高校までは調べ物をスマホですませていた人も、大学への進学、または就職をきっかけに、論文執筆や仕事に使うため、パソコンを持ち歩くようになったという人も多いことでしょう。
ところで、パソコンとインターネットをつなぐのに何を使っていますか?
「スマホのテザリングで充分」と考えている人に、プラスワンでオススメしたいのがデータ通信専用のモバイルルーターです。
特に、WiMAX 2+なら動画の視聴もサクサク楽しめるほど回線速度が快適。使いはじめるまでの準備も簡単ですよ。今回は、『Speed Wi-Fi NEXT WX04』(以下、WX04)を使ってご紹介します。
工事不要の”持ち歩ける”自分専用回線
通常、固定のインターネット回線の敷設工事完了までは、申し込んでから最短で10日、込み合う時期には1カ月ほどの時間がかかるといわれています。また、工事費用もかかります。
でも、WiMAXなどのモバイルルーターなら、申し込んで支払い方法が確定してから最短で2日、遅くても1週間ほどで手元に端末が届きインターネットに接続できるようになります。もちろん、工事は不要。データ端末と一緒に届くUIMカードを端末に挿入すれば、初期設定などをすることなく、使いはじめられるんです。
- お申込みから利用開始までの手順はコチラ
▲WX04の接続設定画面
パソコンやタブレットからの接続方法は簡単設定のWPS(Wi-Fi Protected Setup。ボタンひとつでSSIDやパスワードの入力なしにつなぐ仕組み)か手動入力かを選べます。どちらの方法でも、ほんの数分で完了しますよ。
固定回線だと、インターネット回線を使えるようにするためのモデム(または光回線終端装置)や、そこからWi-Fiを飛ばすためのルーターといった機器が必要なうえ、それぞれ設定しなければならず、慣れていないと意外と時間がかかってしまいます。
でも、モバイルルーターなら単体でモデムとルーターの役割をこなしてくれますし、設置場所もコンパクト。USB給電に対応しているので、貴重なコンセント差込口を占有せずにすむのもありがたいですね。
▲USB Type-Cで給電も可能
「モバイルルーターってストレス感じない?」その疑問にお答えします!
「設定が簡単で、コンパクト」といっても、肝心の回線速度が遅くては日々ストレスが溜まってしまいますよね。WiMAX×WX04の実力はどれほどでしょうか?
※本記事で紹介している実速度は、エリアやネットワークの混雑状況、電波の状態、ご利用機器などにより異なります。
最高画質でもなめらかに動画再生
ネット動画をストレスなく視聴するのに必要な回線速度は以下のとおりです。
・YouTube WQHD(2560×1440ドット)画質 16Mbps以上
・Amazonプライム・ビデオ UHD(4096×2160ドット)画質 15Mbps以上
WiMAX 2+/au 4G LTEのハイスピードプラスエリアモードなら、システム上の下り最大速度は440Mbps。※
スピードテストの結果では20~90Mbps程度でしたが、「速い!」と思わず声が出てしまいました。
※エリアにより一部、下り最大速度220Mbps、110Mbpsとなります。
▲数字は左から、測定日時、PING(データ送信から返答までの応答速度)、ダウンロード速度、アップロード速度を示しています
Amazonアマゾンプライム・ビデオのUHD画質で1時間ほど動画を視聴してみましたが、カクつくことは一切なく、スタート時からなめらかに再生。あまりにもなめらかだったので「自宅に引いている固定の光回線につながっているのでは?」と疑って何度も接続先を確認したほどでした。
クレードルがあれば位置決めも楽ちん♪
WX04にある2つのオプション、WX04クレードルやACアダプターについても知っておいたほうが良いでしょう。
クレードルがあれば、パソコンと有線接続が可能。自宅に固定インターネット回線があれば、モデムとつないで、WX04をアクセスポイントモードで使うこともできます。
▲クレードルから有線接続可能
有線接続をしない場合でも、「うちは電波状況が悪いんだよなぁ」という人へは、クレードルを追加購入するのをオススメします。このクレードル、Wウイングアンテナを搭載しています。WX04に表示されているアンテナが1~2本の電波の弱い場所での感度が安定し、受信レベルが向上するようです。
また、充電台としての役割も担うので、「帰ったらここに挿す」と決めておけば、持ち出すときもあわてずにすみそうですね。
コンパクトなのに驚きのバッテリー保ち
WX04の仕様概要は以下のとおりです。
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
サイズ | 約111(幅)×62(高さ)×13.3(厚さ)mm | |
重量 | 約128g(バッテリー装着時) | |
通信速度 | ハイスピードモード | 下り最大440Mbps 上り最大30Mbps |
ハイスピードプラスエリアモード | 下り最大440Mbps 上り最大50Mbps | |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac | |
最大同時接続数 | Wi-Fi:10台/USB:1台/Bluetooth:3台 | |
外部インターフェース | USB Type-C | |
バッテリー容量 | 3,200mAh | |
連続動作時間 | ハイパフォーマンスモード(ハイスピードモード時) | 約490分 |
ノーマルモード(ハイスピードモード時) | 約690分 | |
エコモード(ハイスピードモード時) | 約830分 | |
休止状態 | 約700時間 | |
待ち受け時 | 約50時間 |
実は、届いた日に満充電にしてから4時間ほど使い、その後、1週間ほど電源を切らずに放置していたのですが、休止状態に入っていたため32%もバッテリー残量がありました。思わず「おお」と声を上げたのですが、休止状態で700時間も保つのであれば、それも納得。「これなら安心してモバイルできるなぁ」と感じました。
気になる料金は……?
簡単にインターネット回線を開設でき、家でも外でも大活躍のモバイルルーターですが、気になるのは月々の利用料金ですよね。BIGLOBE WiMAX 2+は基本の月額料金は4,378円(税込)/月かかります。
ただしこれはあくまでの特典なしの基本料金。特典としてキャッシュバックキャンペーンを実施するなど、おトクにインターネットライフをはじめられます。
最新のキャンペーン内容についてはこちらで紹介しているので、ご確認ください。
まとめ
「スマホのテザリングで充分だと思っていたけど、仕事に使うには回線速度が物足りない」「引っ越しが多いので固定回線は引きたくない」という人にマッチするアイテムのモバイルルーター。
中でも、WiMAX 2+なら(システム上の下り最大速度は440Mbpsですが)、実測で下り速度が20Mbps以上と充分なスピードが出ることがわかりました。
今回レビューでご紹介したのは、今BIGLOBEで取り扱っている1世代前の機種ですが、それでも快適に使うことができました。新しいモデルWX05では、電波が弱いときにパフォーマンスをアップするWiMAXハイパワー機能が搭載されているので同等以上の快適さを味わえることでしょう。
家に置いておくだけでなく、仕事先や旅行先に気軽に持ち出せる快適なインターネット回線のWiMAX 2+。「Flat ツープラス ギガ放題(3年)」ならプラスエリアモードを使わなければデータ容量の上限もありません。
※「ハイスピードモード(デフォルト)」のWiMAX 2+の場合、月間データ通信量の上限はありません。「ハイスピードプラスエリアモード(オプション)」においては、7GB/月のデータ通信量による速度制限があります。(混雑回避のための速度制限(3日間で10GB以上利用時)があります)
「ギガがなくなる!」と不安を感じているのであれば、今あるスマホ回線にプラスしてみるのはいかがでしょうか。