「メガバイト(MB)」や「ギガバイト(GB)」など、最近、オンラインストレージの容量などでもよく耳にする「バイト(byte)」。これはデータ量の大きさを表す単位なのですが、どちらがどれくらい大きいのか、そもそも「バイト」ってどういうものなのか。「バイト」について解説します!
そもそも「バイト(Byte)」とは?
コンピュータでは、扱われるデータの量(サイズ)の大きさを表す単位として「バイト」が使われています。
半角英数文字1文字のデータ量が「1バイト」です。1024バイト=1キロバイト、1024キロバイト=1メガバイト、1024メガバイトが1ギガバイト、というように大きさを表す単位が変わっていきます。
ところで、なぜ「1024」という中途半端な数字なのでしょう?
これには、二進法を使うコンピュータならではの理由があります。コンピュータは「0」と「1」を組み合わせる二進法で情報を表現しており、1024は2の10乗であることから、二進法の観点からはキリの良い数字であるとされているのです。
ただ、近年のハードディスク等では、1キロバイト=1000バイトで計算している場合もあります。
~おさらい~
1KB(キロバイト)=1024バイト
1MB(メガバイト)=1024KB(約100万バイト)
1GB(ギガバイト)=1024MB(約10億バイト)
1TB(テラバイト)=1024GB(約1兆バイト)
それぞれのメディアの容量の違い
「1メガバイトは1キロバイトの1024倍!」といわれてもあまり明確にイメージできませんよね。記録メディアで大まかな差をイメージしてみましょう。
最近とんと見かけなくなった3.5インチのフロッピーディスクの容量は1.44メガバイトです。
それに対してCD-Rの容量は700メガバイト、BD-R(Blu-ray disc)の容量は一層の場合で25ギガバイトです(※)。CD-Rはフロッピーディスク約486枚分、BD-Rはフロッピーディスク約17361枚分の容量となります。
さらに1テラバイトの容量を持つハードディスクならば、フロッピーディスクが約728,064枚分のデータ量が入る計算になります!
外付けハードティスクも4テラバイトの製品がありますが、これだとフロッピーディスク約2,912,256枚分ということになりますね(笑)!どんどん扱うデータが大きくなっていると実感します。
日々取り扱っているデータの大きさが、イメージしやすくなったでしょうか。
※CD-R、BD-Rは製品によって容量の違うものもあります。