潮干狩りで捕りすぎた…。アサリをおいしく冷凍する方法

潮干狩りでアサリを捕りすぎた~! なんてときは、アサリを冷凍するといいらしい。でも、ただ冷凍するだけじゃなく、あることをすると、おいしく冷凍できるというのです!

「潮干狩りでアサリを捕りすぎた~!」とか「アサリを買ったけど、やっぱり今日は使わない」なんてこと、あったりするよね? 野菜だったら日持ちするけれど、アサリは持って1~2日・・・ウ~ム。
そんなときはほかの食材同様、冷凍しちゃうのがいいのだとか。でも冷凍って、ゆでてから身をむいたりとか、面倒なんじゃないの? と思ったら、ナント! 殻ごと冷凍しちゃうんだそうです!
でも、ただ冷凍するだけだと身がしぼんで固くなり、おいしくなくなるのだとか。そこで知っておきたいのが、おいしく冷凍する方法! しかも解凍も手間いらずなので、ぜひ挑戦してみよう!

まずはアサリの砂抜きから

アサリをゲットしたら、まず「砂抜き」。ボウルやバットにアサリを入れ、アサリが浸るくらいに塩水を入れる。塩水の濃度は、水1リットルに対し、塩大さじ2杯強。
そして、潮干狩りで捕ってきたアサリなら2時間ほど、スーパーで買ってきたアサリなら1時間ほど放っておいて、砂を吐かせる。新聞紙などをかぶせて暗くしておくと、砂を吐きやすい。
砂抜きが終わったら、次は「塩抜き」を行う。ザルに上げて30分~1時間ほど放置しておけば、塩水を吐き出してくれる。これを行わないと、料理が塩っぱくなってしまうので注意。

そして、アサリを水洗い。貝殻をこすり合わせるようにして、流水でよく洗う。これを冷凍可能な密閉袋に入れ、ひたひたになるくらい水道水を注ぎ、空気を押し出しながら密閉して冷凍庫へ入れればOK。

100均のトレーを使うと、ほかの冷凍食品の上に載せられるので便利です。

氷のまま、調理を開始!

冷凍庫から凍らせたアサリを取り出すと、こんな感じ。これを解凍せずに、そのまま調理する。今回は「アサリのみそ汁」!

密閉袋から取り出した冷凍アサリを、氷ごと鍋に入れる。鍋に収まるくらいとけたら水を入れる。

沸騰すると、すぐに口が開いてきた。凍っていても生のときのようにすぐに開くんだね。あとは味噌を入れれば完成!

できあがったみそ汁を食べてみよう!

生アサリから作ったみそ汁と、冷凍アサリから作ったみそ汁に、どれくらいの味の違いがあるのか、食べ比べてみることにした。

赤いお椀に入っているのが、冷凍アサリのみそ汁。黒いお椀が生アサリのみそ汁だ。見た目ではまったくわからないけどね・・・

まずは黒い器の生から。身もプリッとしていて、普通においしい。次に赤い器の冷凍アサリ。これも身がプリプリで、生と比べても遜色なしなんだけど、汁は生に比べてダシが出ている感じ。
アサリは、一度冷凍すると細胞が壊れて、うまみが外に出やすくなるのだとか。なので、生アサリよりも汁が濃厚に感じたのだ。
「アサリの酒蒸し」や「ボンゴレ」なんかもおいしくできそう! その場合は氷が余分なので、流水で溶かしてから調理するように。
冷凍アサリの賞味期限は2~3カ月と長持ちだし、ダシはしっかりと出るし、身の軟らかさも変わらない。これからアサリは、その日に使わないなら、すぐに冷凍でしょ!

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牛島義之(うしじまよしゆき)

アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、遊びにまつわる数々の原稿を雑誌やWEBサイトにて執筆している。 ⇒今日も明日も『ゆる~い生活』