三脚を使ってスマホカメラでの撮影をもっと楽しむ方法

高機能&多機能になったスマートホンのカメラ。廉価な三脚がひとつあれば、そのの機能を使い切ることができる。

最近のスマートフォンのカメラは、コンパクトデジカメを凌駕する高性能なものになっている。
スローモーションやタイムラプスなどかつてのカメラでは実現できなかった機能に加え、撮影用のアプリを使うとさらに美しい夜景などが撮れる。
ここまで高性能になると、手持ちでは生かしきれない機能も増えてくる。
そこで欲しくなるのが三脚。
手の平におさまるようなコンパクトものから、台風が来ても倒れないような頑丈な三脚まであるが、スマートフォンの手軽さを殺さずに三脚らしい使い方ができて、価格も廉価なものを探してみた。

おすすめの三脚紹介

まず買ってみるならamazon限定の1,600円ほどのものが手軽でおすすめ。
メーカーは日本の老舗写真機材メーカーであるHAKUBAなので信頼性は高い。
とても軽量なので街中で持って歩くのも楽だ。
強度はそれなりになってしまうが、大切なスマートフォンを、強風や大雨の中で使うことはないと考えれば不都合はないだろう。
この価格で収納袋がついているのは、持ち運ぶことを考えると大変ありがたい。

【Amazon.co.jp限定】 HAKUBA 4段三脚 W-312 ブラック エディション 小型 3WAY雲台 アルミ W-312BK

スマホで使うならアダプターも買おう

スマートフォン専用の三脚というわけではないので、スマートフォンアダプターが必要になる。
今回は超廉価な15円(写真右)のものと、カメラサイズに合わせて調整ができる500円程度のもの(写真左)2種類を試してみた。
撮影に使用したのはiPhone6sだが. 150円のものでも使用可能だった。
これ以上幅の広いスマートフォンだと、値段の高い幅調整のできるものの方が良いだろう。
どちらもバネ機能でスマートフォンを挟んで固定するようになっている。
そのためボリュームボタンなどが干渉するので、取り付け位置は中心からややずれた。

【 iPhone6 plus対応!】iHolder plus(写真左)
シンプルなスマートフォン用三脚マウント スマートフォン 三脚 三脚固定ホルダー 三脚ネジ穴搭載 大サイズ 5.5cm~8.5cm(写真右)

三脚×スマホを活用してみよう

タイムラプスを撮る

最初に撮ってみたのはタイムラプス。スマホにその機能があることは知っていても、三脚がないために使ったことがない機能のナンバーワンではないだろうか?

撮影したい方向に向けてシャッターを押すだけ。
今回使ったのは、iPhoneにもともとついているタイムラプス機能。時間計算などせず適当に5〜6分撮ると見本の様な動画ができあがる。
難しいことは特になく、一定時間無理なく三脚置いておける場所を確保するだけだ。

背景の大きな自撮り

ごくごく当たり前のことだが、しっかりと背景が映った自撮りができるのも、三脚ならではのメリットだ。
日頃はまず使うことのないスマートフォンのセルフタイマー機能を使う。
ほんのちょっとの手間でいつもとは違った記念写真ができる。

夜景を撮る

夜景の撮影などで威力を発揮する長時間露光カメラアプリ。
どうしても暗くなってしまう夜景を美しく撮ったり、自動車のヘッドライトや星の光跡を撮ることができる。
これを使うためにも三脚はかかせない。
今回試してみたのはiPhone用の夜間撮影用アプリ”NightCapカメラ“。
長時間露光や星の撮影などができる。
変わったところでは、国際宇宙ステーションを撮影するモードなどがある。
このような時間の経過を記録する撮影の際は、露光中にカメラを動かさないために三脚が必要なのだ。

クローズアップ撮影

最後は、超クローズアップ撮影。
スマートフォン用のクリップ式カメラレンズは、廉価なものでもかなり使える。今回は300円ちょっとで、180度魚眼、広角、10倍クローズアップ機能がついたレンズを使ってみた。
魚眼や広角では三脚は不要だが、クローズアップでは必要になってくる。

クリップ式でiPhoneや各種スマホに対応!魚眼 マクロ 広角 3in1 多機能レンズ サードアイ ブラック
手に持って試してみるとすぐわかるが、極端なクローズアップ接写では、狙った場所を中心にしたり、ピント位置を一定にしておくことがとてもむずかしいのだ。手ブレも大きく現れる。

そこで三脚の出番。
撮影のコツはセルフタイマーを使うこと。こうすると手振れが防げる。

三脚があればスマホカメラの全ての機能を生かせる

高性能なスマートフォンだが、写真撮影で使ったことのない機能がたくさんあるという人は多いはず。
ちゃんとした三脚が一つあれば、すべての機能を使い切れると言っても過言ではないだろう。高価なおもちゃをもっともっと遊ぶために、三脚を手に入れてみるのも悪くないと思う。

よしざわ りゅう

天体写真やタイムラプス動画を撮影しつつ、バンド活動も謳歌している遊び大好中年。 スマホ活用からマニアックな撮影までレポートします。本業はWEBマーケティング会社役員。