「アットマーク」はなぜ「@」と書くの? 意外と知らない@雑学

電子メールのユーザ名とドメイン名を分けるのに使われるアットマーク(@)。でも、どうしてこの形が使われるようになったの・・・?

メールアドレスで使われている「アットマーク(@)」。何気なく使っている記号のひとつですよね。でも、どうしてこの形になったのでしょうか?

由来は英語の「at」じゃなかった!

読み方から英語の「at」が由来なのではと思われがちなアットマーク。実はラテン語の「ad」をデザイン化したものなのだとか。これは英語の「at」「to」「for」にあたる単語なんだそうです。
一説には中世の修道士が「a」の周囲に「d」の半周を書いたものが始まりだとも言われます。当時は印刷機もなかったため、修道士は聖書を書き写すことで聖書を複製していましたが、書写のしすぎで手を痛めていたという説があります。
これがとても大変な仕事であるのは明らか・・・。その過程で「略記表現」が発達し、3筆から1筆で書けるようになったという説も。これが「ad」の略語としての「@」の誕生です。
その後、電子メールの元となるプログラムを開発したアメリカのレイ・トムリンソン氏が、メールアドレスのユーザー名とホスト名と間の記号として用いたことで、1990年代後半以降、身近な記号になりました。
ちなみに、メールアドレスに@を採用したのは「@が名前として使われることがほぼなく」、「@が場所や位置を示す『at』と同音のため、ユーザーがそれぞれのホストにいると表せる」といった二つの背景があったのだとか。なるほど、納得ですね。

アットマークは正式な読み方ではない?

面白いことにこのアットマークは、世界各国によって俗称が異なります。
英語では「アバウト」「サイクロン」、イタリア語や韓国語では「カタツムリ」、フランス語では「エスカルゴ」、ロシア語では「子犬」「ワンちゃん」、ドイツ語では「サルの尻尾」と呼ばれることも。日本ではその形状から冗談っぽく「なると」と呼ぶ人もいますよね。
一方、ANSI(米国国家規格協会)やCCITT(電気通信標準化部門)、Unicodeの文字符号化標準では、公式名称は「commercial at(コマーシャル アット)」とされています。
日本でも正式名称は、「単価記号」(※)と定められています。日本人の大半が「アットマーク」と呼んでいますが、これはあくまでも通称。何気なく使っていた言葉でしたが、勉強になりました!
ほかにも知っているようで知らない、身近な雑学はたくさんありそうです。皆さんも気になる疑問から、雑学を探してみてはいかがですか?
※JIS X 0208(日本工業規格)による。

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