不用品はジモティーで処分!実際に使ってレビューします

「不用品を楽に処分したい」「粗大ごみの処分にお金をかけたくない」こんなときはジモティーを使ってみませんか? ジモティーとはどのようなサービスなのか、実際に利用して紹介します。

自宅の不用品を整理するとき「回収にお金がかかる」「回収まで期間が空く」など問題が発生することがあります。こんなときは「希望者に売る・譲る」のも選択肢の一つです。

今回は不用品の売買や譲渡にぴったりのサービス「ジモティー」を、実際に利用して紹介します。

ジモティーとは

ジモティーは、地域特化型の無料掲示板です。ユーザー登録すれば、誰でも無料で募集の掲載や応募が可能です。ジモティーに掲載される募集はさまざまで、たとえば以下のようなジャンルが存在します。

【ジモティーに掲載される募集内容(一例)】

  • 物品の売買や譲渡
  • 求人
  • サークルメンバーやボランティアの募集
  • ペットの里親募集

なかでも利用者が多いのが、物品の売買や譲渡の募集です。0円で引き取り先を探している人も多く、0円での譲渡は専用のコーナーが設けられ目立つよう表示されています。

ジモティーには都道府県別にページが用意されており、自分の居住エリアの募集がひと目で分かるようになっています。

ジモティーの利用の流れ

ジモティーで不用品処分を行う際の流れは以下のとおりです。

  1. ジモティーに募集を掲載する
  2. 希望者からメッセージが届く
  3. 引渡し場所や引渡し方法(配送・手渡し)の打ち合わせ
  4. 必要に応じて事前決済を受ける
  5. 物品の引渡しを行う
  6. 相互に評価して取引完了

取引で代金のやり取りが発生する場合「引渡し場所で手渡し」「振込」「ジモティーあんしん決済」を選択できます。

ジモティーあんしん決済は、ジモティー事務局に決済金額の5%を支払うことで、決済から評価完了まで代金を預かってもらえる機能です。商品や代金の持ち逃げを防ぐことができるので、金額が大きくなった場合などにはありがたいシステムです。

実際にジモティーで不用品を処分してみた

それでは、実際にジモティーで不用品を処分してみましょう。今回出品するのは「園芸用鉢底石2kg(使いかけ)」です。

以前家庭菜園用に購入したものの余りで、もう使わないため処分したいのですが、自治体では石の引き取りはしていません。民間の業者に処分を頼むとお金がかかるため、ダメもとでジモティーで引き取り手を募集します。代金は0円、つまり譲渡です。

使いかけということもあり、私にはほとんどゴミのようなものですが、果たして欲しいという人はいるのでしょうか……。

掲載から5分で問い合わせが!

欲しがる人は少ないだろうし気長に待とう、と思っていたところ、なんと掲載からわずか5分で問い合わせが。

当日の引き取りが可能ということなので、その日のうちにマンションまで来てもらうことになりました。

マンションの駐車場で引渡し

不用品の引渡しは自宅マンションの駐車場で行いました。現在地などはメッセージでやりとりできますので安心です。

到着連絡が来たので、鉢底石を持って駐車場まで移動します。このときに初めて希望者の方にお会いしたのですが、温和そうな印象の壮年の男性でした。

軽く挨拶をして、鉢底石を渡し引渡しは完了。到着連絡から引渡しまで2~3分程度でした。

募集掲載から2時間たらずで処分完了

引渡し完了後、取引相手の方とジモティーで相互に評価して取引終了です。たまたま土日だったこともあり、募集掲載からわずか2時間で処分が完了しました。

取引のスピード感は自分や相手の都合もあるのでケースバイケースですが、うまく予定が噛み合えば思い立った日のうちに処分できるケースもありますね。

ジモティーで不用品を処分して感じたメリット

今回の取引のほかにも、今までにジモティーで合計20点程度の不用品を処分してきました。実際に使ってみて感じたメリットを紹介します。

不用品を無料で処分したりお金に代えられる

ジモティーを利用するうえで大きなメリットだと感じた点の一つが、不用品の処分に費用がかからないことです。比較的きれいなものであれば売却もできます。

不用品をゴミとして処分すると、ほとんどのケースで処理料がかかります。とくに粗大ごみや、今回の鉢底石のように自治体で処分できないゴミは費用も高くなる傾向にあります。こういった不用品を引き取ってもらえるのは非常にありがたいです。

引渡し場所・日時を自由に設定できる

引渡しの場所と日時を自由に決められるのも嬉しいポイントです。実際にいつになるかは自分と引き取り希望者の予定によりますが、ある程度自分の都合に合わせることができます。

自治体の不用品回収は、回収日時や受付時間が決まっているため、スケジュールによっては間に合わないことも。大きなものは車で回収拠点に持ち込まなければならないこともあります。

ジモティーなら、相手との合意があれば夜間や早朝の引渡しもOKです。自宅まで引き取りに来てもらうよう、お願いすることもできます。

価値の低いものも引き取ってもらえる

今回の鉢底石のように、一見価値が低いものでも、欲しい人が見つかるのがジモティーの良いところ。売却だと希望者探しが難航することもありますが、無料なら欲しいと言ってくれる方は多いようです。

私の場合、他にも以下のようなものをジモティーで処分しました。

  • カラーボックス(背面の板なし)
  • 100均のプランター(土汚れあり)
  • 雪かき用のシャベル(サビつき)
  • 低反発まくら(一回使用)
  • 物干し竿(二年間雨ざらし)

決して状態は良好とはいえないのですが、いずれも出品から一日と経たず引き取り手が決まりました。

ジモティーでトラブルになる心配はない?

ジモティーは対面での取引がメインのため、トラブルに巻き込まれないか心配な方もいるかと思います。残念ながら、ジモティーで商品を騙し取られる、やりとりが終わったあともしつこく連絡してくる、といった事例が報告されています。

では、このようなトラブルにはどのように備えればよいのでしょうか。

ジモティー利用時のトラブル対策

利用時のトラブル回避のため、ジモティー事務局では以下の対応を推奨しています。

【事務局が推奨する対策】

  • ジモティーのメッセージ機能以外でやりとりをしない
  • 人気(ひとけ)のない場所での取引をしない
  • 引渡しの場には家族などに同席してもらう

私が個人的にジモティーを利用する際は、これに加えて以下のマイルールを守っています。

【個人的に実践している対策】

  • ジモティー上での性別を「非公開」に設定する
  • 自宅に来てもらうのは引越しの前のみ
  • 事前に相手の車種とナンバーを聞き家族に伝えておく
  • 引渡し相手を決定する前に相手の評価を確認する

これまで私がジモティーを利用してきてトラブルに遭遇したことはありませんが、用心に越したことはありません。万一の事態に備え、警戒心を持つことが大切です。

不用品処分にジモティーを活用しよう

不用品を処分するのにジモティーは非常に便利です。大きなものや廃棄にお金がかかるものを楽に処分できます。処分に困っている不用品があれば、一度出品してみてはいかがでしょうか。

対面での取引が心配な場合も、紹介した対策を実践することである程度リスクを軽減できます。ぜひお試しください。

  • 「ジモティー」の公式Webサイトはこちら
  • iOS版「ジモティー」のインストールはこちらから
  • Android版「ジモティー」のインストールはこちらから

あなたにオススメ

いちはら

今日の晩御飯から不動産・転職までこなすマルチジャンルライター。Twitterでも活動中。Twitter:@IchiharaMakiwo