「ドネーション(donation)」とは、日本語では「寄付」「寄贈」という意味です。寄付というと一般的には、街角で見かける「募金」を思い浮かべることが多いのではないでしょうか。街頭募金の多くは直接お金を募金箱に入れるので、基本的には自分のお金を使います。
でも、インターネット上でできる募金=ドネーションは、自分のお金を使わず、しかも手軽にできる場合もあるのです。ここでは、主に3種類のドネーション方法についてご紹介いたします。
インターネット上でできるドネーションとひと口にいっても、方法は様々です。「サイトを見る・検索する」「SNSで投稿する」「カードのポイントをネット上で交換する」という方法の中で、代表的なサービスをあげてみました。
クリックや検索でドネーション「サイトを見る・検索する」
まずご紹介するのはサイトを見て、クリックや検索をするだけで募金ができるシステムです。
HEARTiN
「HEARTiN」は森林保護や世界の子どもたちへの支援、災害支援など、様々なプロジェクトがあり、それぞれ一日一回クリックすることで支援のお手伝いができます。気になるプロジェクトのページに入って、ハートマークをクリックするだけでドネーションが完了!
とても手軽ですし、時間もかかりません。クリックするとハートに色が付くのもかわいくて癒されますよ。
検索は、チカラになる
「検索は、チカラになる」は、Yahoo! JAPANによるプロジェクト。
東日本大震災が起きた3月11日に、Yahoo!サイトで「3.11」と検索することで寄付ができるというシステムです。
期間限定ではありますが毎年できる活動ですので、この日に追悼の意味をこめて検索してみるのもいいですね。
投稿でドネーション「SNSで投稿する」
TwitterやInstagramなど、SNSに投稿をするときに一定のハッシュタグを付けて投稿することでドネーション活動ができるプロジェクトです。
おにぎりアクション
”おにぎりで世界を変える”がテーマの「おにぎりアクション」。サイトやSNSにおにぎりの写真を投稿すると、写真1投稿につき、100円が賛同企業から寄付される仕組みです。
サイトへの投稿ではなく、自分のSNSに投稿する時は「#onigiriAction」とうハッシュタグを付けましょう。SNSを楽しみながらドネーションもできるなんて、すごい時代になりましたよね。
「#BuildtoGive ハッピークリスマスを繋げよう」
「#BuildtoGive ハッピークリスマスを繋げよう」はレゴグループが毎年行っているクリスマスチャリティー活動。
レゴブロックで作った作品を撮影して投稿すると、投稿された作品の数だけ、おもちゃを希望している国の子どもたちへレゴセットを寄付されるプロジェクトです。
あなたの投稿が、世界の子どもたちが笑顔になれるクリスマスプレゼントの一部になるなんてステキですよね。
ただし「投稿でドネーション」は、期間限定のプロジェクトも多いので、その都度チェックをしていきましょう。
ポイントでドネーション「カードのポイントをネット上で交換する」
カードやポイントシステムを使って、たまったポイントをドネーションすることができます。
ポイントがたまったらアイテムと交換したり、電子マネーに変換したりすることをまず思い浮かべると思います。でも、ドネーションという方法もあるんですね。
わざわざお金を出して募金をするよりも手軽ですし、ポイント交換の選択肢のひとつとして気軽にやってみるのもいいのではないでしょうか。
ポイント交換は、TポイントやPonta、楽天など、さまざまな企業で対応しています。自分が使っているカードが対応しているかどうか、調べておきたいですね。
サービス利用でドネーション「利用金額の一部を寄付」
普段なにげなく使っているサービスの一部をドネーションするというものもあります。
donedone
「donedone」はBIGLOBEが運営するモバイルプランサービス。
月額2,728円で50ギガ使えることで話題になりましたが、そのうち月50円が教育や海洋保全などの支援団体に寄付される仕組みです。
身銭を切って寄付できるほど金銭的に余裕ないよ、という人でも、安価なスマホプランに契約してさらに自動でドネーションにも参加できるんですね。
個人にするべきことは何もないですし、契約時に興味のある支援団体を自分で選ぶこともできます。特に若い世代の「お金はないけど何か貢献したい」という層から支持を集めているようです。
気軽にドネーションできる時代。できることからアクションを起こしてみよう!
今回ご紹介したドネーションは、インターネットで手軽にできる方法ばかりです。
ポイントを利用する場合は自分の手持ちから、ということになりますが、クリックや投稿でのドネーションは、直接の金銭的支援は賛同する企業がおこないます。
ユーザーは懐が痛むことがなく、企業側は自社の活動にもなるという、ウィンウィンの関係を築くことができます。
「ドネーション」という方法で少しでも社会に役立つことができれば、こんなにうれしいことはありませんよね。あなたのインターネット活動の選択肢の一つに、ぜひ加えてみませんか?