スマートなドアベル「Nest Doorbell」ってどんなもの?

インターフォンが壊れ、新製品を物色していたときにひっかかってきたのがGoogleのドアベル「Nest Doorbell」。Wi-Fiでつながる魅力に惹かれて購入してみました。

インターフォンが壊れ、新製品を物色していたときに見つけたのがGoogleのドアベル「Nest Doorbell」。各部屋の子機とWi-Fiでつながり、スマートフォンから手軽に設定できる魅力に惹かれて購入してみました。利用し始めて2ヶ月ほどたちます。

Nest Doorbellってなに

「Nest Doorbell」は、IT大手のGoogleが発売したスマートドアベルです。日本で発売されたのはバッテリー内蔵方式の第二世代(2021年)から。第一世代は有線電源接続方式で日本のDC 5V 電源に対応していなかったため、発売されませんでした。

玄関への取り付けはちょっと難関ですが、あとはWi-Fi環境さえあれば、画面付きスマートスピーカーである「Google Nest Hub」や「Google home」、「Google home mini」、各種スマートフォンなどとつながり、快適なドアベルライフが待っています。

来客があると自動認識し、通知がきます。画面付きのスマートスピーカーやスマートフォンなら玄関前の景色を見て、音声で応答することも可能です。
ドアベル本体の値段は、2万3,900円と、スマートドアベルとしてはお手軽。

角丸の長方形で、見た目はとてもオシャレ。上にレンズ、下にボタンというシンプルな構成です。

▲玄関に取り付けるNest Doorbell。日本で販売されているのはホワイトモデルのみ

Googleのドアベルでできること

「Nest Doorbell」には、130万画素のカメラとボタンがついています。設定によって、ボタンを押した場合のみ通知がくるようにもできるし、カメラになにかが写ると自動的に通知が来るようにも設定できます。

ふつうに使えばインターフォンですが、庭の監視などにも使えるユニークな製品です。

つながる機器は、映像を見たいなら画面付きスマートスピーカーである「Google Nest Hub」やスマートフォンを選択できますし、音だけでよければAIスピーカーである「Google Home」や「Google Home Mini」を選択できます。

我が家の場合は、リビング、夫婦各自の寝室、仕事部屋の4部屋に子機を置きたいと思いました。通常のインターフォンの場合、子機の数を増やすとかなり割高になります。フリマアプリでGoogle Home Miniを探すと、1台1,000円から2,000円程度で手に入ることがわかりました。4台でも1万円以内。

配線工事の必要もないことから、玄関のNest Doorbellと合わせても、3万円少しの出費で済みます。コストパフォーマンスのよさが購入の決め手になりました。
Google Home Miniはすでに第二世代が出ており、こちらはもうすこしお値段が張りますが、ドアホンとして利用するだけなら第一世代でとくに問題はありません。

最大の関門は取り付け

さて、購入した「Nest Doorbell」が送られて来ました。
内容物は以下の通り。
・Google Nest Doorbell(内蔵バッテリー・電源直結併用型)
・壁取り付けプレート
・角度調整用パーツ
・延長ケーブル(注: バッテリーを使用する場合は不要です)
・ネジ
・壁用アンカー
・スペーサー
・ロック解除ツール
・USB-C – USB-A 充電ケーブル

▲Google Nest Doorbellの内容物。とくに大事なのはロック解除ツール(予備がないのでなくさないで!)

Nest Doorbellは壁取り付けプレートをドアにネジで取り付けなければなりません。この部分、賃貸住宅では敷居が高いですね。跡が残らないよう屋外用粘着テープを使って仮止めする手もありますが、どのくらいもつかは保証できません。

我が家の場合は、鉄の扉の横にガラスと鉄細工のスペースがあったので、ここに木の板を針金で縛り付け、壁取り付けプレートを取り付けるという工夫でしのぎました。角度調節パーツを間に挟むと、右か左に角度をずらすことができるので便利です。

壁取り付けプレートさえ取り付ければ、あとは本体をはめ込むだけで自動的にスイッチが入ります。

▲板をくくりつけ、なんとかプレートの取り付けに成功

▲プレートに本体をはめ込む。はめ込むと同時に本体にスイッチが入る仕組みになっている

Google Nest Doorbellのセットアップ

無事に取り付けられたら、実際に「Nest Doorbell」が使えるようにセットアップしましょう。スマートフォン用のアプリ「Google home」(Android用iPhone用)をダウンロードしておきます。アプリを開くと、Googleアカウントへのログインを求められます。

「Googleアカウントってなに?」という方は、先にGmailのメールアドレスを作成しておきましょう。
新しい家を追加し、「次へ」をタップすると、付近のデバイスが検出されます。「Google Nest Doorbell(Battery Type)」を選択し、Nest Doorbellの背面にあるQRコードをスキャンします。あとはアプリに表示される手順に従っていけばOKです。

各部屋の子機も自動的に検出されますので、設定に加えていきます。

この過程で、ちょっとしたトラブルが生じました。我が家の場合、複数の無線LANを利用していたので、Nest Doorbellと子機が異なる無線を拾ってしまったのです。同じ無線LANからの無線でないと、機能しませんのでご注意を(こんな特殊例はあまりないでしょうが)。

▲Google homeのトップ画面

Nest Doorbellの使い勝手

Nest Doorbellを取り付けてから、宅配便の受け取りを逃してしまうということがなくなりました。各部屋にGoogle Home Miniがあり、チャイムで来客を知らせてくれるからです。毎回「玄関にどなたかいらっしゃいました」と音声で教えてくれるので、聞き逃すことはないでしょう。

