Wi-Fiの2Gは読み込みが遅い?
それはいつのことだったでしょう。
ふと、気づいたんです。
「なんでWi-Fiは2Gと5Gの二種類あるんだろう……」
これは我が家の家庭用ルーターのネットワーク名です。
商業施設やオフィスのWi-Fiではこういう●Gという名前のネットワークはあまり見かけませんが、これは各施設がネットワーク名を変更しているから。家庭用ルーターでも、ネットワーク名に●Gという名称をつけていないものもあるようです。
そして、そのあとまた気づきました(たぶんスマホでマンガを読んでいる時に)。
「なんか、2Gって読み込み遅くない……?」
これらの疑問に対し、筆者は「2Gは遅く、5Gは速い」という結論を出していたのですが、実はもうちょっと込み入った構造だということが判明しました。
Gの正体は「ギガヘルツ」
そもそも2Gと5Gっていったい何のことなんでしょう。
「G」というのは「GHz(ギガヘルツ)」という周波数の単位の略。
つまり2Gと5Gはそれぞれ、2GHzと5GHzの周波数を持つ無線電波ということを示しています。
iPhone内では2Gと表記されますが、正確には2Gは2GHzでなく2.4GHzです。この記事では以降2.4Gで統一させていただきます。
ちなみに、スマホの上部に表示されているモバイルデータ通信の規格、3G/4Gの「G」は「Generation(世代)」のGなので、この「G」とは別物です。
2.4Gと5G、それぞれの特徴
異なる周波数帯域で発信されている2.4Gと5Gは、それぞれに異なる特徴を持っています。
障害物に強い2.4G
2.4GHzは壁や床などの障害物に強く、家電やゲーム機器などまざまな製品で利用されている周波数帯域です。何なら、屋外でも使えます。
ただ、利用者が多いので、時間帯や場所によっては混雑したり不安定になりやすいという短所があります。
高速かつ安定している5G
5GHzは2.4GHzに比べて高速な通信ができます。他の製品では使用しない、Wi-Fiルーター専用の周波数帯域ということもあり、通信速度が安定しているのも大きな長所。
ただ障害物と距離に弱いため、ルーターから離れたり壁を隔てたりすると電波が弱くなります。
どおりで、電子レンジを使っている時にYouTubeがフリーズしたり、寝室で5Gがつながりにくかったりしたわけですね(ルーターはリビングに設置してあります)。
特性を理解して、上手に二つの「G」を使い分けましょう!
ちなみに、現行発売されているルーターは基本的にこの二つの周波数帯域を備えているものがほとんどですが、古いものの場合は5Gに対応していないものもあります。
中古品を購入されるときは、しっかりチェックしておいたほうが無難でしょう。
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▼参考記事:Wifi AnalyzerでWi-Fiの通信速度を改善する方法
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