あれなんだろう?目に付いた疑問を調べるためのアプリ5選

なにかについて調べようと思っても、名前がわからないだけでなく、そもそも「調べ方がわからない」こともありますよね。これではググることもできません。「すぐそこに見えているあれ、なんだろう」という時のためのアプリをご紹介します。

すぐそこにあるのに名前がわからない、「調べ方」もわからなくて調べられない。なんていう経験はありませんか? たとえば、散歩に出ているとき、ふと見かけた植物の名前が気になる。木の札でもかけてあればいいですか、なにもなければ、探す糸口さえ掴めません。
また、最近よく東京上空を飛んでいる飛行機やヘリコプター。あれはどこの航空会社のなんという飛行機でどこへ飛んでいくんだろうなあ。
そんなことはわかりっこない、というのは昔の話。いまはスマートフォンがあれば、たいていの「あれなんだろう」は解決します。

遠くのものを調べる

ちょっとした高台やビルの上に登ると視界が開け、いろいろな建物や山の形が見えてきます。
あっちの方向にあるあの建物はなんだろう。あの山脈はなにかな。
そんな疑問に答えてくれるのが「AR山ナビ」(iPhone版、Android版、無料)です。
使い方は簡単。アプリを起動し、調べたい方向にスマートフォンを向けるだけ。表示モードは、設定で「AR」と「地形モード」を切り替えることができます。

▲設定画面。ARを設定すると、写真の上に山やランドマークの名前が表示される

山脈が見えていなくても、その方向にある山の名前が表示されます。

▲地図データの上に山の名前と高度が表示される

データにはランドマークも入っており、副都心の方向にスマートフォンを向けると、ビル群の名前が表示されます。

▲ランドマークとなる建物も名前と高さが表示される

「あの大きい建物はなにかなあ」などと思ったときに、便利に使えますね。旅行のお供としても持っておきたいアプリです。

  • iOS版「AR山ナビ」のインストールはこちらから
  • Android版「AR山ナビ」のインストールはこちらから

空を飛んでいるものを調べる

筆者の自宅付近では、最近、よく上空を飛行機が通り過ぎていきます。また、なんの用事があるのか、ヘリコプターもしばしば見かけます。
あれはなんだろう? と思ったときに便利なのが、「Flightradar24」(iPhone版、Android版、無料)です。
地図を表示すると、現在、近辺を飛行中の飛行機やヘリコプターのアイコンが表示されます。

▲アプリを起動すると近辺の地図が表示される。拡大縮小は自由自在。飛行機やヘリコプターのアイコンをタップする

さらにアイコンをタップすると、飛行軌跡、スケジュール、航空機の種類、速度、高度、実際の航空機の高解像度写真など、フライトの詳細が表示されます。

▲タップした飛行機やアイコンの詳細データが表示される

ARボタンをタップすると、地図が写真に切り替わります。
航空会社、航空機、高度、速度などによるフライトの絞り込みも可能です。

  • iOS版「Flightradar24」のインストールはこちらから
  • Android版「Flightradar24」のインストールはこちらから

夜空の星を調べる

夜空の星、都会ではなかなか見ることができませんね。たまに見ることができても、なんの星だか、わかりません。これは残念。
「Star Walk 2」(iPhone版、370円)を空にかざせば、プラネタリウムに変身します。

▲夜でも昼でも見たい方向にスマートフォンをかざせば、星座が表示される

夜空に星座が浮かび出す姿は素敵です。かすかに星が見えたときなどはこのモードで星の名前を確認できますね。

▲カメラボタンをタップすれば、ARモードとなり、夜空に星座が重ねて表示される

Android端末では類似の「Sky Map」(Android版、無料)がオススメ。

  • iOS版「Star Walk 2」のインストールはこちらから
  • Android版「Sky Map」のインストールはこちらから

植物の名前を調べる

植物の名前も「あれなんだろう」がよくあります。銀杏や杉、桜やパンジーの花などは見分けがつくと思いますが、散歩中に出会うさまざまな植物の名前はわからないことが多いです。せっかくきれいな花でも、名前がわからないと盛り上がりも半減。
そこで、オススメなのが、「Picture This」(iPhone版、Android版、無料版あり、有料版は年間2,900円)という植物図鑑アプリです。
写真を撮ると、その場で植物の名前を分析してくれます。

▲「ホーム」画面で画面下部中央にあるカメラボタンをタップし、写真を撮る

▲しばらく待つと花の名前がヒット。出会った花を記録しておく「Myガーデン」に追加できる

いまは冬枯れの季節で花も実も落ちている植物が多いので、百発百中というわけにはいきませんでしたが、かなりの確率で植物の名前を当ててくれました。俳句を作るときなどにも便利ですね。
植物図鑑なので、名前を当てるほかにも、雑草情報、毒性情報、解説、花言葉など、さまざまな情報が掲載されています。
なお、「GreenSnap」(iPhone版、Android版)という無料アプリもあります。

 

  • iOS版「PictureThis」のインストールはこちらから
  • Android版「PictureThis」のインストールはこちらから

 

  • iOS版「GreenSnap」のインストールはこちらから
  • Android版「GreenSnap」のインストールはこちらから

手近なものを調べる

形はわかるのに、正確な名前がわからないというのも、ちょっぴりイライラするものです。
そんなとき、画像で検索できたらいいのになという夢を実現してくれたのが、Googleレンズです。Android端末ではデフォルトのアプリになっていますが、iPhoneでも利用できます。「Googleアプリ」(iPhone版、無料)をダウンロードしましょう。
起動すると、Googleの検索画面になりますが、検索窓の右端をよく見ると、マイクボタンとカメラボタンがあります。カメラボタンをタップすると、写真に撮った画像で検索を行うことができます。

▲検索窓のカメラボタンをタップする

▲道で見かけた格好いい車を撮影。下に類似画像が並ぶ

▲下にスクロールすると、車種が判明。より詳しい検索に進むこともできる

車などのモノ類は得意そうですが、このアプリで花を撮影して検索してみると、なかなか正解にヒットしませんでした。得手不得手はありますが、とりあえず、目の前にモノがあるのに名前がわからないという時にはGoogleレンズで画像検索してみることをオススメします。

  • iOS版「Googleアプリ」のインストールはこちらから

というわけで、「あれなんだろう?」系のアプリを紹介してきました。
こういうアプリをスマホに入れておくと日常のちょっとした疑問が解消できて、気分がすっきりしますよ。

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深川岳志

1960年、兵庫県生まれ。大学時代はSF大会(Daicon3、4)の運営にのめり込む。卒業後、編プロを経てITライターに。ショートショートを書くのが趣味。note:https://note.com/fukagawa