クッキーを手作りしようとすると、粉を計量してふるいにかけ、卵やバターと混ぜあわせ、でき上がった生地を冷蔵庫で30分~1時間程度寝かせて、成型して、高温のオーブンで焼いて・・・と手間と時間がかかるもの。
でも、暑い夏にオーブンはなるべく使いたくないし、できればもっと簡単に作りたい! と、ズボラ度MAXでオーブン不要の作り方を調べてみたら・・・なんとオーブンの代わりに電子レンジを使うレシピを発見! しかも、材料はたった3つだけ? その驚きの作り方とは!?
材料は3つだけ!量りもオーブンも不要!
クッキー作りに必要な材料は3つ。薄力粉、砂糖、サラダ油だけ! クッキー作りの定番材料である、卵やバター、バニラオイルは要りません。自宅に常備しているものだけで作れるのは、思い立ったときにすぐに作れて嬉しいですよね。
もうひとつ驚きなのは、このレシピ、量りも不要なんです。その代わりに使うのは、大さじと電子レンジ!「電子レンジって、まさか、オーブン機能を使うオチじゃないよね・・・?」と思った方、どうぞご安心を。ちゃんとレンジ機能オンリーでクッキーが完成しちゃうんです!
それでは、作り方の詳細を見ていきましょう!
今回の料理はこちらのレシピを参考にしました。
→「(たぶん)世界一簡単! 5分でクッキー にゃんそん さん」(cookpad)
【材料】直径3cmくらいの丸型クッキー10個分
・薄力粉:大さじ5
・砂糖:大さじ3
・サラダ油:大さじ2.5~3(粉がまとまるように分量は調整を)
【使用する道具】
・大さじ
・ビニール袋(ジッパー付き保存バッグがあればベスト)
・クッキングペーパー
・耐熱皿
・電子レンジ
【クッキーの作り方】
1.薄力粉と砂糖をそれぞれ大さじですくってビニール袋に入れる。
2.袋の口を閉めて、上下に振って中身が均一になるよう、混ぜ合わせる。
3.サラダ油を加えて袋の上から揉む。塊になってまとまったらOK。これがクッキーの生地となる(ここまで5分くらい)。
4.耐熱皿の上に敷いたクッキングペーパーに、丸く成型した生地を並べ、レンジで2分加熱。加熱後は粗熱が取れるまで冷やせば完成!
ポイントは生地の硬さ!お好みの材料をプラスして味のアレンジも可能
「1」で大さじですくった薄力粉の量はある程度アバウトでOKですが、「3」で生地がパサパサする場合には加えるサラダ油の分量を増やし、生地がやわらかくなりすぎた場合には薄力粉を追加して、生地が適度にまとまるように調整してください。
また、「3」で加えるサラダ油を大さじ1に変更し、牛乳を大さじ1~2程度加えると、よりしっとりとしたソフトな食感のクッキーが作れます。ただし、油以上に牛乳はベチャベチャになりやすいので注意してください。「4」で成型しづらい場合には、2本のスプーンではさむようにして丸めるとやりやすいです。
なお、「2」のときに好きな材料を加えると、味を変えて楽しむことができます。今回は、ココアパウダーと、抹茶パウダー&牛乳で試してみました。きな粉やゴマなども相性が良さそうです。さまざまなアレンジを楽しみましょう!
レンジで作ったクッキーの仕上がりは?
できあがったクッキーがこちら! 見た目はしっかりクッキーです!
味はどうでしょう?
まずはプレーン。一口食べてみると・・・サクサクして、甘くて、おいしいー! 娘たちも大満足で「おいしい」を連発していました。
プレーンも、外は白っぽかったのですが、中はこんがりした茶色! 電子レンジで加熱しただけなのに、オーブンでしっかり焼いたような食感&色でびっくり!
ココアは、ほろ苦いビターな味が大人におすすめ。抹茶は牛乳をプラスした結果、しっとりしてソフトな食感に仕上がりました。
粘土みたいな感触で形を作って子どもも楽しめる!
手作りバター、マシュマロアイスに引き続き、今回も幼稚園年長の長女と一緒に作業しましたが、細かい計量もなく、とっても簡単なので、1回伝えただけで材料とやり方を覚えてさくさく進行。粉状だった材料がだんだん塊になっていく感触が楽しかったようです。
今回は丸いクッキーにしましたが、生地を平らにのばして型抜きをしたり、ひも状にした生地をハート型や星型にして、形がかわいいクッキーを作ってみてもおもしろそうですね。
なお、「クッキーの生地って粘土みたいだね~」と言った長女の言葉に「そういえば・・・」と調べてみたところ、薄力粉に水と少量のサラダ油を加えると「小麦粉粘土」が作れるそう。小麦粉粘土は、食べても人体に害がないので、乳幼児用の粘土として自宅で作る方も多いですよね。クッキー作りがまだ難しいお子さんには、ママがクッキーを作る隣りで、小麦粉粘土で遊ばせてあげてもいいかもしれません。
子どもたちも大好きなクッキー。夏休みに親子で一緒に作ってみてはいかがでしょうか?