暑い季節に飲みたいものといえば、やっぱりビール! 毎日、仕事帰りにキンキンに冷えたビールを飲んで帰りたいところだけど、そこまで懐具合がいいわけでもないし・・・。
なんて、悩みをお持ちの方に「家でおいしいビールを飲む方法」を紹介しましょう!
「いや~、樽生ビールに比べたら、缶ビールは味が落ちるよ」なんていう人もいると思うけど、実は樽生ビールと缶ビール、中身はまったく同じなのです!
なので、缶ビールでもポイントを抑えて注げば、サーバーで注いだ樽生ビールのようにおいしくなるんです!
ビールは保管方法で味が変わる!
ビールは保管場所次第で、ずいぶんと味が変わってしまう。日光にさらされると化学変化を起こして、イヤな臭いがついてしまうし、高温の場所に放置しておくと、風味を損ねたり濁ったりしてしまうのだ。
なので、クルマのトランクに置きっ放しにしたり、ベランダに保管するのはNG。
また、振動を受けることでも味が変わってしまうので、ビールを買って帰るときは、自転車のカゴなどに無造作に入れず、なるべく揺らさないで持ち帰ろう。
選ぶグラスによっても味が変わる!
ビールをおいしく飲むためには、グラスの形状にもこだわりたい。おいしく飲めるグラスの条件は・・・
・なだらかな曲線を持つ円筒形
・グラスの縦横比が直径1に対して、高さが1.8~2.2
・グラスの先がすぼまった形状
・グラス内側の底が丸い形状
がいいようだ。
ウチでこの条件に近いものを探してみたら、これがいちばん近かったかな?
ビールの冷やし過ぎは味を悪くする!
ビールは冷やせば冷やすほどおいしい、と思っている人もいるかもしれないけれど、実はそうではない。ビールの適温は4~8℃。冷蔵庫に入れて5~6時間たったものが飲みごろのようだ。
あまり冷やしすぎると泡立ちが悪くなったり、ビールの成分が凝結して濁ったりしてしまう。なので、キンキンに冷やしたり、凍らせたグラスに注いで飲むのは、あまりいいことではない。
ビールの「三度注ぎ」でうまいビールを
ビールをおいしく飲む条件がそろったら、あとはビールを注ぐだけ。でも、ただ注ぐだけではなく、おいしく飲むための注ぎ方もある。それが「三度注ぎ」と呼ばれる注ぎ方だ。
まず、グラスの底に当てるようにビールを注ぎ、泡立てる。
泡がグラスの半分くらいまできたら、注ぐのを止める。
上のほうにある粗い泡が消え、きめの細かい泡だけになったら、次はゆっくりと注ぐ。
9割ほどまできたら注ぐのを止め、再度、粗い泡が消えるのを待つ。
細かい泡だけになったら、さらにゆっくりと注ぐ。泡が盛り上がるまで注ぎ入れたら完成だ。
あとは一気に、渇いたノドに流し込むだけ! ン~、ウマイ!!
普段は缶から直接飲んでいたけど、それに比べると炭酸はキツすぎないし、泡がマイルド。居酒屋の生ビールのようなおいしさだ!
今晩にでも、こんな”おいしいビール”の飲み方を試してみて!
もっとビールのうんちくを知りたい人は「日本ビール検定公式テキスト」なる本があるので、チェックしてみよう!