Windows Helloに対応したWindows 10 は、iPhoneなどと同様に顔認証でサクッとPCにログインできるため非常に便利です。しかし、ときどき顔認証に失敗し、認証エラーを何度か繰り返すうちにログインできなくなるケースもあるようです。
そこで、Windows 10 の顔認証でログインできなくなったときの対処方を紹介しますので、困ったときの参考にしてみてください。
寝ぐせやメガネなどは要注意
筆者もWindows 10 を使いはじめたばかりの頃、よく顔認証でエラーが出たものですが、その際、
・早朝で髪が寝ぐせでひどいことになっていた
・メガネをかけていた
・自分の後ろに光が差していて、逆光状態だった
といったような場合には、高確率でログインできなかった経験があります。寝ぐせや逆光に関しては、髪を整えたり場所を変えたりすることですぐに回避可能なため、それほど問題にはならないでしょう。しかしメガネについては一旦メガネを外してログインしてメガネを着けた状態の顔を認証しておくことで、メガネの着脱に関係なくログインできるようになります。
顔認証の設定をする場合には、Windowsの「設定」→「アカウント」をクリックします。
次に、「メールとアカウント」→「顔認識・顔認証精度を高める」をクリックしましょう。その後、PIN入力をすることで、再び顔認証用の登録を行うことが可能です。
顔認証自体ができない場合
何度か顔認証のエラーを繰り返すなどして、顔認証自体ができなくなった場合にどうするのか説明します。
PINでログイン
顔認証でログインできない場合には、「PIN」またはMicrosoftの「パスワード」でログインするしかありません。
ログイン画面の、複数点がある部分をクリックすればPINによるログインが可能になります。
▼PINについてはこちらの記事も参考にしてみてください。:「PINコードとパスワードってどう違うの?」
パスワードでログイン
普段顔認証でログインをしているので、PINを忘れてしまった……という人もいるかもしれません。顔認証でもPINでもログインできない場合には、Microsoftのパスワードでログインするしかありません。
ログイン画面の、鍵のような部分をクリックすることで、パスワードによるログインが可能になります。
ただし、パスワードもPINも忘れてしまった場合には、Microsoft社のホームページからパスワードの再設定を行い、再ログインしてPINや顔認証の登録を再設定しましょう。
パスワードやPINを管理しておくことが重要
顔認証は非常に便利な機能ですがPINやパスワードを覚えておく必要がないため、いざ顔認証でログインできなくなった場合に「パスワード忘れた……」という状況になる方が意外に多いものです。
そのため、顔認証でのトラブルを想定し、現在使用しているパスワードやPINを管理しておくことが重要。個人的には、パソコン以外のどこかにメモっておくことをおすすめします。とりあえずこの2つさえ分かれば、顔認証でログインできなくてもすぐにリカバリーすることができるでしょう。
今、この記事を読んで、心当たりがある方はすぐに対処しておくことをおすすめします。