オーブンレンジの購入を機にオーブントースターを処分してしまったという人は、けっこういるのでは? オーブンレンジでもトーストは焼けるし、レンジとトースターの2台があっては、狭いキッチンではジャマになるからね。
でもオーブンレンジでトーストを焼くと、時間はかかるしカリッと焼けないしで「トースターを捨てなきゃよかった……」と後悔している人も多いはずだ。
そんなニーズを察してか、トーストが驚くほどおいしく焼けるという1台数万円もする高級トースターが登場した。でも、正直トースターにそんなお金をかけてはいられないよね。やっぱり、おいしいトーストはあきらめたほうがいいのかなぁ……。
と思っていたらナント、お金をかけずにおいしいトーストが焼ける方法があるというじゃないですか! というわけで、その方法で本当においしく焼けるのか、試してみることにしよう!
おいしいトーストは「高温&短時間」が条件
トーストをおいしく焼くための条件は「高温&短時間で焼く」ということ。高温で焼けば、表面はカリッと香ばしく仕上がるし、短時間で焼き上げれば食パン内の水分が抜けることなく、ふっくらとした食感を保つことができるのだ。
そこで試してみたいのが、以下の2通りの方法。ひとつはオーブンレンジを十分に予熱し、庫内に霧吹きで水を吹きかけて乾燥を防ぐ「予熱&霧吹き法」。そしてもうひとつは、高火力が魅力の魚焼きグリルでトーストする「魚焼きグリル法」だ。
普通にオーブンレンジでトーストするのと、どれくらい焼き上がりが違うのか、さっそく比べてみることにしよう。
従来の方法でトーストを焼くと……
まずは、いつも通りにオーブンレンジを使って普通にトーストしてみる。使用するのは「トーストモード」が付いているモデル。ボタンを押せば、トーストに適した時間と温度で焼いてくれるというものだ。これで6枚切りの食パンをトーストしてみる。
食パンをオーブントースターに入れて、トーストボタンを押す。トースト時間は5分間だ。
5分後の焼き上がりはこんな感じ。表面はうっすらとキツネ色になっている。
しかし裏面には焼き色が付いておらず、少々乾燥した程度だった。いつも通りだけど、サクッとした食感がなく残念な仕上がり。
まずは「予熱&霧吹き」で
では「予熱&霧吹き法」を試してみよう。オーブンレンジを5分間予熱。その後、霧吹きで庫内を湿らせてから、トーストを開始する。トースト時間は同じくトーストボタンで設定された5分間だ。
焼き上がりは、きれいなキツネ色に仕上がっている。
予熱したおかげで鉄板が高温になり、裏面にも焼き色が付いた。サクッとした歯触りがおいしさをアップしてくれる。中のふんわり感に関しては、最初のトーストに比べてはっきりとした違いは感じられなかった。
期待の「魚焼きグリル」は好印象!
次は「魚焼きグリル法」。魚焼きグリルは、直火で焼くので庫内温度の上昇が早い。そのうえ、ガスは燃焼時に水と二酸化炭素を発生するので、パンにもしっとりとした食感が残るはずだ。
というわけで、魚焼きグリルは予熱&霧吹きなしでトースト開始! 火加減は強火、焼き時間は表面の焼け具合を見ながら調節する。
加熱を始めて1分10秒で程よく焼き色が付いたので、食パンを裏返す。その後40秒で裏面にも焼き色が付いた。焼き上がり時間はトータルで1分50秒。オーブンレンジよりも圧倒的に早い!
焼き色は、きれいなキツネ色よりも少し黒め。でもそのぶん、口に入れたときの香ばしさは「予熱&霧吹き法」よりも際立っている。さらに中は非常にしっとりとしていて舌触りが滑らかだ。
トーストに魚のニオイが付くんじゃないかと、ちょっと心配していたけれど、そんなことは一切なくおいしく食べられた。ちなみに、焼きあがってからそのまま置いておくと、トーストに魚のニオイが移ってしまうそうなので、焼けたらすぐに取り出したい。
結論! おいしいトーストが焼けたのは……
結論から言うと「魚焼きグリル法」が、いちばん”外はサクッ、中はふわっ”が実感できた。しかし、少しでも目を離すと焦がしてしまうので、忙しい朝は焦がしてしまうリスクが大きくなる。
「予熱&霧吹き法」は、予熱時間を含めると10分も時間がかかってしまうが、自動的に焼き上げてくれるので、放っておいても安心できるメリットがある。
どちらの方法がいいかは、使う人のライフスタイル次第。自分に合った焼き方で、おいしいトーストを味わってみよう!
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