「ただいま」

『なんだ、遅いじゃニャいか』

「ごめんな、おなか空いただろう? すぐにゴハンの準備をするよ」

話題の「猫付きマンション」ってなに? 気になるポイントを聞いてみました

ああ、猫がいる暮らし。上京とともに猫と離れて久しい筆者は、実家での甘い猫ライフを思い出しては、やっぱ飼えないよなぁとため息すること多々。東京はペット禁止の賃貸物件が多いので仕方ないのですが、同じような「猫好き! でも飼えない」という境遇の人は多いのではないでしょうか。

とはいえ、良いきっかけさえあれば、これまでずっと諦めていた猫ライフを実現できるかも。

そんなところに、「猫付きマンション」なる仕組みが話題になっているという! これは気になりますね・・・。

「猫が付いてくる」マンションとは

ちまたに増えている「猫付きマンション」とは、特定のペットOK物件に入居する人が、気に入った猫を一時的に引き取って、そのマンションで一緒に暮らすという仕組み。

猫の殺処分ゼロを目指して、行政(保健所・動物愛護センター)などから猫を引き取っているNPO法人東京キャットガーディアン(TCG)が、里親探しとともに猫を一時的に預かってもらうボランティアとして始めたものです。

里親として譲渡を受けるのではなく、賃貸契約の期間、猫を一時的に保護するという仕組みになっています。

話題の「猫付きマンション」ってなに? 気になるポイントを聞いてみました

これは、あらかじめこの仕組みに賛同する仲介業者と大家さんとの協力のもと実現したもので、TCGが提携する猫OK物件は東京を中心に少しずつ周辺地域にも増加中。ここで賃貸契約を結んだ人は、TCGのシェルターに保護されてくる猫の中から、飼いたい猫を選ぶことができます。

取材で伺った東京都豊島区の大塚シェルターには、行政の協力のもとで日々たくさんの猫がやってきて、その多くがすぐに「里親」や「猫付きマンションの契約者」にもらわれていくそう。ほっぺが垂れ落ちんばかりに爆睡中のこの猫にも、やがて飼い主が現れるのでしょう。

「猫付きマンション」気になるアレコレ

話題の「猫付きマンション」ってなに? 気になるポイントを聞いてみました

「猫付きマンション」には、物件の仲介業者との賃貸契約の他に、猫を預かるにあたっての基本的な確認の場として面談があります。その面談を通過してから猫を引き取るまでのポイントを整理してみました。

どのタイミングで飼うことができるか?

⇒候補はシェルターにいる1歳以上の猫。気にいった猫がいれば、その時点で預かることができます。気に入った猫と出会うまで何度も通う人もいるそうですよ。

猫は複数匹でもOKか?

⇒OKですが、面談による最終判断があります(考え方、管理面、経済面等のさまざまな視点から、複数の猫と生活を共にできるかを問われる)。

途中で猫を交換することはできるか?

⇒理由次第です(身勝手な理由等、その内容によっては、当然ながらこの仕組みの利用そのものを断られる可能性あり)。

自分が外出する場合

⇒猫の飼い主として、自己責任で良識のある対応をしましょう(TCGが引き受けるわけではない)。

猫が病気になった場合

⇒TGCが相談に乗ってくれるものの、自主的にかかりつけの動物病院を持つことが理想です。

自分が病気になった場合

⇒飼うことが不可能な場合(入院で世話ができない等)、TCGが引き取ってくれます。

引っ越すことになった時

⇒引っ越し先の物件が猫NGの場合等、引越し後も飼い続けることを希望しない場合はTCGが引き取ってくれます。

話題の「猫付きマンション」ってなに? 気になるポイントを聞いてみました

上記に限らず、利用するにあたって気になることがある方は、ぜひ足を運んでみることをオススメします。TCGのシェルターは猫付きマンションで飼う猫を探す目的に限らず、猫と触れ合うためだけに訪れても、もちろんOK。

最近は、単身赴任で頻繁に転勤がある方や、高齢や病気等で飼育能力に不安がある方からの問い合わせが多いそう。とはいえ、一度一緒に暮らしてしまうと、なかなか「返す」決心はつかないとは思いますが・・・。

実際、この仕組みを利用している人は、そのまま譲渡契約に変更して「里親」になるケースが多いとか。猫が好きな人と一緒に暮らせる猫が、こうして少しずつ増えているようです。

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大内 征(おおうち せい)

宮城県仙台市出身。元エンジョイ!マガジン編集部員。現在は「故郷・地方・地域社会・自然」をテーマにコンテンツ・プロデュースを行うとともに、コラムや原稿なども執筆している。 ⇒ローカライズ プロダクション(loca-rise production)

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