昨日まで普通にアクセスできていたSNSのアカウントが、次の日にはなぜか凍結されていた……。それがもし、何年もかけてコツコツとフォロワー数を増やしてきたアカウントだとしたらどうでしょう。
自分に非があるのならまだ仕方ないのですが、理由がまったく分からないときは納得できませんよね。そこで今回は、Twitterを例にSNSのアカウントが凍結される理由と、その対処法をご紹介します。
Twitterのアカウントが凍結される理由
Twitterのヘルプセンターによると、Twitterルールに違反しているアカウントに対して凍結することがあるようです。では、よくある凍結の理由を見ていきます。
- 短期間にアカウントを大量に作成する
- 長期間にわたり活動の痕跡がない
- 短期間に大量のフォロー/アンフォローをする
- ダイレクトメッセージを大量に送信する
- 他のユーザーからブロック/スパム報告される
- 他人のアカウントのなりすましの疑いがある
- 他人を誹謗中傷/脅迫するコメントをする
- 他人の個人情報を漏洩するコメントをする
- 他人の著作権を侵害する内容をコメントする
- 年齢設定(生年月日)を12歳未満にする
アカウントが凍結されたときの対処法
上記の通り、基本的には周りに迷惑をかける行為をすると、アカウントが凍結されます。ただ、中には身に覚えがないのになぜか凍結される事例もあるようです。
では、何かの理由でアカウントが凍結されたときにどうすればいいのでしょう。
第一段階:警告(すぐに解除できる)
ログインしたときに「あなたのアカウント(@〜〜)は現在、凍結されています。詳しくは、凍結されたアカウントをご覧ください」と表示されることがあります。
これがいわゆるTwitterのアカウントが凍結されている状態です。
1回目の段階だとまだ「警告」なので、該当するアカウントにログインするときに、携帯電話番号またはメールアドレスを入力することですぐに凍結は解除されます。
- 凍結されたであろう該当アカウントにログイン
- 凍結コメントの「凍結されたアカウント」を開く
- 携帯電話番号またはメールアドレスを入力する
- 電話またはメッセージで、確認コードを受け取る
- 確認コードを入力して、「送信」を選択する
凍結中はフォロワー数が0になりますが、解除後は戻るので安心してください。
第二段階:本凍結(まだ解除の可能性はある)
先述と同様にアカウントの凍結が表示されたものの、該当アカウントのログイン画面で携帯電話番号またはメールアドレスの入力が求められないことがあります。
これはTwitterのアカウントが本格的に凍結されてしまった状態です。
基本的には1回目は「警告」、2回目から「本凍結」なのですが、違反の内容があまりに悪質と判断された場合は、1回目でも「本凍結」されるので注意しましょう。
この状態はTwitterに異議申し立てをすることで解除される可能性があります。
- アカウントを使用しているデバイスを選択
- 凍結が間違いだと伝わる、理由を詳細に記入
- アカウントの所有者の氏名を入力
- アカウントのユーザー名を入力
- 登録のメールアドレスを入力
- 電話番号(日本未対応)を入力(任意)
- スパム対策のキャプチャ認証を入力
これらすべての項目を記入するだけ。ただ、「警告」では手続きからすぐ解除されるのに対して、「本凍結」の解除には1〜2週間とかなり時間がかかるようです。
Twitterの異議申し立てフォームはこちら
第三段階:永久凍結
本凍結を繰り返していると、最悪の場合、アカウントが「永久凍結」されます。
これは残念ながら文字通り”永久”凍結なので、どのような手続きでも解除は見込めません。
SNSはルールを守って楽しく利用しよう!
今回は、SNSのアカウントが凍結される理由と、凍結されたときの対処法について、日本で特に利用者数の多いSNS「Twitter」を例にご紹介してきました。
きちんとルールを守って、後ろ暗いものさえなければ基本的には凍結されることはありません。
ただ、中には理由も分からず、なぜか凍結されてしまう事例もあるようです。そんなときは堂々と胸を張って異議申し立てをして、凍結を解除してもらいましょう。
なお、今回はあくまでTwitterを例にした内容でした。InstagramやFacebookなど他のSNSでは凍結される理由や、解除の方法がまた異なるので注意してください。