2014年秋に、iPhoneに「タイムラプス動画」が標準装備されたあたりから、スマホ動画の遊び方にバリエーションが増えてきました。特に、それまで加工技術や特殊機材が必要だった、時間を圧縮したり引き伸ばしたりする撮影方法が、誰にでも気軽に楽しめようになったことは画期的でした。ちょっとしたコツを覚えると、スマホのカメラがもっともっと楽しめますよ。

今回は、「タイムラプス」と「スローモーション」撮影の楽しみ方を、実際に撮影した動画を交えてご紹介します。

タイムラプスとは、定点撮影した静止画をつないで、コマ回しのように早く動かした動画のこと。
最近流行りの動画ですが、撮影にはいくつかコツがあります。

日頃から撮影場所を探しておこう

ひとつの画面に、様々なスピードで動いている被写体が写っていると、タイムラプス動画は楽しくなります。また、タイムラプス撮影の弱点は、撮影に時間がかかること。このことも含めて、日頃から絶好の撮影場所を探しておくことがよいラプスを撮るコツです。

(場所:JR渋谷駅→京王井の頭線渋谷駅連絡通路)
渋谷のスクランブル交差点を見渡すことができる上に、スマホをガラスにピタッと立てかけておけるこの場所。タイムラプスに絶好のロケーションです。

ここから撮ったタイムラプスがこれ

タイムラプス動画は、専用のアプリを使うと撮影間隔を設定でき、例えば2秒間隔で10分撮影すると合計で300フレームが撮れます。これを1秒30フレームの動画にすると10秒の動画になるわけです。
こんな計算をいちいちやっているのは面倒だと思う方は、iPhone標準装備のタイムラプスがおすすめ。1分撮影したものは4秒の動画に。5分撮ったものは20秒に。30分撮ったものは30秒に・・・と適当な長さの動画に仕上げてくれます。

三脚とスマホホルダーを準備しておこう

ファミリー動画といえば運動会やピアノの発表会。どちらも撮りどころが絞られたミニエンターテインメントですね。
一方で、お誕生日のパーティやキャンプなど、"過ごす時間"が長いイベントの記録などは、後で見てなんとなく盛り上がりにかけませんか? そんなときこそタイムラプスの出番です。"過ごした時間"を短時間でリプレイすると、そのときの雰囲気が不思議と伝わってきます。

キャンプでタープを建てる筆者と筆者の娘

長時間の撮影になるタイムラプスでは、三脚とスマホホルダーはぜひ持っておきたい小道具。どちらも100円ショップで手に入ります。セルフでの撮影にも何かと便利なので、持っていて損はないと思います。

動かないものが目立ってくるタイムラプス

タイムラプスを撮る時のポイントは、写ってくるものそれぞれが別々のスピードで動いていることを意識して撮ることです。画面の中で素早く動いているもの、ゆっくり動いているもの、規則的に動いているもの、不規則に動いているもの、止まっているもの・・・まず、これを意識することです。そして、タイムラプスでは「止まっているもの」が主役になりやすいことを知っておいてください。

筆者の実験映像
規則正しい動きをタイムラプスで撮る

できれば一度、時計(できればアナログ)と一緒に、何タイムラプスを撮ってみることをおすすめします。そこには、規則正しく動く時計と不規則に動くもの、動かないものが映ってくるはずです。そして、けなげで規則正しい時計の動きに、何か面白さを感じると思います。

ワンダーコアをする筆者


スローモーション

スローモーション撮影はタイムラプスより馴染みのある撮影方法だと思います。iPhoneでもタイムラプよりはやい、iOS 7で搭載されました。

動いているものが目立ってくるスローモーション

スマホの機種やバージョンにより、スローモーションの性能は違いますが、"スローモーションは周囲の時間を止める"ということだけアタマに入れておけば、楽しい使い方ができるはずです。映画「マトリックス」で有名になった、周囲が完全に止まって見える「タイムスライス」という撮影方法も、スローモーションと同じような撮影方法です。

ぐるぐる廻る"自撮り"による筆者の実験映像

セルフィースティックを使った自撮りも、一工夫することで面白い記念撮影になるはずです。※くれぐれも周囲に迷惑が掛からないように気をつけてください。

振動しているものをスローで撮る

スローモーションの王道とも言えるのがこの撮り方です。自分の目では確認できない、素早い動きや振動を撮ってみましょう。そこには、ユーモラスな絵や不思議な絵が見えてくるはずです。

最近では、様々なタイムラプスやスローモーション用のスマートフォンアプリや、編集・エフェクトツールが手に入ります。自分の好みに合ったツールで、不思議な動画やユーモラスな映像を作って、コミュニケーションを楽しんでください。
そのとき、何かもうちょっと違う感じ、もう一工夫が欲しいと思った時は、画面に写っているそれぞれの被写体が、別々の時空間で生きていることを想像してみてください。きっと、よい方法が見つかると思いますよ。

ピックアップ

よしざわ りゅう

天体写真やタイムラプス動画を撮影しつつ、バンド活動も謳歌している遊び大好 中年。スマホ活用からマニアックな撮影までレポートします。本業はWEBマーケ ティング会社役員。

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