天気のいい日は、絶好のアウトドア日和。BBQやピクニック、海水浴などを楽しむにはうってつけだ! でも、気を付けたいのは強い日差し。日焼けもするし、長時間直射日光にさらされていると、熱中症にもなりかねない。
そこで用意したいのが「サンシェード」。日陰のない場所でも日陰を作れるし、ちょっとしたプライバシー空間も確保できる便利グッズだ。さまざまなタイプがあり、特徴も違うので、用途に合ったものを選びたい。
今回は数あるサンシェードの中から、代表的なモデルを紹介。どのような特徴があって、どんなときに便利なのかを解説しよう!
フレーム式シェード
細長いフレームを生地に通して、ドーム状に立ち上げるモデル。ピクニックシートのようなフロアが付いているので、ピクニックや海水浴などに便利だ。ただし、フレームを組み立てて作らなければならないので、少しだけ手間がかかるかも?
スタンダードタイプ
ピクニックシートの上に、ドーム状の屋根を作るスタンダードなタイプ。4方向が大きくあいていて風通しがよく、開放感が高い。しかしその半面、太陽の光が横から入ると日陰が外側に出てしまい、ピクニックシート上が日向になってしまうことも……
2本のメインポールと1本のリッジポールで組み立てる、2~3人用のシェード。ビーチでも固定できるように砂袋も付属している。
フルクローズタイプ
大きな開口部をすべて閉じられるタイプ。日差しの入る方向を閉じれば、日陰を作ることができるので、シェードの向きを変えたりしないですむ。また全閉すれば着替えができたり、バッグなどの荷物を隠すことができるので、海水浴などに便利だ。
フレームに角度をつけることにより壁面が立ち上がっているので、居住性が高い2~3人用のモデル。全閉ができるだけでなく、前後面にはメッシュパネルも装備している。
クイックフレームタイプ
生地と一体になったフレームを持ち上げてセットするワンタッチ式タイプ。フレームを伸ばして、生地を通して立ち上げるという手間がかからないのがいい。また、長いフレームを取りまわさなくていいので、混雑したビーチやプールでも周りを気にせず立てられる。
独自の機構でワンタッチ設営が可能な、約2畳サイズのモデル。紫外線を95%カットする生地を採用しているので、日差しの強いビーチなどに最適。
ポップアップ式シェード
弾力性のある金属ワイヤーが内蔵されていて、ロックを外すと広がって一瞬で組み立てが完了してしまうシェード。
軽量なので、気軽にピクニックや海水浴に持ち出せる。
組み立てる手間はかからないけれど、慣れないと収納するのに手間取ることもしばしば……
スタンダードタイプ
開口部が広い、おにぎりのような形状をした一般的なタイプ。この形状をベースとして、さまざまなサイズのモデルがある。フレームが比較的柔らかいので、風が強いとゆがみやすい。
内側にUVカットシルバーコーティングを採用し、紫外線を95%カットする。ピクニックシート部分は1.4畳で、2人用のモデル。
フルクローズタイプ
すべての開口部を閉じられるので、バッグなどをちょっと隠しておいたり、着替えなどをすることもできる。形状がトンネル状になっているので、開放感という点ではほかのモデルに比べると少々劣る部分もある。
本体には紫外線を90%カットし、断熱効果も高い生地を採用。両サイドにメッシュ窓を設けているので、風通しも抜群だ。携帯電話やメガネなどの小物を入れておくのに便利なポケット付き
パラソル式シェード
パラソルを傾けて置いた状態がシェードになるというモデル。パラソルと同様の開け閉めだけで設営・撤収ができるので扱いが簡単だ。サイドのフラップを広げると思いのほか大きく、2~3人でも十分に使えるモデルが多い。ビーチや公園での使用におすすめ。
天井には風抜き、サイドにはファスナーウインドウが付いているので風通しがよく、少々の風ならあおられることはない。生地にはUPF50+の素材を採用し、日焼け防止効果も高い
イージータープ
収束して閉じられている4本の脚を広げるだけで骨格ができあがるので、あとは生地をかけるだけと設営が簡単。ピクニックや海水浴には大きすぎるので、BBQなどのデイキャンプ向きだ。横からの日差しを遮るサイドパネル付きのモデルもある。
風に強く、雨や日差しが入りにくいひさしが装備されているモデル。オプションで日差しを遮るサイドパネルもある。
ドームシェード
アーチ状のフレームを組み合わせて建てるシェード。ドーム形状なので風に強く、日陰が作れる面積も広い。ただし1本のフレームが長く、組み立てるときは周囲に人や物がないかを注意して設営しなければいけない。
十分な日陰を作りつつも開放感のあるモデル。トップベンチレーションを装備しているので、下かから入り込む風であおられることも少ない。サイド2カ所にメッシュポケット付き。
シェード選びに悩んだら、この記事をじっくり読んで、用途に合ったモデルを探してみよう。この夏、きっと楽しいアウトドアライフを演出してくれるはずだ!
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