エンジョイ!マガジンでは過去さまざまなアート作品を紹介してきましたが、今回は「バナナ」を使った珍しいアート作品をご紹介します。
それも最近話題沸騰中の「バナナタトゥー」!
笑っていいとも!(フジテレビ系)でも紹介されていましたね。
バナナタトゥー作品を見てみよう
そんなバナナタトゥーの第一人者ともいえるのが、作詞家でもあるエンドケイプさん。オフィシャルブログ「エンドケイプほぼオンライン」でも、作品を紹介しています。
今回はエンドケイプさんにお話を伺いつつ、これまでに作ったバナナタトゥーの中から、これは凄いという作品を紹介します。
こちらのテーマは『モナリザ』。意識したのは「虫ピンの刺し方で繊細な濃淡を作り、原画を忠実に再現すること」だそう。まるで本物のモナリザのよう・・・! 2時間30分かけて完成した力作です。
こちらのテーマは『初音ミク』。ポイントは「服や髪に浅くピンを刺し影を入れること」だそう。浅めに彫っているため、2日くらいは見て楽しめる、”もち”の良さも特徴。製作時間は2時間です。
こちらのテーマは『キリン』。苦労したのは「意外とキリン柄が複雑だったこと」だそうで、所要時間は1時間30分。黒い柄の部分に時間がかかりそうですね。こちらも2日は持ちます。
こちらのテーマは『パズル』。「1ピースくりぬいて自分探しの旅を表現した」とエンドケイプさん。これはお洒落・・・! 製作時間は1時間30分。
エンドケイプさんに聞いた、バナナタトゥーの作り方
では実際に、バナナタトゥーはどうやって作るのでしょうか?
聞いてみたところ、用意するものは「バナナ」と「虫ピン」のみ!
バナナの皮の表面に虫ピンで小さな穴を開けることで線を描いていくと、穴から酸化して変色し、絵が浮かび上がってくるという、地道でシンプルな工程です。制作時間は1時間30分〜2時間程度の作品が多いそう。
上手にバナナタトゥーを彫るコツについて聞いてみると、「バナナに負担がかかる下書きを一切しないので、全体的な構図を想像しながら、先に彫り進めていくことです」とのこと。勢いや、バナナに対する感謝も大事なのだとか。
バナナ選びも、作品の出来と大きく関係している気がします。
「僕は柔らかくなくて、かつサイズの大きいものを選んでいます」とエンドケイプさん。
「バナナは五角形くらいの平面から成り立っているため、そのバナナにどれだけ大きくて描きやすい”平面のキャンバス”があるかを見つけることが大事です」。
小さいバナナよりも、大きいバナナの方が作業しやすいのは確かですね。
この記事を読んでバナナタトゥーに挑戦したくなったら、大きめの五角形に近いバナナを買いましょう!
「エンジョイ!マガジン」バナナを作ってもらった!
最後に、エンドケイプさんにエンジョイ!マガジンの「バナナタトゥー」を作っていただきました。
じゃ~ん!! これはスゴい!!
見慣れたロゴと身近なバナナの組み合わせなのに、なんだかとってもおしゃれに見えますね!
エンドケイプさんがバナナタトゥーを彫り始めたのは、海外で異国情緒のある図案のバナナタトゥーを彫る人を見たことをきっかけ。日本的なモチーフやアイデアをプラスすれば、海外でも喜ばれるのではないかと思ったそうです。今後の作品も楽しみですね!
エンジョイマガジンでは、過去にも「トイレットペーパーおりがみ」など、ユニークなアートをいくつかご紹介しています。皆さんも面白いアートを見つけたら、エンジョイマガジン編集部まで教えてくださいね!
追加情報!ゆるくないキャラもバナナタトゥーに!!
なんと、BIGLOBE発のゆるくないキャラ「セキュリティ戦士マモルくん」のバナナタトゥーも制作してもらったみたいです!
ウイルスがバリアで跳ね返るところまで彫ってあるあたり・・・さすがです。
マモルくんとは一体何か、なにをしているのか、もっと知りたいという方はこちらを見てください。
取材協力:エンドケイプ(@endcape)
作詞家・バナナタトゥーアーティスト。初音ミク・アイドルやゆるキャラ楽曲多数。作詞した【初音ミク】LOL -lots of laugh-はニコニコ動画で100万再生を突破。