IKEAのスマート電球で自動点灯・消灯を実現。相性の良い場所と良くない場所とは?

IKEAのモーションセンサーとスマート電球を購入。洗面所やトイレ、シューズインクローゼット、玄関などに張り巡らせてみました。その設置方法や仕組みを解説。そして、唯一フィットしなかったスマート電球が不向きな場所とは?

最近、待ちに待ったマイホームが完成。これにあわせて家のスマート化を一気に加速させようと購入してみたのが、IKEAのスマート電球「トロードフリ」シリーズ。その中の電球とモーションセンサーを購入し、洗面所や廊下の明かりを自動点灯あるいは消灯させるようにしています。

おうち時間が増え、自宅のスマート化に興味が出てきている方もいると思いますので、今回はこのIKEAのスマート電球の使い勝手をレビューしていきます。Wi-Fiがない、あるいは弱い場所でも使えるという隠れたメリットもあるんです。

IKEAの「トロードフリ」シリーズ

▲IKEAのオンラインショップより引用

「トロードフリ」とは、IKEAのスマート照明シリーズの総称です。トロードフリのスマート電球、専用のリモコン、ワイヤレス調光器、ワイヤレスモーションセンサーなどを組み合わせることで、遠隔で照明をオン・オフしたり、調光したり、あるいはセンサーによる自動点灯や消灯を行うことができます。

また、ゲートウェイというハブをかませることで、IKEA Home smartアプリから照明を制御することも可能。キッチンや寝室などの部屋ごとに複数の光源グループを作成してグループごとに操作することができます。

IKEAのモーションセンサーとスマート電球の使い方

我が家ではシンプルに、同シリーズのモーションセンサーとスマート電球を導入しました。
セットアップは非常にシンプルで
モーションセンサーと電球をペアリングする
モーションセンサーを任意の位置に設置する
の2つです。

ペアリング

ペアリングは非常に簡単ですが、最初は少しわかりにくくもあります。
手順は、設置した電球の近くにモーションセンサーを近づけてペアリングボタンを長押し。しばらくして電球が勢いよく明るくなればペアリングは完了。

しかし、この電球が明るくなる挙動の前に、ぼんやり明るくなったり暗くなったりするシーンがあり、「どの段階の明るさでペアリングが成功したか」がちょっとわかりにくいです(成功したらピーと音でもなってくれたらはっきりするのですが……)。

公式サイトにペアリングの動画が掲載されているので、そちらで先に感覚を掴んでからセットアップすると良いと思います。

IKEA公式サイト

とはいえ、アプリのインストールやWi-Fiとの接続をする必要がないので、それに比べればペアリングはWi-Fi式のスマート電球よりシンプルで楽ちんだと言えます。

モーションセンサーの設置

ペアリングが完了したら、モーションセンサーを設置しましょう。注意点としては電球とモーションセンサーの間に障害物がないように設置することです。
モーションセンサーには付属のネジあるいは両面テープ、どちらかで固定することができます。いずれの場合も一度つけたあとに別の場所につけ直すと、穴を余計に開けてしまったり、両面テープの粘着が弱くなったりします。まずはマスキングテープなどの剥がしやすいもので試し設置をし、位置が決まったら付属のネジや両面テープで設置するのが良いと思います。

IKEAのスマート電球を実際に使ってみたら

IKEAのスマートセンサーを実際に使ってみました。

センサーの反応が早い!

モーションセンサーとスマート電球を設置後に使ってみた感想ですが、洗面所を例にとるとドアを開けて瞬時に点灯してくれます。これこそ筆者がIKEAのスマート電球を選んだ理由です。

SwitchBot社の、アプリで制御するタイプのセンサーとスマート電球も実は別の場所で利用していますが、どうしてもWi-Fiなどを経由するせいか、反応するのに1〜2秒くらいかかる場合がほとんど。ほんの数秒の差なのですが、歩いて通り過ぎる廊下や明かりがないと真っ暗なシューズインクローゼットなどでは、瞬時についてくれるIKEAのモーションセンサーに軍配があがります。

センサー位置のアレンジがしやすい


そしてこのIKEAのモーションセンサーのいいところは、電球とセンサーが別々になっている、ということです。センサー電球と聞くと、だいたい一体型のものを想像されると思いますが、そうなると必然的にセンサーの検知範囲は電球の真下ということになります。
しかしながらIKEAはセンサーと電球が別々のものであるため、センサーをドアにつけたり、ちょっと離れた場所につけたり、また角度を微調整したりなどして、検知させたいセンサーの位置を柔軟にアレンジできます。

一度に10個の光源を自動点灯できる


また、モーションセンサーには一度に10個もの光源をペアリングすることができます。2個や3個の電球を取り付ける照明器具や等間隔で電球を設置する廊下などで威力を発揮します。

筆者の自宅でも、L字に曲がったシューズインクローゼットや2灯照明がある洗面所の天井などで複数の照明をモーションセンサーにペアリングし、一度に2灯や3灯を自動点灯・消灯させるようにしています。

「トイレ」には不向きだった理由

こうして我が家の照明に大きく貢献してくれたモーションセンサーとスマート電球ですが、1つだけ設置をやめた箇所があります。それは「トイレ」です。

このモーションセンサーの仕様として、自動消灯までの時間が「3分」なのですが、トイレの性質上、どうしても3分を簡単に超えてしまい消灯してしまいます。

このモーションセンサーは動きを検知し続ければ点灯を継続してくれるのですが、何せトイレではじっとしているため、モーションが検知されることもありません。結果として、10分くらい入っていると3回くらい消灯してしまい、そのたびにセンサーに向かって手を振ったりして点灯させる必要があり、「ああ、これはトイレには不向きだ」とこのモーションセンサーと電球をトイレから撤退させました。

短時間の滞在場所か、滞在中に動きがある場所には向いている

そんなトイレでの経験も踏まえて、現在の我が家でのIKEAのモーションセンサーとスマート電球の運用状況はこんな感じです。

No 場所 状況 センサー 電球
1 洗面所 稼働中 1個 3灯
2 玄関(兼廊下) 稼働中 1個 2灯
3 シューズインクローゼット 稼働中 1個 2灯
4 トイレ 撤退 1個 1灯

トイレ以外の場所では、滞在中でも動きがある場所なので滞在中に消えてしまうことはほぼありません。ごくたまにシューズインクローゼットでセンサー感知内からはずれた場所で探し物をしているときに消灯してしまうことがあり、闇に包まれたりもしましたが、スイッチを触らなくていい生活がとても楽なので、モーションの仕組みをうまく理解してこれからもつきあっていこうと思います。

Wi-Fiがなくても使うことができ、センサーの反応も早く、非常に手軽に導入できるのが、IKEAのスマート電球です。手始めに自宅をスマート化するなら電球からが入りやすいと思いますので、興味のある方はぜひ試してみてください。

IKEA|トロードフリ


ご自宅での安定したWi-Fi環境導入には「ビッグローブ光」の光回線!

ご自宅でのWi-Fi環境導入にはIPv6接続(IPoE方式)*1で最大1Gbps*2の「ビッグローブ光」がオススメです。
工事費実質無料、おトクな特典もご用意しています。

さらに、スマホとセットでおトクになるセット割も!

「ビッグローブ光」詳しくはこちら

 

*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。

*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。

 


 

あなたにオススメ

うえやま

競馬カメラマンからWEB業界へ異色の転身後、WEB制作に加えて大手メールマガジンやツイッターキャラクターの中の人までこなす。三度の飯より件名を考えるのが好き。