「やばっ! あのメール、返すの忘れてた!」「今日の予定をすっかり忘れてすっぽかしてしまった……」日々生活していて、こんなことはありませんか? こういった「うっかり忘れ」には、スマホの「ウィジェット」を使って対策するのがおすすめです。
この記事では、うっかりに定評のある筆者が、ウィジェットのメリットとおすすめツールを紹介します。ぜひ参考にしてください。
※この記事ではAndroid端末を利用していますが、iOSでも「ウィジェット」機能は利用可能です。
ウィジェットとは
ウィジェットとは、スマホに搭載されているアプリへのショートカット機能のことです。
通常、アプリを使用するにはアイコンをタップして起動するのが一般的ですよね。ウィジェットを使うと、スマホの待ち受け画面に、アプリの機能の一部や、詳細画面が小さく常時表示されます。
たとえば、気圧予報で健康を管理するアプリ「頭痛ーる」では、このように表示されます。
▼頭痛ーるのウィジェット表示
忘れっぽい人・うっかり屋こそウィジェットを使おう
ウィジェットは非常に便利で、多くの方におすすめできる機能です。なかでも「忘れっぽい人」にはとくに推薦したいところです。
では、ウィジェットを使用すると何が良いのか、どのように役立つのかを見てみましょう。
スマホを開くと即目に入るためうっかり防止に
ウィジェットの良いところは、スマホを開くとアプリの一部が即表示されていることです。たとえばTodoリストや買い物メモなどを設定しておけば、スマホを開いただけで視界に入ることになります。
スマホを使用するたびに内容を目にすることになるため、うっかり忘れ防止に大いに役立つのです。
アプリを開く必要がないことは大きなメリット
「アプリを開いて内容を確認すれば良いのでは?」と思う方もいるかもしれませんね。
私が良い例なのですが、忘れっぽい人は、そもそも「アプリを開いてメモを見る」という動作すら忘れることがあるのです。そのため、普通にアプリを使うだけでは十分な備えにならないことがあります。
ウィジェットを使用していると、スマホを見る=アプリの内容確認となるため、大切なことを忘れてしまうリスクはぐっと減少します。
ウィジェットを使い始めた私の変化
この記事を書いている私も、忘れっぽさに定評のある者の一人。仕事やプライベートで複数のタスクを同時に抱えていると、しばしばその一部が意識から抜け落ちてしまうことがありました。そんな私の、現在のホーム画面はこうなっています。
メールアプリとメモアプリをウィジェットに表示しているため、大切なメールの見落としやタスク漏れが激減。効果のほどは使い方によって異なるかと思いますが、少なくとも私にはぴったりの機能でした。
ウィジェットの設定方法
ウィジェットをホーム画面に追加する方法は以下のとおりです。
【iOSの場合】
- ホーム画面を長押しする
- 左上の追加ボタン「+」をタップする
- ウィジェットに表示したいアプリと表示サイズを選択する
- 「完了」をタップする
【androidの場合】
- ホーム画面を長押しする
- 「ウィジェット」をタップする
- ウィジェットに表示したいアプリと表示サイズを決める
- 表示するサイズのパーツを選び長押し&ドラッグで配置する
忘れっぽい人におすすめのアプリや機能
ここからは、私が実際に使用し、うっかり防止に役立ったツールを紹介します。
各種電子マネーの残高表示
私がしばしばスーパーやコンビニでやってしまうのが、電子マネーのチャージ残高不足。レジに並んでいる途中でふと思い出してチェックすると、残高が足りない、なんてことも……。オートチャージの設定もできますが、思いがけず買い物の金額が大きくなることもあります。
そこで便利なのが、電子マネーアプリの残高表示。ウィジェットでの残高表示に対応しているものが存在します。私の使用している電子マネーの中では「Rakuten Edy」「Suica」がウィジェット対応です。この二つの電子マネーアプリのウィジェットは、以下のように表示されます。
ウィジェットの残高表示。タップすると…
現在の残高が表示されます。
使ってみると分かるのですが、使いたいときにさっと確認できるのはとてもありがたいです。とくに、既にレジに並んでしまっていると一刻を争うため、素早くチェックできるのは嬉しい。
電子マネーによってOSごとの対応状況が違う場合や、残高の表示方法が異なることがあります。まずはご使用の電子マネーがウィジェットに対応しているか確認してください。
Todoリストや備忘録に便利なメモアプリ
メモアプリは、ウィジェットを使用できれば、メモそのものをホーム画面に表示できます。そのためうっかり防止の効果は絶大です。
私はGoogle Keepを使用しており、買い物メモや家事のTodoリスト、仕事の予定などをさっとチェックできるようにしています。
各種メールアプリ
うっかりさんあるあるが、「メールのチェック忘れ」「返信忘れ」ではないでしょうか。ウィジェットに対応しているメールアプリなら、受信ボックスの一部をホーム画面に表示できます。
▼GmailとOutlookのウィジェットでの表示
すぐに返信できない場合、メールアプリの「未読にする」機能と組み合わせると、ホーム画面上でも存在感を出してくれるので、返信忘れの対策にできます。
カレンダー
スケジュール忘れを防止するには、ウィジェット対応のカレンダーも活躍してくれます。たとえばGoogleカレンダーのウィジェット機能であれば、このように当日のスケジュールを表示できます。
紙のカレンダーのように月単位での表示も可能なので、好みに合わせて使ってみてください。
ウィジェットをフル活用して「うっかり」防止
このように、ウィジェットは「うっかり忘れ」予防に、仕事からプライベートまで大活躍!
今回紹介したアプリはウィジェットに対応するもののうち、ごく一部です。皆さんが普段使用しているアプリも、もしかするとウィジェットで表示できるかもしれません。好みに応じて設定してみてください。