発売から26年!「たまごっち」の歴史と変遷をたどる

発売当時、一世を風靡した「たまごっち」。ブーム後も実はさまざまな進化を遂げています。発売から26年、「たまごっち」の歴史と変遷を追ってみました!

爆発的な人気を博した「たまごっち」

1996年にバンダイから発売され、女子高校生を中心にブームとなり、一時は入手困難になるほどの社会現象を巻き起こした「たまごっち」。

「持ってた、懐かしい!」「昔流行ったのを聞いたことがあるな……」「むしろ今、うちの子どもが遊んでる」など、世代によっていろいろな声が聞こえてきそうです。

ご存知の人も多いかもしれませんが、「たまごっち」は発売以降、さまざまな進化を遂げ現在に至ります。

今回はそんな「たまごっち」の歴史を振り返りながら、変遷をたどってみました。

「たまごっち」ってどんな玩具?

1996年の11月23日、「たまごっち」“携帯育成デジタルペット”というコンセプトで登場したキーチェーン付きの玩具です。
名称は「たまご」+「ウォッチ(時計)」に由来していて、その名の通り時計としても活用できるアイテムです。

初代「たまごっち」の画像がこちら。
今見ると、このカクカクしたたまごっちの姿が何とも味わい深いですね……。

🄫BANDAI

産まれたばかりの「たまごっち」にご飯やトイレのお世話をしたり、ミニゲームで遊んであげたりして育てていく玩具で、育て方によってどのように成長するかが変わります。

当時、人気商品でなかなか手に入らなかったのですが、筆者もやっとの思いで手に入れて遊んでいました!

お世話を怠ると死んでしまうこともあり、おもちゃとわかっていてもけっこうショックだった記憶があります……。

中でも、白カラーの「たまごっち」は特に人気で、特に手に入れるのが難しかったようです。

余談ですが、筆者も白が欲しかったのですが手に入らず……。持っていたのは左下のブルーのもの。懐かしいなあ。

🄫BANDAI

時代とともに進化する「たまごっち」

ブームの後、世間から消えてしまったと思いきや、たまごっちは少しずつ進化し、リニューアルを繰り返しながら今に至ります。

こちらは発売から現在までの「たまごっち」の変遷をまとめたもの。

 

🄫BANDAI

1996年から2023年まで、実に37もの「たまごっち」が誕生しています。
アニメなどとコラボした「たまごっち」も多数登場しました。

この中から、いくつかご紹介していきます。

赤外線通信ができる「かえってきた!たまごっちプラス」

2004年に発売された「かえってきた!たまごっちプラス」では、「たまごっち」初の赤外線通信機能が搭載されました。

🄫BANDAI

ほかの人のたまごっちと通信をすることで、たまごっち同士がお友達になったり、おみやげを交換したり、ミニゲームをしたりできるように。さらに「仲良し度」が上がれば結婚をして2世を誕生させることも可能になりました。

赤外線通信により、ユーザー同士のコミュニケーション要素が大幅にアップしたといえるでしょう。

画面がカラーに!「たまごっちプラスカラー」

2008年には、カラー画面を採用した「たまごっちプラスカラー」が登場。

🄫BANDAI

カラーになったことで、たまごっちの表情が豊かになったほか、時間や天気の変化、季節の移り変わりなどが描かれ、「たまごっち」の世界観がよりリアルに再現されるようになりました。

この後も、Bluetooth(ブルートゥース)が搭載され、アプリとの連動が可能になった「たまごっちみーつ」(2018年発売)や、タッチ機能の搭載によりたまごっちを撫でられる「Tamagotchi Smart」(たまごっちスマート/2021年発売)など、新機種が発売されています。

最新機種はWi-Fiで通信できる「Tamagotchi Uni」

2023年7月には、シリーズ最新の「Tamagotchi Uni」(たまごっちユニ)が発売されました。

🄫BANDAI

こちらはたまごっちの見た目や性格のバリエーションが広がり、より個性的な、自分だけのたまごっちを育てられるようになっているのだとか。

また、Wi-Fi機能がついており、ユーザー同士でアイテムを交換したり、一緒にアクセサリーをハンドメイドしたりと、より活発なコミュニケーションが実現しました。

さらに、たまごっちのメタバースである「Tamaverse」(たまバース)へおでかけして、世界中のユーザーが育てたたまごっちに出会えるという多機能ぶり。

令和版の「たまごっち」、何ともすごい世界です……!

「たまごっち」について詳細はこちら

赤外線通信やWi-Fi通信機能の搭載など、まさに時代とともに歩んできた「たまごっち」シリーズ。これからもどんな風に進化していくのか楽しみですね。

あなたにオススメ

Kana.mM(かな)

編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立し、そろそろ10年。旅行、不動産、広告、生活系のジャンルで執筆活動中。趣味は野球観戦と戦争ゲーム。アナログ心を忘れないデジモノ好きを目指しています。