パソコンやハードディスクは、突然壊れてしまうことが意外と多いものです。思い出の写真や、年賀状用の住所録など、貴重なデータはこまめなバックアップが大切です。
とはいうものの、バックアップ作業は意外と面倒くさいもの。
そこで今回は、手軽にバックアップできて、しかもデータ消失を回避できる「DropBox(ドロップボックス)」というオンラインストレージサービスを紹介いたします。ぜひご活用ください!
ところで、オンラインストレージって?
手元のパソコンやスマートフォン内のストレージ(ハードディスクやフラッシュメモリといった、データを記録する装置)とは別に、インターネット上に自分用のストレージを持つことができる形になります。
貴重なデータをここへ保存しておくことで、パソコンやスマートフォンにトラブルがあっても、データ消失にならない、という訳です。
DropBox は、データ保存ができるサーバにインターネットを介してアクセスする、オンラインストレージサービスの1つです。
DropBox(ドロップボックス)でできること
- データのバックアップ
DropBox では、無料版で2GBまでのデータを保存することができます。データは画像ファイルだけでなく、Microsoft Office のドキュメントファイルや、動画など形式を問わず保存できます。DropBox はブラウザだけでも利用できますが、DropBoxのアプリをインストールして利用することもできます。どちらも、Windows の エクスプローラのような操作ができるので、ファイルのコピー、削除などが簡単に行えます。
- データの同期
ァイルを指定してバックアップすることも可能ですが、いちいち指定するのが面倒くさい方のために、「同期」という機能があります。
これは、「DropBox フォルダ」内にファイルをコピーしたり、フォルダ内のファイルを更新すると、自動的にオンラインストレージ上のバックアップファイルも追加されたり、更新されたりするというものです。
なので、バックアップしたいファイルは「DropBoxフォルダ」に入れておくと、常に同じ状態のファイルがオンラインストレージ上にも保存されている状態になるので、いちいちファイル指定をしなくても、バックアップされていることになります。 - データの共有
友達との旅行や飲み会で撮った写真データを、友達に配りたいと思ったことはありませんか?
DropBoxのデータ共有機能を使うと、オンラインストレージ上に保存したデータを、特定の人に共有することができます。
ファイル単位の共有であれば、「ダウンロード用URL」をメールで連絡する方法が簡単です。各ファイルの右端に表示される鎖のアイコンをクリックすると、ダウンロード用URLが表示されます。これを共有したい相手にメールなどで送ればOK。
上にも鎖アイコンがありますが、こちらをクリックすると、そのフォルダにあるファイルをまとめて共有できるURLが得られます。
複数のファイルをまとめて共有したい場合は、友達にもDropBoxのアカウントを取得してもらって、自分のDropBoxに招待する方法があります。 - 複数のネット端末からアクセスできる
インターネットに接続できる端末(パソコン、スマートフォンなど)であれば、DropBox上のデータにアクセスできます。
例えばパソコンとスマートフォンの両方で同じデータを扱いたい場合には、DropBoxにデータを保存しておくことで、いちいち一方の端末にデータをコピーしなくても使えるようになります。
DropBox を使うには?
DropBox のホームページ(https://www.dropbox.com/)にアクセスして、まずは無料のアカウント登録をします。ホームページ右上の「サインイン」から「アカウントの作成」を選んで行ないます。
ブラウザでDropBox にアクセスする場合は、そのままDropBoxを利用できます。
パソコンに専用のアプリをインストールして利用する場合は、右上のアカウントメニューから、「ダウンロード」を選択します。
iPhone/iPad の場合は App Store で「DropBox」と検索するとアプリが表示されますので、そこからインストールしてください。
Androidスマートフォン/タブレットの場合は、Google Play で「DropBox」と検索するとアプリが表示されますので、そこからインストールしてください。