テレビのCMで、「プラチナバンド」、「800MHz(メガヘルツ)」と言っているのを聞きますよね。これって何のことかご存知ですか?

プラチナバンドとは?

プラチナバンド」とは、無線通信・放送に用いられる電波の周波数帯のうち、UHF(極超短波)帯の一部であるとされる700~900MHz帯のことを指します。

その中で、KDDIとNTTドコモが800MHz帯、ソフトバンクモバイルには900MHz帯が割り当てられています。

下の表は、現在各携帯電話会社が使用している周波数帯をまとめたものです。

  700MHz帯 800MHz帯 900MHz帯 1.5GHz帯 1.7GHz帯 2GHz帯
NTT docomo  
KDDI    
SoftBank
(イー・アクセス)
 
(イー・アクセス)
※2014年4月時点

KDDIが800MHzをアピールする理由とは?

なぜKDDIが800MHzをアピールするかといえば、同じプラチナバンドでも、周波数帯によって通信のつながりやすさが違うから。

モバイル通信の電波は周波数が低い方が、遠くまで届きやすいという特性があります。そのため、900MHzよりも低い800MHzの周波数帯のほうが、少ない基地局で広いエリアをカバーできるわけです。

また、プラチナバンドと呼ばれる700~900MHz帯の電波は、携帯電話で使われている他の周波数帯(1.5GHz帯、1.7GHz帯、2GHz帯)に比べ、空気中の水分などによる影響を受けにくいため、コンクリート壁を透過しやすく、ビルの内部・建物の陰になっている場所にもよく届きます。

このような理由から、KDDIはプラチナバンドでも、ソフトバンクが使用できない800MHz帯を提供していることをアピールしているのです。

なぜソフトバンクモバイルは900MHz帯なの?

2005年2月、総務省が800MHz帯の周波数の割当方針を決定した際に、NTTドコモとKDDIに割り当て、当時は新規参入事業者であったソフトバンクモバイルには割り当てられませんでした。

これについてソフトバンクモバイルなどの新規参入事業者からは「不公平である」と、800MHz帯の割り当て再編を求める声が上がりました。その結果、2012年3月に総務省によりソフトバンクモバイルには、プラチナバンドの900MHz帯の割り当てが認定されました。

ソフトバンクモバイルは、900MHzに対応した基地局を2014年度末までには約3.6万局、2016年度末までに4.1万まで増設し、人口カバー率99.9%とする計画をしています。

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Kana.mM(かな)

編集プロダクション勤務を経てフリーライターとして独立し、そろそろ10年。旅行、不動産、広告、生活系のジャンルで執筆活動中。趣味は野球観戦と戦争ゲーム。アナログ心を忘れないデジモノ好きを目指しています。

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