自宅にアレクサ対応端末を導入したことで、我が家のスマートホーム化が少しずつ加速しています。
スマート電球やスマートプラグを利用して、部屋のライトを夜明けとともに徐々に明るくしたり、手動でしかオン/オフできないライトを音声操作やタイマーで点灯・消灯させたりなどです。
この音声操作や自動実行の恩恵を日々受けていると、他の家電もその領域に連れ込みたくなってきます。そこで筆者が次に手を出したのが「スマートリモコン」です。
スマートリモコンとは
スマートリモコンとは、既存の赤外線リモコンをWi-fiに接続することで、インターネットを介してスマートフォンやスマートスピーカーなどから家電の操作ができるようになるというものです。赤外線リモコンで操作する家電であれば、型が古くてもテレビ・エアコン・照明などいろんな家電をスマート操作ができるようにしてしまうという優れものなのです。
ちなみに筆者の場合は、アマゾンでたった3,980円で売られていた「SwitchBot Hub Mini」というスマートリモコンを使っています。
スマホアプリから制御できることで受けられるメリット
このスマートリモコンを利用することでスマホから家電が操作できるようになりますが、いったいどんなメリットがあるのでしょうか。リモコンがなくても操作可能になることに加えてスケジューリングなども活用することで、以下のようなシーンで使えるようになるのです。
照明の場合
- リモコンが近くになくても電気を消すことができる
- 自宅の電気を旅行先から点灯する(防犯のために)
- グループ化すれば、各部屋の電気を一括でオン/オフすることができる(帰宅時や就寝時に便利)
テレビの場合
- リビングから遠いキッチンなどからでもスマホから音量やチャンネル操作ができる
- 夜になったら自動で電源をオフにすることができる(消し忘れ防止)
- 朝になったら自動でテレビをつけることができる
エアコンの場合
- 帰宅途中に事前にエアコンをオンにし、冷房や暖房をつけておくことができる
- 消し忘れを防止のために、毎晩12時に電源をオフにするように設定できる
- 消し忘れて外出してしまっても、外出先からエアコンをオフにできる
- センサー検知できるものであれば、設定温度以上になったら冷房を稼働させることができる
全般的にできること
- リモコンが故障したり、無くしてしまったりした場合にスマホで代替できる
- グループ化すれば、テレビやエアコンや照明を一括でオン/オフができる
- グループ化し、さらにタイマー設定することで定刻で自動でオン/オフができる
ざっと思いつくだけでも上記のようなことができるようになるのです。テレビやエアコンにもともとタイマー機能や消し忘れ防止機能がついている機種も多々あると思いますが、それがついていないテレビやエアコンでもタイマーでのオン/オフができるようになるというのが嬉しいところです。
また、それらの設定がスマホ画面の中で行え、一限管理できるようになるのも筆者にとっては大きなメリットと感じます。
スマートスピーカーと連携できるのが超つよい
上記のスマホアプリだけでも機能としては十分な手応えを感じるのですが、スマートリモコンの強みはスマートスピーカーとの連携によってその威力が倍増します。
実際のところ筆者も、スマートじゃない家電をアレクサと連携させたくて、そのつなぎ目としてこのスマートリモコンを購入しました。そしてそれは間違いなく大正解でした。
アレクサ対応端末と連携してどんな風に使えるようになるのか
アレクサ対応端末と連携することで、アレクサに声をかけて各家電をオン/オフできるのですが、さらにはアレクサの機能である「定型アクション」にも組み込むことができます。
そうすることで、例えば以下のような連続アクションを実行できるようになるのです。
「アレクサ、おはよう」と声をかけるだけで
- リビングとキッチンの照明が点灯し
- アレクサ対応端末から最新ニュースを読み上げ
- アマゾンミュージック内の「ラジオ体操第一」を再生し
- ラジオ体操が終わったら、ラジコが起動する
「アレクサ、出発」と声をかけるだけで
- アマゾンミュージックの再生を停止し
- これからの天気を読み上げ
- エアコンを停止し
- 全ての部屋のライトを消灯する
「アレクサ、ただいま」と声をかけるだけで
- 部屋の全てのライトを点灯し
- エアコンの電源をつけ
- アマゾンミュージックでお気に入りの音楽を再生する
いかがでしょうか。
「そうそうそれをやりたかったんだよ」とうずうずしてきた方、あなたはスマートリモコンユーザーとしての素質があるはず!
筆者の場合はいじり始めたら楽しくて仕方なくなってしまいました。
アレクサ対応端末における定型アクションは、素人でもできるプログラミングのようなもので、自分で組んだアクションが希望通りに動いた瞬間はなんともいえない達成感に包まれ、「やったーできたー」と自己満足しては楽しんでいます。
手がふさがっているときに超強い
スマートリモコンを導入した直後にこんなこともありました。それは大阪なおみ選手が優勝した全豪オープンを観ていたときのこと。
「このあとは総合テレビで放送いたします」というアナウンスがあったのですが、その時筆者はすやすやと眠る生後2ヵ月の赤ちゃんを抱いて両腕がふさがっており、近くにスマホもないし、リモコンを取りに立ち上がるのもちょっとしんどいな、という状態でした。
が、そうだそうだ、アレクサと連携してたんだと思い返し、数分後にチャンネルが切り替わったと同時に「アレクサ、テレビをチャンネル3にかえて」と渾身のひとことを放ちました。すると、すぐに総合テレビに切り替わり、体は動かさず口を動かしただけでテニスの決勝を観続けることができたのです。
スマートリモコンを導入したばかりで、チャンネル変更を試したこともなかった状態での初トライがキレイに決まり、その後に大阪選手の優勝も決まって、とても気を良くした日でした。高校野球なんかでもよくチャンネルの変更があるので、そういったシーンでも活躍してくれそうですね。
実はリーズナブルにできるスマートホーム化
筆者の購入したスマートリモコン「SwitchBot Hub Mini」は3,980円と手の出しやすい価格です。スマホから操作ができたり、スケジューリングもできるようになるので、それだけでも買う価値はあるかなと思います。
加えてスマートスピーカーをお持ちの方には、声での操作や他のスキルや機能との連続実行などもできるため、より強くおすすめしたいところです。気になった方はぜひ「スマートリモコン」で検索をしてみてくださいね。