テレホンカード、オレンジカードなどの払い戻し方法とは?

使われないまま眠っている各種のプリペイドカード。払い戻す方法や条件をまとめました。

★お詫び★ バス共通カードの払い戻しで「残額そのままが現金で払い戻せる」と説明しておりましたが、正確には「計算によりプレミア分に応じた割合で減額される」ため、事実と異なっておりました。訂正しお詫び申し上げます。(2014/03/07)

共通バスカードやハイウェイカード、テレホンカード・・・。時代の流れで使うことがなくなったプリペイドカード、どうしていますか? 実はこれらのカードは払い戻しできる場合があるんですよ。持っている方は捨てないで払い戻しできるか検討しましょう!

バス共通カードの払い戻しは?

PASMO(パスモ)、Suica(スイカ)などのICカード乗車券の拡大によって、取り扱い終了となったバス共通カードは、多くのバス会社で払い戻しができます。
ここでは、東京都交通局が発行したバス共通カードの払い戻しについて紹介しています。
東京都交通局発行のバス共通カードは、2010年7月に取り扱いが終わっていますが、未使用または残額のあるカードについては平成27年7月31日まで手数料無料で払い戻しが可能です。(※1)
残額は計算によりプレミア分に応じた割合で減額されて払い戻されます。
払い戻しは、下記のものを持って最寄の営業窓口へどうぞ。

  • 払い戻しを受けるバス共通カード
  • 印鑑
  • 身分証明書(運転免許証・保険証・住民基本台帳カード等)

東京都交通局ホームにて詳しく解説がされています。

ハイウェイカードの払い戻しは?

高速道路などの有料道路の通行料の支払いに利用していたハイウェイカードも、ETCの普及等によって2006年に取り扱いが終了となりました。
このハイウェイカードも、未使用だったり残額がある場合は払い戻しが可能です。
料金所・サービスエリア・パーキングエリアのインフォメーションで受け取れる払い戻し申込書に必要事項を記入し、カードを同封して「書留郵便」にて郵送すると、だいたい3週間~1カ月後、払い戻し額が指定した金融機関口座へ入金される仕組みです。
払い戻し金額は、ハイウェイカードの残数×(販売金額÷券面金額)となっています。

例:1万円券でカード残数が5,000の場合

 5,000 × (10,000 ÷ 10,500) = 4,762円
 ⇒ 払い戻し金額は4,762円となります。

<申請に必要なもの>

・専用封筒
 料金所・SA・PAのインフォメーションにてお受け取りください。
 「料金受取人払表示」を印刷して封筒に貼りつけて使用することもできます。
・払い戻し申込書
 料金所・SA・PAのインフォメーションにてお受け取りください。
 こちらからダウンロードも可能です。
・申込書の郵送先
 〒222-8725 「ハイウェイカード共同受付センター」宛
 (必ず「書留郵便」で郵送してください。)
全国の高速道路情報サイト「ドラぷら E-NEXCOドライブプラザ」でも詳しく解説されています。

テレホンカードの払い戻しは?

携帯電話の普及で、街中から姿を消しつつある公衆電話。かつて必需品だったテレホンカードも活躍の場を失いつつあります。
テレホンカードは現金に払い戻すことはできません。ただ、NTTに加入している場合、月々の電話料金のうちダイヤル通話料金の支払いに充てることができるんです。この場合、未使用のテレホンカードのみが対象となっており、その際、テレホンカード1枚につき50円(税込52.5円)の手数料が必要です。
この手続きは郵送もしくは一部のNTT窓口で行っているそうです。地域によっても異なるので、詳しくは局番なしの「116」へ問い合せてみてくださいね。

オレンジカードの払い戻しは?

オレンジカードは、JRの駅で切符を買うのに使えるプリペイドカード。2013年3月に発売が終了し、そのうち、10,000円と5,000円のカードは現在利用ができなくなっています。この2種類のカードについては、現在も利用できる1,000円や3,000円のオレンジカード(残余金額については現金)との交換が可能です。
1,000円と3,000円のカードは現在も利用できるため、払い戻しはできません。
オレンジカードの交換は、JR各社の主な駅で交換を行っているので、最寄のJR駅に問い合わせてみてくださいね(※2)。
家で眠っているプリペイドカードの払い戻しをしたら、ちょっとしたお小遣いになるかもしれませんよ。探しみてくださいね!
※ 記事内に記載している払い戻し方法・金額については、2013年1月31日時点での情報となります。
※1 バス共通カードの払い戻しに関する条件・期限は、カードを発行したバス会社によって異なります。カードに記載されている発行元のバス会社にお問い合わせください。
※2 地域によっては、残余金額は減額したカードと交換となる場合があります。各地域のJRにお問合せください。

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Kana.mM(かな)

編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立し、そろそろ10年。旅行、不動産、広告、生活系のジャンルで執筆活動中。趣味は野球観戦と戦争ゲーム。アナログ心を忘れないデジモノ好きを目指しています。