新しい本に出会うための書評サイト5選

Amazonなどの通販サイトで本を買っているとどうしても自分のよく知っているジャンルや作家の作品ばかりを買いがちです。新しい視野を開くために、書評サイトを利用しましょう。

Amazonなどの通販サイトで本を買っているとどうしても自分のよく知っているジャンルや作家の作品ばかりを買いがちです。お薦めされる本も、自分のすでに買った本から類推したものばかりで、視野が広がりません。しかし、世の中には自分の知らない面白本、お役立ち本が山ほどあるはずなのです。
新しい視野を開くために、書評サイトを利用するのはいかがでしょう。

この記事では、書評を多く掲載しているサイトを5つ紹介します。

信用する書評家から本を薦めてもらう「ALL REVIEWS」

ALL REVIEWS」は、オールジャンルを扱う書評サイトです。特徴は、活字メディアに一度発表された書評を再録していることです。書評のほかに解説や選評なども掲載しています。
全体は「文学・評論」「人文・思想」「社会・政治」「ノンフィクション」「歴史・地理」「ビジネス・経済」「投資・金融・会社経営」というふうにジャンル別に分かれていますので、自分の興味のあるジャンルを掘っていくと、面白い本に出会えるかもしれません。
お薦めの読み方は、「書評家」のボタンをクリックし、ALL REVIEWSに寄稿している書評家の一覧リストを見て、信用できると思った書評家のレビューを順番に読んでいくことです。思わぬ本と出会える可能性があります。

▲トップページ。「書評家」をクリックしてみよう

▲書評家の一覧リストが表示されるので、気になる書評家の名前をクリック

小説以外の本に特化した書評サイト「HONZ」

HONZ」は、小説、自己啓発、IT専門書以外のすべての本を扱う総合書評サイトです。入手しやすさを考慮して、執筆時点で出版から三ヶ月以内の本を取り上げています。
雑誌からの転載もあれば、書き下ろしや著者インタビューもあり、バリエーションは豊富。書き下ろしの書評は長さに制限がないためか、分量長め。面白本ががっつりと紹介されています。
このサイトにも、レビュアーの一覧があり、気に入ったレビュアーが見つかれば、その人のお薦め本を順番に見ていくことができます。
2021年の7月に10周年を迎え、「決定版-HONZが選んだノンフィクション」という本が出版されました。

▲トップページ

▲トップページで「レビュアープロフィール」ボタンをクリック。「記事一覧」をクリックすれば、その人が書いたすべての記事を読める

気分に合わせて本を選べる「好書好日」

好書好日」はデザインが美しく、目にやさしい書評サイトです。
朝日新聞の運営するWebメディアで、「旅する」「味わう」「考える」など目的に合わせた選書をしています。掲載されているのは、コラム、インタビュー、書評など。
書評は朝日新聞に掲載されたものなので、一本一本があまり長くありません。サクッといろいろな本の紹介を読んでみたいという方にお薦めです。
「文芸」や「コミック」というカテゴリーもあるので、エンターテインメントを求める人の需要も満たします。

▲トップページ

▲「文芸」から「書評」を選択したところ

新しい作家を知りたい人のための「杉江松恋の新鋭作家ハンティング」

KADOKAWAの文芸Webマガジンである「カドブン」。その中の一連載である「杉江松恋の新鋭作家ハンティング」に注目。
隔週ごとに、新しい作家をひとり紹介してくれます。
書店にいくと山ほど出ている新刊。作者の名前がほとんどわからないことに絶望しかけたりしますが、それだけたくさんの著者が登場している証拠ともいえます。
その中で注目株は誰なのか、それを教えてくれるのがこの連載です。
小説好きで、新しい作者を開拓してみたいという方にお薦め。
また、この連載だけでなく、カドブンのレビューには角川文庫の巻末解説が多数掲載されているので、解説好きの人はぜひ読んでみてください。

▲カドブンのレビューページ。いろいろな解説が読める

▲杉江松恋の新鋭作家ハンティング。新人作家に的を絞って紹介

自分も参加したい人のための「読書メーター」

読書メーター」はSNS的な書評サイトです。書評というよりは、読書記録といったほうがスッキリするかもしれません。
本を読むのが好きな人が、感想を短くまとめて書き込んでいます。最大255文字ですから、ほぼツイート2本分。すぐに読めてしまいます。自分が読んで面白かった本を他人がどう評価しているだろうと確認するのも楽しいですね。
この人の書く書評はいいなと思ったら、お気に入りに登録しておくと、つねにトップに表示されます。
人気作にはたくさんの投稿がつきますから、いま人気のある作品を知るのにも便利です。すべての投稿には「ナイス」ボタンがあり、いい投稿をすると他人から応援してもらえます。

▲トップページ。投稿が多い本は「注目の本」として紹介される

▲ログインすると、自分用にカスタマイズされた画面となる

5つの書評サイトを紹介してきました。本好きの方もそうでない方も本を選ぶときの参考にしてみてはいかがでしょうか?きっとお気に入りの1冊に出会うことができますよ。

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深川岳志

1960年、兵庫県生まれ。大学時代はSF大会(Daicon3、4)の運営にのめり込む。卒業後、編プロを経てITライターに。ショートショートを書くのが趣味。note:https://note.com/fukagawa