今、「ゴミ拾い」がスポーツとして世界で注目を集めているのを知っていますか?それが、北欧の国・スウェーデン発祥の「プロギング(Plogging)」と呼ばれるスポーツです。
ここでは「プロギング」とは一体どのようなスポーツなのか詳しくご紹介しましょう。
「プロギング(Plogging)」とは
「プロギング(Plogging)」とはスウェーデン語の「plocka upp(拾い上げる)」と英語の「jogging(ジョギング)」を合わせたスウェーデン発祥のスポーツです。
やり方はとても簡単で、ジョギングをする道すがら目についたゴミを拾う、だけ。
ジョギングで運動不足を解消しながら、自分の住む街をきれいにできる。最近、リモートワークで運動不足を感じている方にこそおすすめしたいスポーツなのです。
「プロギング」のやり方のポイント
「プロギング」はジョギングの最中にゴミ拾いをするスポーツで、それ以外に厳しいルールなどはありません。基本的にはそれぞれが自由に楽しめばいいのです。
ただ、効率的に運動とゴミ拾いをするためには、ポイントがいくつかあります。
- ゴミを拾うときは、腰をしっかりと落とす
- ゴミを拾うときにも、なるべく足を止めない
- トングよりも、手先を動かしやすい軍手を使用する
- 給水・揮発性に優れたスポーツウェアを着る
- (ここ大事!)あくまで無理のない範囲でする
ちなみに、競技要素をプラスしたい方は、距離と時間、ゴミの量を計測してみるのもあり。「次はもっといいタイムで、たくさんの量を」とより楽しめそうです。
※ゴミを拾った際は、地域ごとの決まりに従って分別・処分するのを忘れずに!
日本でもイベントが開催されている!
「プロギング」はスウェーデン発祥ということもあり、日本ではまだあまり馴染みがないでしょう。
でも、実は日本でも「プロギング」を推進するイベントが開催されているんです。
例えば、滋賀県発祥「一般社団法人プロギングジャパン」はこれまでに名古屋、渋谷、横浜など各地でイベントを開催しているほか、企業との協賛もしています。
一般社団法人プロギングジャパンの公式サイトはこちら
「プロギング」は一人からでも好きに始められるのが魅力ですが、こうしたイベントに参加すると、同じスポーツをしながら環境問題に取り組む仲間と出会うことができます。
「プロギング」をより楽しみたい方は、イベントにもぜひ参加してみてください!
ゴミ拾いで繋がるボランティアSNS「ピリカ」
「プロギング」を楽しむときに、ぜひ活用してみてほしいSNSアプリがあります。
日本のベンチャー企業「ピリカ株式会社」が開発したSNS「ピリカ(Prika)」です。
すでに世界108カ国以上で利用され、これまでに1.7億個以上のゴミが登録。日本でも800以上の自治体、企業が導入・協賛している今注目のボランティアSNSです。
そんな「ピリカ(Prika)」を利用してできることは、大きく以下の3つ。
- 拾ったゴミの記録をつける(他のユーザーと共有)
- 他のユーザー同士で「ありがとう」を送りあえる
- 各地のイベントやグループを確認して参加できる
▲アプリ上ではこのようにどこで、どのようなゴミを拾ったのかが表示されます。
▲こちらはイベントページ。毎日のように日本各地でイベントが開催されています。
ちなみに、登録はメールかTwitter、Facebookのアカウントからと簡単です。
インスタグラムでも話題沸騰中!
今回は、スウェーデン発祥のゴミ拾いスポーツ「プロギング」とはどのようなものなのかと、それに関連するイベントやSNSアプリについてまとめてきました。
「プロギング」の魅力としては主に3つが挙げられます。
- トレーニングになる
- 自分の住む街がきれいになる
- 様々な人と交流できる(イベント参加や「ピリカ」を使った場合)
「プロギング」は運動しながら、環境問題に取り組める素晴らしいスポーツ。
インスタグラムのハッシュタグ「#Plogging」では18万件以上の投稿があるほど注目されています。
この記事で少しでも興味を持った方は、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょう!