Excelを使っていると、いろんな面倒が省ける機能があって便利だけれど、ときにお節介すぎてうっとうしくなることも・・・。
そこで今回は、以前紹介して好評だった記事「Wordの『勝手に箇条書きになる』などの3つの機能をオフにする方法」に続き、Excelの余計な機能をオフにする方法を紹介していこう!
*記事では「Microsoft Office Excel 2007」を使用しています。
1.アルファベットの文頭が勝手に大文字になる機能をオフにする
勝手にアルファベットの1文字目を大文字にされたり、括弧を入力すると意図していない記号になったりすると、イラッとしますよね。1回ならまだしも、何度も繰り返されるとイライラも限界に・・・。
でもこれ、こんな簡単にオフにできるんです!
①左上にあるオフィスボタンを押して、下段の[Excelのオプション]をクリック。
(※Microsoft Office Excel 2019、2013、2016、Office365では「オフィスボタン」の代わりに「ファイルタブ」を開いて)
②左側の[文章校正]をクリックし、[オートコレクトのオプション]ボタンを押す。
③[オートコレクト]タブにある[文の先頭文字を大文字にする]のチェックを外せば、勝手に大文字にはならない。そのほか自動修正してほしくない文字があれば、「入力中に自動修正する」の下にある表内の文字列を削除すればいい。
2.入力時に「前の入力結果がしつこく表示される」機能をオフに!
前に入力された文字と同じものを入力すると、前の入力結果を表示するのが「オートコンプリート」機能。
そのままリターンキーを押すと、表示された内容が確定されるので、同じ文字を打ちたいときには便利だけど、そうじゃないときは、とってもうっとうしい。
この機能をオフにするのも簡単だ。
途中までの手順は「オートコレクト」のときと同じ。
①左上にあるOfficeボタンを押して、下段の[Excelのオプション]をクリック。
②左側の[詳細設定]をクリックして、[オートコンプリートを使用する]のチェックを外す。
これだけで「オートコンプリート」機能をオフにすることができる。
3.URLやメールアドレスに勝手にリンクが設定される機能をオフにする
URLやメールアドレスを入力すると、その文字列をクリックするだけでブラウザやメールソフトが起動する「ハイパーリンク」。
これも使いたいときにはすごく便利だけれど、必要ないときはとってもジャマな機能だ。
これも上記二つと途中までの手順は同じ。
①左上にあるOfficeボタンを押して、下段の[Excelのオプション]をクリック。
②左側の[文章校正]をクリックし、[オートコレクトのオプション]ボタンを押す。
③[入力オートフォーマット]タブにある[インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する]のチェックを外せばOKだ。
外してしまっても、指定した文字列を右クリックでハイパーリンクにすることもできるので、使うときに設定し直さなくても大丈夫。
4.「1/2」と入力すると日付が表示されてしまうときは・・・
単に文字として「1/2」と入力したいのに、入力すると勝手に「1月2日」にしてしまう機能も、かなりイラッとすることが多い。でもこれ、すごく簡単な方法で回避できる。
普通に入力すると・・・
「1/2」が「1月2日」になってしまう。
でも「1/2」の前に「’」を入れると・・・
「1/2」と入力されました!
ちなみに「’」は「Shift+7」で打てる。
1つのセルだけでなく、たくさんのセルで同じようにしたいときは・・・
①入力する列を選択して右クリックし、[セルの書式設定]を選択。
②[表示形式]タブにある[文字列]を選んで[OK]ボタンを押せば、数字が文字として表示されるようになる。
ちなみに「0 1/2」と入力すると、「1/2」は分数として表示されるので、数式を入力したいときは、この方法を活用してみよう!