ウェブメディアがますます隆盛を誇る一方、相変わらずダメージを受け続けているのが出版、特に「雑誌」です。未来がないと散々言われ続けている(悲しい...涙)雑誌業界ですが、現在、ひそかなムーブメントが巻き起こっているのをご存知でしょうか。

それはズバリ、「地方発のスポーツ雑誌」。その地方に特化したスポーツ情報を取り扱う超ローカル雑誌です。

高校野球の熱狂ぶりに代表されるように、私たち日本人にはなんだかんだ「おらがまち」の精神が根付いています。

地元のヒーローの活躍を知りたい!
今は違う場所に住んでいるけど、故郷のことはいつまでも気になる!
地元の人しか知らないようなマニアックな情報を手に入れたい!

こんな気持ちをグイグイ刺激する雑誌を3誌、編集部からのコメントを交えてご紹介いたします。

地方スポーツ誌の草分け的存在「岩手スポーツマガジン Standard」

超マニアック情報満載!個性豊かな「ローカルスポーツ雑誌」の世界

2010年に創刊した老舗ローカルスポーツ雑誌。メジャー/マイナー、強豪/弱小の隔てなく、岩手県内のスポーツ(アマチュアスポーツがメイン)を網羅。特に野球では地元出身の菊池雄星(西武)、大谷翔平(日本ハム)といったビッグスターを高校時代からていねいに追いかけ、全国からの注目を集めました。

現在は同コンセプトの兄弟誌が宮城、神奈川、愛知でも創刊されています。

<2014年11.12月号の内容>

・岩手ビッグブルズ「王座奪取」
・ウインターカップ 2014岩手県予選
・南関東インターハイ2014入賞選手紹介
・2014秋季高校野球プレイバック
・第29回東北小学生バレーボール選手権大会
・松本裕樹(盛岡大学附属高校)「静かに、熱く。」

<編集部からのメッセージ>

「岩手をひとつにするのはスポーツだ」をスローガンに掲げ、2010年の4月に創刊。ひとつのジャンルに偏ることなく、幅広いスポーツを掲載しています。

編集・制作の方針としては、"非ネット"と"非雑誌"という部分を大切にしてきました。ネットに登場するような選手は、当然のように全国誌が取り上げる選手。Standardでは、岩手のスポーツ界で戦う選手に重点を置くことで、他誌との差異を生み出してきました。

そして、雑誌という形態に縛られることなく、トークイベント主催、スポーツイベントの後援なども実施。紙媒体という枠を超えたコミュニケーション活動を積極的に行っています。

岩手で新たに築いたStandardのスタイルは次第に衆目を集めるようになり、今年は兄弟誌の創刊も相次ぎました。私たちはこれに留まることなく、ますます進化と深化を続けていきます。ご期待ください。

<雑誌情報>

雑誌名 :岩手スポーツマガジン Standard
発行元 :山口北州印刷
定価 :岩手版 720円(税込)
発行ペース :偶数月25日+臨時増刊
販売 :県内書店、Amazon富士山マガジンサービスいわて銀河プラザ(アンテナショップ)
ホームページ  http://www.iwatestandard.jp/index.html

シニア層まで取り上げる県民応援マガジン「いばらきスポーツ【MOVE】」

超マニアック情報満載!個性豊かな「ローカルスポーツ雑誌」の世界

2014年1月にリニューアル創刊し、2015年1月にて創刊1周年となる、いばらきスポーツ【MOVE】。1周年記念号ではさらにリニューアルし、「1冊に5,000人掲載!」をコンセプトに設定。大会pickupページを見開きで写真中心の内容とし、より多くの県内アスリートを誌面に掲載していく予定だとか。

<2014年11,12月号の内容>

目指せ世界進出!! motoGP!日本グランプリ!!
中学生たちが挑む「全中王者」への道
春のセンバツ甲子園を目指せ!茨城野球倶楽部
集中連載!「武道シリーズ」/ほか

<編集部からのメッセージ>

アマチュアスポーツ主体の誌面をコンセプトに、今まであまり取り上げられることのなかった競技も含め、幅広いジャンル・世代を取材しお伝えしています。まずは手に取っていただき茨城県内の頑張っているアスリートの姿を見て、応援をよろしくお願いいたします。

<雑誌情報>

雑誌名 :いばらきスポーツ「MOVE」
発行元 :株式会社 常創
定価 :500円(税込)
発行ペース :奇数月15日
販売 :県内の書店、Amazonオフィシャルホームページ
ホームページ :http://www.ibaraki-move.com/