▲「Google Home Mini」。ごく小さいので、電源さえあればどこにでも置ける

また、外出中に来客があったとき、スマートフォンから相手の顔を確認できるのも便利です。セールスならスルー、知り合いなら折り返しで返信といったことが気軽にできるようになりました。「Google Home」アプリで「通知」を設定すると、ドアベルが押されるたびにスマートフォンの画面に「即時通知 ドアホン 玄関」というバッチが表示されます。

▲「通知」の設定。「玄関の設定」(ライブカメラ画面の上部に設定ボタンがある)を開き、「通知」の中の「プッシュ通知」をオンにする

▲ドアベルが押されると、スマートフォンの画面上部に「即時通知 ドアホン 玄関」というバッチが表示される

バッチをタップすると、カメラのライブ映像が表示されます。カメラの視野は145度あり、かなり広い範囲の様子がわかります。
音声ボタンをタップすれば、音声で返答することができますし、クイック応答を選べば、自動応答もしてくれます。このあたりの賢さはさすがの一言。

▲カメラのライブ画面。下部にクイック応答ボタンと音声ボタンがある

夜、かなり暗くなってからでも、きちんと顔が識別できるのは驚きです。暗視機能を備えており、光の感じられない夜でも、高出力赤外線(IR)LEDで明るい画面が撮影できます(暗視機能を使う場合はカラーからモノクロに切り替わります)。

▲我が家の場合、近所に街灯があるので、夜でもかなり鮮明に映る

Nest Doorbellのバッテリーは長持ち

今回発売となった「Nest Doorbell」の特徴は、電源がバッテリー内蔵になったことです。通常の使い方で、バッテリーの保ちは2、3ヶ月程度。バッテリーの残量はつねに「Google Home」のアプリに表示されます。残りが少なくなったら、プレートから本体を取り外し、USB-Cのケーブルで充電すれば、ふたたび100パーセントに戻ります。

本体を取り外す時に必要なのが、ロック解除ツール。数ヶ月に一度しか出番がありませんが、なくしてしまったらどうにもなりません。
解除にはちょっとコツが必要ですが、Nest Doorbellの上部のあたりを押しているうちに、本体を取り外すことができます。充電にかかる時間は5時間程度。もう一度取り付ける時にはカチッと音がするまで慎重に取り付けてください。

▲取り付けプレートから本体を外す

バッテリーは節約設定も可能

節約設定を駆使すれば、時間はもっと延びます。

たとえば、GoogleはNest Doorbellが人や動物を感知する動作をアクティビティと呼んでいますが、このアクティビティの質を決めるのが「電池使用量」の設定です。「録画時間が長い」「バランス(デフォルト)」「電池が長持ちします」という3種類から選ぶことができ、我が家では「電池が長持ちします」を選択していますが、画質、時間の長さなど不満はありません。

▲「玄関のデバイス」→「玄関の設定」→「電池使用量」で設定する

もうひとつ、バッテリーを長くするには、エリアの設定があります。

Nest Doorbellのカメラは非常に視野が広く、玄関の外まで感知します。監視カメラとして利用できる反面、家の前の道を通るすべてのもの、向かい家の人や車の出入りなども捉えてしまうのです。これらをすべて通知しているとバッテリーの消費につながります。そこで、感知するエリアを指定して、アクティビティを減らします。

▲「玄関のデバイス」→「玄関の設定」→「アクティビティ」→「モーション検知アクティビティ」

▲玄関の内側だけを監視するようにピンクのエリアを設定

月630円のオプションサービス「Nest Aware」

Nest Doorbellには「Nest Aware」というサブスクリプションサービスがあります。このサービスに加入しない場合、履歴は過去3時間分しかさかのぼれません。

防犯カメラ的に使う場合には過去にもさかのぼって記録を見たいですよね。その場合は、Googleの提供するサブスクリプションサービス「Nest Aware」に加入することになります。
加入すると、過去30日間の動画履歴を見ることができるようになります(Nest Aware Plusの場合は60日)。

▲時刻単位で履歴を見ていくことができる。サムネイルがつくので見やすい

▲「全履歴」をタップすると、日付ごとにサムネイルが表示される。荷物を持っている人は「配達員」というふうにアプリ側が自動認識する

Nest Doorbellはインテリジェントアラート機能として、買ったままの状態でも、人、動物、車両の検出機能を持ち、荷物の検出もできますが、Nest Awareに加入すると、それに加え、認識済みの人物の検出機能も加わります。たとえば、動画履歴から家族の分を省くといった設定が可能になるのです。ただ、このコロナ禍でみんなマスクをするようになり、現実にはあまりこの機能が働かないのが残念です。

取り付けさえできれば快適!

というわけで、Nest Doorbellの購入から設定までをざっくりとご紹介してきました。取り付けがやや困難ですが、そこさえ乗り越えてしまえばあとは快適。
必要になれば、子機を気軽に買い足していけるところが魅力です。

数ヶ月に一度内蔵バッテリーを充電しなければなりませんが、慣れてしまえばそれほどの手間はかかりません。バッテリーの残量はつねにアプリ画面に表示されるので安心です。

我が家で購入した「Google Home Mini」はふつうにAIスピーカーとしても利用できるので、音楽を聴いたり、タイマー代わりにしたりして利用しています。
現在使っているインターフォンで不便がないのにわざわざ買い換える必要はありませんが、新規に取り付けたり、買い換えの必要が発生した時には、候補として考えてみてはいかがでしょう。


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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。

*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。

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深川岳志

1960年、兵庫県生まれ。大学時代はSF大会(Daicon3、4)の運営にのめり込む。卒業後、編プロを経てITライターに。ショートショートを書くのが趣味。note:https://note.com/fukagawa