Appleの決済サービス「Apple Pay」が使えるようになって、早1か月。iPhone 7/7 Plusであれば、登録したクレジットカードでのアプリ内決済やウェブ決済だけでなく、Suicaを使った交通機関や店舗での決済にも対応しています。
サービス開始日からさっそくiPhone 7でApple Payを愛用している筆者が感じた、Apple PayでSuicaを使う魅力をお伝えしましょう。
Suicaカードはオンラインでも発行可能
iPhone 7/7 PlusにはFelicaが搭載され、JR東日本の「Suica」が利用できます。とはいえ、筆者はこれまでSuicaユーザーではなかったので、JRの券売機にICカードを買いに行かないといけないのか……と、少し億劫でした。
しかし、よく調べてみると、「Suica」アプリを使ってSuicaを発行できるとのこと。さっそくアプリからSuicaを発行して、使い始めることにしました。
Suicaアプリで登録できるクレジットカードは、ビューカード、JCB、VISA、Diners Club、JR東海エクスプレス・カードに限られています。ちなみに、オートチャージ機能を使うには、ビューカードを登録しなければなりません。
また、別途Apple Payにもクレジットカードを登録しておけば、そちらのクレジットカードでチャージすることもできます。
端末の先端を改札にかざすイメージで使おう
AndroidでSuicaを使う際は、スマホの背面全体をリーダーにペタッと近づけていました。iPhoneの場合は、端末の先端を改札のリーダーにかざすイメージで使うようです。このとき、Walletアプリの起動やTouch IDによる認証は一切不要。
改札を通るとSuicaの残金がポップアップで表示されるので、移動中にチャージしておこうといったことを考えられるのが便利です。
電車やバスはもちろん、タクシーの乗車時にも使えます。「Suicaで支払います」と伝え、これまでのSuicaカードと同じようにリーダーにかざすだけで構いません。利用履歴はドライバーにお願いしないと残せないようなので、必要に応じてひと声掛けるといいでしょう。
ただし、iPhoneのバッテリーが切れると決済はできません。万が一の場合に備えて、モバイルバッテリーは携帯したほうが良さそうです。
店頭での決済はアプリの起動が必要なことも
Apple PayはSuicaが使えるコンビニや自動販売機でも使えるので、小銭を出す手間が格段に減りました。ただし、これらの決済は、Walletアプリの起動やTouch IDによる認証をする必要な場合があります。一度、筆者もこれを忘れて決済しようとして使えなかったことがあるので、同じ失敗をする人も多いのはないでしょうか。
ロック画面からWalletアプリを起動するには、スリープ状態でホームボタンを素早く2回押すだけです。あとは端末をリーダーにかざしながら、指紋認証をすれば、支払いは完了です。
電子マネーを使い慣れていない人でも、一度使い始めるとその利便性に気付かされること必至です。万が一、財布を忘れて出かけてしまっても、iPhoneさえあえればスマートに決済できるので、日常的に使わなくても登録だけはしておくことをおすすめします!
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