超激戦区の神奈川野球を網羅する「BK(ベースボール神奈川)」

超マニアック情報満載!個性豊かな「ローカルスポーツ雑誌」の世界

神奈川県の高校野球を中心としたアマチュア野球雑誌。老若男女、多くの神奈川野球ファンが愛読しています。県内で頑張る野球選手を一人でも多く取り上げ、小さくても温かい記事を載せて行こうというコンセプトで取材、編集を行っている雑誌です。

<2014年秋号の内容>

・東海大相模 終わらない「奪回」への道
・小倉清一郎(元横浜コーチ)最後の長浜グラウンド
・Close Up!北相
・キャプテン友情座談会
・神奈川大学リーグで活躍する選手たち/ほか

<編集部からのメッセージ>

神奈川は日本で初めて野球の国際試合が行われた地であり、高校野球は日本最多の出場校数を誇ります(今夏は190)。昨年は松井裕樹投手(桐光学園-楽天)の人気で、全国から問い合わせをいただきました。

県内初のアマチュア野球雑誌ということで「待ってました!」「もっと!」の声が多く、その分プレッシャーもありますが(笑)スタッフが「野球を応援する人も応援したい!」という気持ちを持って、読者が参加できる企画も掲載しています。

夏の決勝戦に3万人のファンが詰めかける神奈川高校野球。その魅力を底辺から幅広く紹介していく雑誌です。

<雑誌情報>

雑誌名 :ベースボール神奈川
発行元 :侍athlete 株式会社
定価 :500円(税込)
発行 :年3回(4・7・9月)
販売   :県内の有隣堂ほか主要書店。高校野球試合会場で即売
ホームページ :http://www.samurai-a.co.jp/baseball-kanagawa/index.html

県内二大プロスポーツに密着!「広島アスリートマガジン」

超マニアック情報満載!個性豊かな「ローカルスポーツ雑誌」の世界

広島を本拠地に戦う、広島カープとサンフレッチェ広島を取り上げる雑誌。

カープやサンフレッチェを通じて"広島を盛り上げる"ことを念頭におき、さらに多くの人に両チームに親しみを持ってもらうことをコンセプトに制作されている雑誌は、表表紙を開くと広島カープの話題、裏表紙を開くとサンフレッチェ広島の話題というユニークな作りです。

30~40代の男女をメイン層に据えつつも、近年は「カープ女子」などの影響で若い読者も急増中なんだとか。

<2014年11月号の内容>
【広島カープ】

・大瀬良大地投手インタビュー 「直球勝負」
・エルドレッド選手インタビュー 「貫いたフルスイング」
・中田 廉投手インタビュー 「Rome was not built in a day」
・横山竜士投手 引退特集
・カープ実況アナが選ぶ14年ベストゲーム/ほか

【サンフレッチェ広島 内容】

・水本裕貴選手インタビュー 「紫の鉄人が守る!」
・高橋壮也選手インタビュー 「拓いてきた道」
・サムライ吉田安孝の紫風堂々 「常勝チームを目指せ」
・森崎ツインズMonthly Report/ほか

<編集部からのメッセージ>

試合だけではなく、普段の練習から取材を積み重ね、地元・広島だからこその細やかな取材をもとにした記事を掲載しています。

また、主力として活躍する選手だけではなく、二軍で汗を流す若手選手や控えの選手、ケガや不調からの復活を目指してトレーニングを積む選手など、情報が表に出にくい選手にも取材を行い、幅広い情報を取り上げています。

地元だからこそできる綿密な取材と、両チー ムへの溢れんばかりの愛情で構成されるスタイリッシュな誌面にも要注目! 広島といったら『アスリートマガジン』じゃけぇ!!

<雑誌情報>

雑誌名 :広島アスリートマガジン
発行元 :株式会社サンフィールド
価格 :668円(税込)
発行 :毎月25日
販売 :関東、関西、北九州の大型主要書店、広島ブランドショップTAUAmazon
ホームページ :http://sanfield.net

今回紹介した雑誌以外にも、北海道から沖縄まで各地で情報を発信しているローカルスポーツ雑誌。濃ゆーいローカル情報が知りたいスポーツファンは、通販ででも手に入れる価値アリです!

ピックアップ

青木美帆(あおき みほ)

ライター/エディター。バスケットボール専門誌の編集部を経て、バスケット、野球、サッカー、その他スポーツや教育の現場を奔走中。目標は日本のバスケット文化を豊かにすること。ITオンチ代表として、身近な疑問をやさしく丁寧に解決します。⇒twitterfacebook

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