テレワークで「オンオフ」を切り替える9つのコツ

オフィスワークから在宅でのテレワークに変わって「うまく仕事モードとプライベートモードが切り替えられない」という人へ。上手に切り替えるコツを紹介します!

在宅勤務が増えて、仕事とプライベートの境目があいまいになった昨今。「自宅だと会社のように集中できない」「ついだらけて仕事に身が入らない」というお悩みをもつ人も多いのではないでしょうか?

慣れの問題もあるでしょうが、在宅ワーク歴の長い筆者でも、布団や面白そうな動画などの誘惑に負けてしまうことがあります。

今回は、そんなお悩みを解決すべく、手軽にできるテレワークのコツをご紹介。
「仕事用の部屋とプライベートの部屋を分ける」などというアドバイスも聞かれますが、そもそもテレワークを想定して住居選びをしている人の方が少ないと思います。住宅事情が絡むハードルの高い方法ではなく、今日からできる、簡単なコツばかりです。

仕事スイッチを入れる!「オン」のコツ

誘惑の多い在宅での勤務が捗る、すぐに取り入れられるテレワークのコツをご紹介します!起床から、始業までのポイントです。いきなり全部できない……という人は、できることから取り入れてみましょう!

コツその1:光を浴びて、アタマを目覚めさせよう

起きたら太陽光を浴びると、体と脳が目覚めるといいますよね。朝イチで太陽の光を浴びると、眠りを誘う「メラトニン」の分泌が止まり、体内時計がリセットされるといわれています。朝起きたらカーテンを開け、太陽の光を浴びるのがおすすめ。

通勤しているときは、外に出れば自然と光を浴びられますが、テレワーク下でギリギリまで眠って、ついついカーテンを閉じたまま仕事を始める人もいるのでは?
住宅環境により、カーテンが開けられないという場合は、太陽光に近いといわれるLEDのライトを浴びるのもおすすめです。

コツその2:仕事前にほどよい緊張状態を作り出そう

朝から仕事モードで業務を始めるためには、自ら適度な緊張状態を作り出すのがポイント。オフィスワークの場合、通勤電車に乗ったり、通勤途中で知らない人と顔を合わせたりすることで、自然に緊張感が生まれ、仕事モードに切り替わっていたのではないでしょうか。

在宅勤務だとこのステップを踏まないので、寝起きモードのまま始業時間に突入、というケースが多いため「会社のようにスムーズに仕事が始められない」という状況が起こりやすくなります。

ほどよい緊張感を生み出すためには、心拍数を少しあげるのが効果的。軽いストレッチや筋トレをしたり、家の周りを少し歩いてみたりすると、仕事モードに入りやすくなりますよ。通勤時間にあてていた時間を有効活用しましょう!

コツその3:服を着替えよう

起きてパジャマやスウェットのまま仕事を始めるよりも、仕事のあいだは別の服に着替えることを習慣化してみましょう。わざわざ出勤時と同じ格好をする必要はありませんが、「服を着替える」というアクションそのものが、気分を一新して仕事モードに切り替えるためのステップになります。

コツその4:ワーキングスペースを整えよう

住宅事情で仕事部屋は作れないとしても、仕事をするスペースには、仕事に関係ないものはなるべく置かないようにしましょう。

例えばテレワーク用のデスクには、パソコンと資料、飲み物だけを置くようにします。なんだか当たり前のようですが、スマホや雑誌などがそばにあると、どうしても手にとりたくなってしまうので、誘惑のもとを意識的に遠ざけるだけでも集中力のアップが期待できます。

仕事中にだれてきたらもう一度「オン」スイッチを入れ直そう

朝、うまく仕事モードをオンにできても、時間が経つにつれて集中力が途切れたり、眠くなってしまったりしますよね。
そんなとき、オンに切り替え直すためのコツをご紹介します。

コツその5:テーマソングでテンションをあげよう

在宅勤務のメリットのひとつに、「音楽を聞きながら仕事ができること」があります。

野球選手などが出場時に球場内で登場曲を流すのは、好きな曲を聴くことでテンションを上げ、持っている力を引き出す儀式のようなものだそう。心理学的にも効果があるといわれています。

気分がだれたときや、集中して業務にあたりたいときなどは、自分の好きな曲を流してみましょう。大きな音で流すと気分もさらに盛り上がりそうですが、家に家族がいて、大きな音で流せないときはもちろんイヤホンなどで聴くのもOK。

コツその6:仕事スペースや態勢を変えてみよう

眠気が出てきたり、作業が捗らなくなったら、仕事をするスペースを変えてみるのもポイント。
部屋を変えることができない場合は、同じ部屋の中でも、机の向きを変えてみたり、折りたたみのテーブルを出してみたり、ちいさな変化でも気分転換になり、仕事がグッと捗ることも。

ほかには、意外ですが「立ったまま仕事をする」という方法も。一説には、座っている状態よりも立った状態のほうが集中力や判断力がアップするという話もあるほど。
カウンターキッチンやタンスの上にパソコンを置いて作業をしてみたり、立ったまま資料を読み込むなど、普段と違う態勢で仕事をすると、新たな気分で業務に臨めそうです。

コツその7:タイマーをセットして休憩をはさもう

ずっと家で仕事をしていると、休憩を入れるタイミングがつかみにくいもの。
たとえばタイマーを1時間毎にセットをして、タイマーが鳴るごとに小休憩をはさみ、お茶を入れたり軽くストレッチをすることで、ダラダラ仕事をするよりも集中力が上がる可能性があります。

ただ、「集中しているときにタイマーが鳴って、逆効果になる」という場合もありますので、自分に合った時間の区切り方を色々試してみることをおすすめします。

 

テレワーク時の集中力を高める「ポモドーロ・テクニック」についても紹介しています。興味のある方は参考にしてみてください。

お疲れさま!仕事スイッチを「オフ」にするコツ

仕事とプライベートの時間が切り替えにくいテレワーク。終業後のプライベートな時間をたっぷり楽しめるよう、「オフ」のコツを紹介します。

コツその8:面倒でも仕事道具は片付ける

「明日も在宅勤務だからこのままでいいや」と、デスクにパソコンなどの仕事道具を出しっぱなしにしていませんか?

仕事道具がそのままになっていると、仕事が終わったあとも業務のことが気になったり、ついメールをチェックしてしまったりと、仕事モードをオフできずに、リラックスしづらくなってしまいます。

多少面倒でも、パソコンは別の場所に片付けるのがおすすめ。スペース的に難しい場合は、せめてパソコンを閉じて電源を抜くなど「オフにしている」ということを意識しましょう。

また、朝始業前に着替えるのと同じく、部屋着に着替えることでプライベートモードに切り替えやすくなります。

コツその9:心身ともにリラックス!お風呂に入って「オフ」

ゆったりお風呂に入ったら、その後仕事をする気にならないですよね~。
ということで、お風呂に入って心身ともにリラックスすれば、仕事モードの緊張がほぐれやすくなります。

季節にもよりますが、少しぬるめと感じる温度のお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。

いかがでしょうか?
どれもちょっとしたことですが、同じ空間のなかでもオンとオフの切り替えができそうな気がしませんか?
できそうなものから少しずつ試してみてくださいね!

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