最近は多くの企業がAIの活用に積極的に取り組んでおり、今後我々の生活がどんどん便利になっていくことが予想されます。
そんな中、音楽系のスタートアップである「Amadeus Code」が、社名と同じ名称の自動AI作曲アプリAmadeus Codeをリリースしました。いよいよ作曲までAIが行う時代が来るとは、さすが21世紀といったところでしょうか。
Amadeus Codeは 、2019年のローマ教皇オフィシャルテーマソング「PROTECT ALL LIFE~時のしるし~」の作曲にも使われたそうなので、その実力は折り紙付きです。今回は、自動AI作曲アプリAmadeus Codeがどんなアプリなのか紹介したいと思います。
Amadeus Codeとは
2020年1月現在、Amadeus CodeはiOS用のアプリとしてリリースされています。
iOS版Amadeus Codeアプリ
Amadeus Codeとは、同名の音楽系スタートアップが持つ日本語の自然言語処理技術(人間が日常的に使う自然言語をコンピュータで処理する技術)を音楽に応用した機械学習アルゴリズムによる自動AI作曲アプリです。現在は、iOS版のアプリがリリースされており、すでに世界中の4,500万人以上のユーザーが利用しているとのこと。
なお、Amadeus Codeのアプリはメロディー作成ツールとなっており、音楽初心者でも短時間で簡単に作曲できる点が特徴です。作曲した楽曲はオーディオファイルやMIDIファイルへの書き出しが可能なので、そのままオリジナル楽曲に使うことができます。
▼iOS版Amadeus Codeアプリのダウンロードはコチラ
Amadeus Codeの価格
iOS版Amadeus Codeアプリは、14日間であれば全機能を無料で利用できます。ただし、作成した楽曲を保存するためには、自分で作成した曲であっても1曲250円(税込)で購入することになります。また、年額で1万3,400円(税込)のサブスクリプションに加入することで、作成した楽曲を無制限に保存することができます。
Amadeus Codeの使いかた
では、実際にiOS版Amadeus Codeアプリを使って作曲してみましょう。
まず、App StoreからAmadeus Codeのアプリをダウンロードしましょう。
アプリをインストール後、アカウント登録を済ませると上記のような画面が表示されます。円の真ん中にある再生ボタンのような部分をタップすると、楽曲が再生されますので、さまざまなパラメーターを直観的に変化させながら作曲を行いましょう。
画面左下のメトロノームのようなアイコンをタップすると、楽曲のテンポ(BPM)を自由に変えることが可能です。
次に、メトロノームの右にあるアイコンをタップすると、AIにどんなメロディーを作らせるか詳細に設定することができます。
次に、画面の一番下にある、「コード」、「メロディー」、「ベース」、「ドラム」をタップするとこのような画面に変わり、それぞれ自分の気分に合ったものをチョイスすることが可能です。
楽曲が良い感じに仕上がったら、右下の「保存」をタップし規約などを確認のうえ250円(税込)を支払えば、ファイルを作成することができます。
なお、世界中のユーザーが制作した楽曲を検索して利用することもできますので、気に入ったものをベースに作曲を進めることもできるでしょう。ただし、Amadeus Codeの利用規約によると、作曲した楽曲の著作権は同社に帰属するとのこと。そのため、利用料金を支払いアプリ上で作品を発表することは問題ありませんが、実際に商品としてリリースする場合にはAmadeus Code側との調整が必要になりそうです。
AIがヒット曲を産みだす可能性も!
今回は、自動AI作曲アプリAmadeus Codeの紹介をしました。音楽経験がない筆者でも、直観的にどんどん作曲できる技術は驚きの一言でした。現在のバージョンではメロディーだけの作曲になっているようですが、今後すべてのパートが作曲できるようになれば、AIがヒット曲を産みだすという日も意外に早く来るかもしれませんね。
※価格等の情報は1月20日時点のものです。最新の情報はサービスの公式サイトをご確認ください。
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