キャンプを楽しむために知っておきたい基本的なマナーとは?

キャンプ人口の増加につれ、マナー違反が散見されるようになってきました。知らないうちに迷惑になっていないか、キャンプ場の基本ルールを改めて確認してみましょう。

アウトドアブームの到来により、近年キャンプ人口が増加してきました。休みの日にはキャンプ場へ、という人も多いのではないでしょうか。

キャンプの人気が過熱する一方、全国のキャンプ場で問題となっているのが、利用者のマナー違反です。自然の保護やキャンプ場の快適な使用のため、各キャンプ場にはルールが設定されており、遵守したうえでの利用が求められます。

では、具体的にどんな点に気をつければよいのでしょうか。この記事では、キャンプ場で守るべき最低限のルールについて解説していきます。

基本のマナーをおさらい!

キャンプ場の環境を守り誰もが楽しく利用するために、マナーを守った利用が求められます。代表的なキャンプ場の利用ルールを確認していきましょう。

テントがはみ出さないよう注意

基本的なことですが、テントが隣のサイト(区画)にはみ出さないよう配慮が必要です。ロープなどがはみ出していると足が引っかかって転倒する恐れがありますし、隣の利用者からプライベートエリアに侵入されるのは気分もよくありません。

無用のトラブルを防止するために、テントはなるべくサイトの中心に設置し、隣のサイトに入らないよう注意しましょう。

他人のサイト(区画)を横切らない

他人のサイトを横切るのもマナー違反です。自分のサイトに戻るときなど、つい最短距離を進みたくなるかもしれません。しかし、区画分けされているキャンプ場では、サイト内は利用者の占有エリアです。いたずらに侵入しないよう注意してください。

ゴミや焚き火の後始末は確実に

キャンプで出たゴミと焚き火の後始末はきちんと行いましょう。ゴミや燃えかすはキャンプ場を汚しますし、火のついた灰が舞うと火災の原因になります。

焚き火の燃えかすやゴミは持ち帰るか、キャンプ場のゴミ箱に廃棄するようにします。

焚き火でゴミを燃やさない

ゴミを焚き火で燃やして処分するのもNG行為です。持ち帰りが面倒でつい火にくべてしまう方もいるのですが、異臭や有害な煙の発生原因となります。ゴミは燃やさないようにしましょう。

直火NG・焚火禁止のキャンプ場もある

意外かもしれませんが、キャンプ場の中には直火での焚き火や焚火そのものを禁止しているところもあります。こういったルールがあるのは、事故の防止や芝生の保護、燃えかすの放置を防止することが理由です。

キャンプでの焚火を楽しみにしている方も多いかと思いますので、キャンプ場に行く前に火の使用についてのルールを確認しておきましょう。

なお、直火禁止のキャンプ場では地面に直接薪や炭を設置することはできないため、焚き火台を持参してください。アウトドア用品店やネット通販で購入できます。

音楽や声のボリュームは控えめに

開放的な空間ではつい音楽のボリュームを上げたり、大声で話したりしがちですが、騒音にならないよう注意が必要です。とくに夜間はボリュームは控えめにするなど配慮しましょう。

炊事場は譲り合って使う

炊事場の数には限りがあるため、譲り合って使用するようにしましょう。食材やビールを冷やすために長時間流しを占拠するなどの行為が見られることがありますが、これはNGです。

キャンプ場のルールを必ず確認する

多くのキャンプ場では、設備の利用に関するルールを設けています。トラブルを防止するために一般的なマナーは当然守るべきですが、キャンプ場独自のルールがないかも確認するようにしましょう。

とはいえ、初めてのキャンプだとわからないことが多く戸惑うかもしれません。こういった場合、キャンプ場に問い合わせれば相談に乗ってくれます。不明点は気軽に聞いてみましょう。

キャンプで自然と触れ合うと普段の便利な生活と違った経験ができて、発見がたくさんありますよね。ぜひルールを守って、キャンプを楽しんでくださいね。

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いちはら

今日の晩御飯から不動産・転職までこなすマルチジャンルライター。Twitterでも活動中。Twitter:@IchiharaMakiwo