今や私たちの生活に欠かすことのできない存在となった、スマートフォン。
朝から晩まで肌身離さず持っているという人も少なくないのではないでしょうか。
そんななか、「長時間にわたってスマホを操作していたら、なんだか動作が遅くなってきた……」という経験はありませんか?
パソコンなどの端末でも見られる、いわゆる「重い」と呼ばれる状態ですね。
スマホの動作が重くなる理由としては、いくつかの原因が考えられます。
複数のアプリを立ち上げたままにしているとか、不要なデータがたまっているとか……。
そういったときの対策としてまず推奨されているのが、今回取り上げる「最適化」です。
そして、この「最適化」を簡単お手軽に実行してくれるのが、「最適化アプリ(「クリーナーアプリ」とも)」。
多種多彩なアプリがありますが、具体的にはどういったことができるのか、その基本機能を見ていきましょう。
※iOSには最適化の機能がないため、Androidスマホについてのご紹介記事になります。
スマホ最適化アプリの機能
※以下に挙げるのは、最適化・クリーナーアプリの多くが搭載している基本機能となります。アプリによってはこれら以外にもさまざまな機能を使えますので、用途に合わせて選んでみてください。
履歴・キャッシュの削除
最適化アプリの主な機能の一つとして、まずは「履歴・キャッシュの削除」が挙げられます。
「履歴」は、ホームページの閲覧履歴や通話履歴を指します。
個々の履歴は限りなく小さなデータではありますが、塵も積もればなんとやら。膨大な履歴のデータはスマホの容量を圧迫するだけでなく、動作を遅くさせる原因ともなりえます。
定期的に削除するようにしましょう。
また、履歴と似ていますが、「キャッシュ」はもう少し具体的なデータを指すものです。
例えば、Twitterのアイコン画像や、YouTubeの動画。こういったデータは「キャッシュ」として一時的に保存しておくことで、次に同じデータを読みこむ際の手間を省いてくれています。
例えば、好きなアーティストの新曲のPVを初めて見たときと、2回目に見たときでは、2回目のほうが読みこみが早く感じた――なんて経験はありませんか?
これが、キャッシュを保存しておくメリットです。
パソコンでは「一時ファイル」などとも呼ばれていますね。
ですが、履歴にせよキャッシュにせよ、あまりにもデータがたまりすぎてしまうと、スマホ本体の調子が悪くなってしまうこともしばしば。
それらをお手軽かつ定期的に削除するのに、最適化アプリが役立つわけです。
アプリ・データの管理
最適化アプリがきれいにしてくれるのは、履歴やキャッシュだけにとどまりません。スマホにインストールされているアプリをリストアップし、不要なものを選択して一括削除する機能も備わっています。
さらにはアプリのみならず、画像・音声・動画ファイルなども同様に整理することが可能。
こうして見ると、端末のあらゆるデータを削除・管理してくれるという意味で、最適化アプリは「スマホの中のお掃除屋さん」と言ってもいいかもしれませんね。
メモリの解放
「メモリの解放」についても同様です。
一口に言えば、「メモリ」とは、スマホ内のデータを「記憶」している部分。起動中のアプリの情報も記憶しているため、メモリの容量を超える通信が同時に行われると、必然的にスマホが重くなるわけです。
「いろいろなアプリを同時に開いていたら、スマホが熱くなってきた」というケースも、メモリがいっぱいいっぱいになっている証拠。
そんなときは、最適化アプリで「メモリを解放」してあげましょう。
不要なアプリは終了させてあげることで、動作も軽くなるはずです。
無料で使いやすい「Clean Master」
このような基本機能を持つスマホ最適化アプリですが、検索してみると、数多くのアプリが出ていることがわかります。無料アプリあり、多機能アプリありと、あまりに多種多様すぎて目移りしてしまうんですよね……。
一概にはどれが良いとは言い切れませんが、ひとつ挙げるとすれば、「Clean Master」が使いやすくておすすめです。
無料でインストールできますし、基本的なジャンククリーンのほか、ウイルス対策やバッテリーセーバー機能も搭載。アプリ画面も視覚的に見やすくわかりやすいので、初めて最適化アプリを使うという方にもおすすめできます。
もちろん、これ以外にもさまざまなスマホ最適化アプリがあります。必要としている機能に応じて、自分に合ったアプリを探してみてください!
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