iPhoneで、美しい初日の出を撮影するコツ

チャンスは年に一度きり! 初日の出をiPhoneで上手に撮影するコツを紹介しよう。これさえ覚えておけば、キレイな「初日の出」写真が撮れるはず!

初日の出を写真に収めようと思っても、なかなかうまくいかないことが多い。じっくり時間をかけて撮れればいいのだけれど、初日の出は年に1回。しかも、数分しかチャンスがないのでそうもいかない。
というわけで、気軽にiPhoneで、しかも上手に初日の出を撮影するコツを紹介しよう!

初日の出の方角を把握しよう!

今か今かと待っていたら、まったく違うほうから初日の出が昇っていた、なんてことがないように、あらかじめ日の出の方角をきちんと把握しておきたい。
そこであると便利なのが、この「日の出日の入」(iOS版Android版)」。日付と場所を指定するだけで、日の出と日の入りの時刻・方角が調べられる無料アプリだ。

初日の出を見にいく場所と時間を登録すれば、地図上に日の出・日の入りの方角が確認できる。

3D風地図に切り替えれば、地形も把握できるので、どのような日の出になるのか、イメージがしやすくなる。

さらに、全国のおすすめ日の出スポットも紹介されているので、これを参考に、初日の出を拝む場所を検討してもよさそうだ。
▼「日の出日の入」価格:無料
iOS版Android版

グリッドを表示して水平を出そう!

撮影の前に、カメラ画面に格子の線「グリッド」を表示しよう。これをガイドに撮影すれば水平・垂直が出しやすいので、傾いた写真になりにくい。

グリッドを表示させる方法は、[設定]にある[写真とカメラ]をタップ。そして[グリッド]をオンにする。これで設定の完了だ。

HDRで撮影してみよう!

明暗の差が激しい景色を普通に撮影すると、影の部分が黒くつぶれてしまったり、明るい部分が白く飛んでしまったりする。それをなくしてくれるのが「HDR」という機能。
「HDR」とは、露出の違う写真を一度に3枚撮影し、露出が適正な部分だけを抽出して合成する機能だ。日の出と風景、それぞれをきちんと見せたい、というときに便利だ。
機能をオンにするには、カメラ画面の上部に[HDR]という文字をタップするだけ。文字が黄色くなれば、オンの状態だ。

手動で露出調整をしてみよう!

HDRにおまかせでは、思ったように撮れない・・・という人は、手動で露出調整をしてみよう。

まず、ピントや露出をあわせたい場所をタップ。すると、黄色い枠と太陽マークが現れる。このマークが出ている状態で、画面を上下にスライドさせると、写真の明暗を調整できるのだ。
さらに、ピントや露出が固定される「AE/AFロック」機能を活用すれば、カメラを動かしてもピントや露出は変わらないので便利だ。

「AE/AFロック」機能は、ピントや露出をあわせたい場所を長押しすると、[AE/AFロック]という文字が表示される。
こんな機能を駆使すれば、iPhoneでもキレイな初日の出写真が撮れるはずだ!
初日の出に備えて、今のうちに練習しておこう!

牛島義之(うしじまよしゆき)

アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、遊びにまつわる数々の原稿を雑誌やWEBサイトにて執筆している。 ⇒今日も明日も『ゆる~い生活』