる!

世界遺産に登録された「軍艦島」。なかなか気軽には行きにくい場所だけど・・・「Googleストリートビュー」を使えば、立ち入り禁止区域にだって入れちゃうんです!

世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」。これは8県23カ所の資産で構成されているのだけれど、その中でも注目を集めているのが「軍艦島」だ。
正式名称は「端島(はしま)」。長崎県長崎市にある島で、戦艦・土佐に似ていることから、こんな呼び名が付いたそうだ。

「軍艦島」って、どんなトコ?

軍艦島は、1870年頃から炭鉱の開発が始まり、日本の近代化を支える炭鉱のひとつにまで成長。それにともなって埋め立て工事も行われ、最終的には約3倍の面積に拡張された。
石炭採掘量がピークを迎えるころには、人口密度が東京特別区の9倍以上となり、世界一過密な町となった。日本で最初に鉄筋コンクリート住宅が建てられたのも、軍艦島なのだ。
そんな栄華を誇った軍艦島も、1974年の閉山後には無人島に。その後、廃墟化した軍艦島は、マニアのあいだで人気が高まっていった。

軍艦島へは、現在、一部のみ上陸可能!

建物の老朽化が進み、廃墟と化した軍艦島は危険な場所が多く、特別な許可を得た報道関係者以外、島内への立ち入りは禁止されていた。
しかし、2009年には観光客も上陸できるようになり、3,000~4,000円ほどの上陸ツアーに参加すれば、誰でも見学ができるようになったのだ。
とはいえ、見学できるのは見学通路が整備された一部エリアのみ。立ち入り禁止区域や建物の中へ入ることはできない。
そこでおすすめしたいのがGoogleマップの「ストリートビュー」! Googleが長崎市に許可を得て、島全体を約2時間かけて撮影。立ち入り禁止区域はもちろん、建物内部にも侵入して、現在の様子を撮影しているのだ。

軍艦島をストリートビュー / Google Maps Street View of Battleship Island

鳥肌が立つほどのリアルな体験が楽しめる!

というわけで、さっそく「ストリートビュー」で軍艦島へ!
Googleマップで軍艦島を検索して、右下に表示されている黄色い人形を島周辺の海にポトリと落とすと・・・軍艦島が現れた!

島の周囲がガッチリ護岸されているので、ホントに軍艦のようだ。
左下の地図にカーソルを合わせると、島の好きな場所に上陸ができる。なので、見学通路から遠い島の北側、立ち入り禁止区域をクリック!

ワッ! 廃墟と化した集合住宅に囲まれた。スゴい! じゃあ、ここから少し歩くとするかな。
普段、街で使っているストリートビューと違って、道なき道を行く。ちょっとした冒険だな、コレ。
しばらく、ドキドキしながら廃墟の中を歩き続けると、どこを歩いているのかわからなくなってきた。・・・迷子になっちゃった(汗)
でも安心、また地図上をクリックすれば、任意の場所へジャンプ!

地図上の黄色い丸印をクリックしてみたら、今度は建物の中に来ちゃったよ。建物内が見られる「インドアビュー」だ。
閉山当時の生活がそのまま残されている集合住宅。ちょっとしたタイムカプセルだ。1軒ずつのぞいてみては、残されたものを観察。古いタンスや冷蔵庫、ブラウン管テレビに酒びん・・・リアルさに鳥肌が立つ。
気軽に上陸してみたけれど、想像していた以上にものすごい体験ができた。こんな体験、実際に上陸できるツアーでも、味わえないよね。
絶対に生で軍艦島に触れてみたい!という人でなければ、ストリートビューで十分かも?
こんな”バーチャル軍艦島探検”をしたい! という人は、さっそくGoogleマップで[軍艦島]と検索してみよう。スゴい体験ができるぞ!

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牛島義之(うしじまよしゆき)

アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、遊びにまつわる数々の原稿を雑誌やWEBサイトにて執筆している。 ⇒今日も明日も『ゆる~い生活』