iPhoneのバッテリーを長持ちさせる10の方法

「最近、iPhoneのバッテリーがすぐに少なくなる。そろそろ買い替えどきかな?」と思う前に、これから紹介する10の方法を試してみよう。バッテリーの持ちが格段によくなるかもしれないぞ!

「iPhoneのバッテリー、最近すぐに減っちゃうな。そろそろ買い替えかも?」と、バッテリーの消耗を理由に買い替えを検討する人は、けっこう多い。でも、バッテリーの減りが早いのって、もしかしたら寿命じゃないかもしれない。
というわけで「バッテリーの減りが早いかも?」と思ったときにやっておきたい、バッテリーを長持ちさせる10の方法を紹介しよう! これでバッテリーの減りが気にならなくなれば、愛着のあるiPhoneをもっと長く使っていられるぞ!

最新のOSにアップデート

iPhoneが最新バージョンのiOSになっているかどうかを確認してみよう。最新のOSには最先端の節電技術が採用されていることが多いので、最新OSにアップデートするだけで、バッテリーの持ちがよくなる可能性がある。

 
アップデートが必要かどうかは[設定]アプリから[一般]を開き、[ソフトウェア・アップデート]を選んで確認しよう。

画面の明るさを下げる

画面の明るさを常に高い照度にして使っていると、バッテリーの減りが早くなる。明るければ画面がハッキリと見えるので使いやすいかもしれないが、必要以上に明るいとバッテリーをムダに消費してしまう。画面を適正の明るさに調節して、バッテリーのムダづかいをなくしてみよう。
また、明るさの自動調節をオンにしておけば、暗いところで必要以上に明るくならないので、バッテリーを長持ちさせることができる。
画面の明るさを調整するときは、画面の一番下から上に向かってスワイプすると「コントロールセンター」が開くので、そこからスライダを使って明るさを調整しよう。

明るさの自動調整はiOS11の場合、[設定]から[一般]を開き[アクセシビリティ]を選択。[ディスプレイ調整]にある[明るさの自動調節]でオンを選択する。
関連記事:iPhoneの「コントロールセンター」でしか使えないお役立ち機能があるって知ってた?

ネットワーク接続はWi-Fiで

ネットワーク接続をする場合は、携帯電話ネットワークを使うよりも、Wi-Fi接続したほうがバッテリーの消費を少なくすることができる。画面の一番下から上に向かってスワイプし「コントロールセンター」を開けばWi-Fiをオンにできる。
ただしネットワークを接続しないときは、Wi-Fiをオフにしておこう。オンになっているだけで、iPhoneが無線LANを探してしまい、バッテリーをムダに消費してしまう。

低電力モードをオンにする

バッテリー残量が20%になったとき、さらに10%消費したときに通知が届き、ワンタップで低電力モードに切り替えることができる。これを残量が少なくなる前に手動で設定することで、常にバッテリーの消費を抑えることができるようになる。

[設定]から[バッテリー]を選択し、[低電力モード]をオンにする。こうすることで画面の明るさを低減させたり、”Hey Siri”、アプリのバックグラウンド更新、自動ダウンロード、一部のビジュアルエフェクトなどの機能を最小限に抑えることができる。
低電力モードのときは、画面上の電池マークが黄色く表示されるので、ひと目でモードの状態がわかる。

バッテリーの使用状況を見る

どのアプリがバッテリーをより多く消費しているかが分かれば、バッテリーのムダ使いを減らすことができる。

使用状況を管理するためには、まず[設定]を開いて[バッテリー]をタップ。そうすると、各アプリがどのくらいバッテリーを消費しているかを確認することができる。
インストールしたけれど使っていないというアプリがあれば、いっそのことアンインストールしてしまおう。アプリによっては、バックグラウンドでのバッテリー消費が抑えられることもある。

アプリのバックグラウンド更新をオフにする

アプリを使っているときでも、別のアプリがバックグラウンドで更新などの処理を行っていることがある。その作業を頻繁に行われるとバッテリーは消費されてしまうので、その機能をオフにしておこう。

[設定]から[一般]を選択し[Appのバックグラウンド更新]をタップ。[Appのバックグラウンド更新]を選択してオフにする。アプリごとに設定を変更することもできる。

アプリの位置情報サービスをオフにする

アプリが位置情報サービスを使用していると、情報を取得しようと頻繁に処理が行われるので、バッテリーが消費される。それを防ぐためには、アプリの位置情報サービスをオフにすればいい。

まず[設定]から[プライバシー]を選択し、[位置情報サービス]をタップ。表示された画面で位置情報サービスをオフにする。
「便利な機能だからオフにはしたくないなぁ」ということであれば、アプリごとに設定が可能なので、必要なアプリのみ設定をオンにしておこう。

アプリの通知を許可しない

アプリからの通知が届くと、そのたびにスリープが解除されてホーム画面やロック画面が表示される。それが頻繁に行われるとバッテリーが消費されるので、この設定をオフにしておけば、バッテリーの節約になる。

[設定]から[通知]を選択。上部に表示された[プレビューを表示]をタップして[しない]を選択すれば、アプリからの通知は表示されなくなる。特定のアプリからの通知は表示したいということであれば、個別に設定を行おう。

機内モードをオンにする

通信電波が弱かったり、圏外だったりした場合、iPhoneは強い電波を探そうと頻繁にアクセスを試みる。そうするとバッテリー消費も多くなるので、電波が極端に弱い場所や圏外の場所では、電波を受信しない状態にしておきたい。
そんなときに便利なのが「機内モード」だ。本来は飛行機の計器類に影響を及ぼさないように通信をオフにする機能。しかし、電波が弱かったり圏外の場所で使用すれば、簡単に通信をオフにできるので便利だ。

画面の一番下から上に向かってスワイプし「コントロールセンター」を開く。そして左上の飛行機マークをタップすれば設定の完了だ。

極端な高温、低温を避ける

今まで紹介してきたように、インストールしているアプリやiPhoneの設定によって、バッテリーの減りが早くなる。けれど、その前にチェックしておきたいことがある。それはiPhoneの置かれる環境だ。
バッテリーは高温な環境に置かれると、充電してもバッテリー容量が回復しない損傷を受ける場合がある。一度損傷を受けるとiPhoneの駆動時間が短くなってしまうのだ。最適な周辺温度は16~22℃。そして35℃を超えると損傷を受ける可能性がある。
高温になる駐車中の車内などに置いておくと、回復できないダメージを受けることがあるので十分に注意しよう。
ちなみに、低温の環境に置いておいてもバッテリー駆動時間が短くなることがあるが、これについては、バッテリーの温度が適正な範囲に戻れば通常通りになる。

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牛島義之(うしじまよしゆき)

アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、遊びにまつわる数々の原稿を雑誌やWEBサイトにて執筆している。 ⇒今日も明日も『ゆる~い生活』