パソコン版のLINEでできること、できないこと。スマホ版・iPad版とはここが違う!

LINEにはパソコン版がありますが、使ったことがないという人も多いのでは?スマホ版とパソコン版とで実際にどんな違いがあるのか、メリットとデメリットをまとめてみました!

2015年2月23日更新:パソコン版のLINEは「スマホ版のLINEに登録していないと使えない」と表記しておりましたが、「LINEアプリで利用登録しておく必要がある」の誤りでした。訂正しお詫び申しあげます。

皆さんは、LINEをパソコンでも使ってますか?

「使ってます」という人もいれば、「え?パソコン版なんてあるの?」と思った人もいるかもしれません。
ちなみにワタシは「パソコン版があるのは知っていたけど使ったことがない」人です。仕事柄パソコンに向かう時間が長いため、使い出したら業務に差し障りがありそうなので・・・・・・。(こちらの記事「平成生まれには通じないパソコンあるある」でも触れたICQのように大ハマリしてしまってはマズイのです!(笑)
とはいえ、パソコン版にはパソコン版の良さがありそうですし、そこは知っておきたいところ。というわけで、パソコン版も試してみた上で、スマホ版とパソコン版のメリットとデメリットをまとめてみました!

パソコン版LINEのメリット

パソコン版LINEの画面は、こんな感じです。スマホ版と全然違うインターフェイスかと思いきや、かなり似ています。この画面をパソコンのデスクトップ上に表示させて使用します(ウィンドウを閉じても、新しいトークが届くと、デスクトップ上にリアルタイムで通知が表示されます)。

それでは、パソコン版でしかできないことを挙げてみましょう。

  1. キーボードで入力できる
  2. ExcelやWord、PowerPointなどのファイルも送信できる
  3. パソコンや外付けハードディスクに保存されている画像を簡単に投稿できる

パソコン版ではキーボード入力が可能です。スマホでの文字入力が苦手な人はパソコン版を使えばスイスイ入力できるでしょうし、特に苦手じゃなくても長文を送りたいときは、パソコン版のほうが使いやすいと思います。
ExcelやWordなどのファイルは、スマホ版LINEでも受信が可能。「既読マークがつくため、無事に届いたかどうか確認せずに済むのが楽」との声もあり、ファイルは常にパソコン版LINEから送っているという人もいるようです。
デジカメで撮った画像を投稿しやすいのもメリット。スマホ版でも投稿することはできますが、まずは画像ファイルをスマホに送るところから始めなければならず、手間がかかります。

一方、こちらのパソコン版なら画面下の空欄にファイルをドラッグ&ドロップするだけでOK! 画像を面白いくらいにスイスイ送ることができます(ちょっと感動)。

パソコン版LINEのデメリット

逆に、パソコン版ではできないことが、こちら。

  1. ノート機能
  2. 有料スタンプの購入
  3. LINEカメラ、各種ゲームなどLINEと連携した公式コンテンツの利用

スマホ版に搭載されているノート機能。これは残念ながらパソコン版では使えません。有料スタンプの購入もパソコン版では不可(購入済みのスタンプは、パソコン版でも使用可能)。LINEと提携している公式コンテンツも、パソコン版では使えません。
パソコン版でできないことは意外に少ないですね。もしかしたら機能面の問題よりも、「スマホのようにいつでもどこでも使えるわけではない」という点が、最大のデメリットかもしれません。

スマホ版LINEのメリットとデメリット

では、スマホ版のメリットとは何でしょう?
とどのつまり、「パソコン版でできないことができる」のがスマホ版のメリットと言えます。

ノート機能、有料スタンプの購入、ゲームなどの連携コンテンツの利用、などが利用できるのはスマホ版ならではのメリットです。
また、スマホはパソコンに比べてどこにでも持ち歩けるので、場所や時間を選ばず使いやすいのもメリットと言えるでしょう。外出先や職場ではもちろん、就寝時でも枕元に置いておけば、緊急の連絡にすぐ対応できます。
逆に、スマホ版LINEのデメリットは、「パソコン版でできることができない」こと。キーボードで入力したい人、色々な種類のファイルを送りたい人、デジカメの画像を頻繁に投稿したい人は、パソコン版を使い始めたら、スマホLINE版に不満を感じるかもしれません。

パソコン版の注意点や意外な便利点

メリット・デメリットと言うほどではないですが、パソコン版LINEには、注意すべき点や意外な便利点もあります。

  1. エンターキーを押すと文章が投稿されてしまう
  2. パソコン版LINEは、LINEアプリで利用登録しておく必要がある
  3. パソコン版でも無料通話ができる(ただしマイクは必要)

パソコン版では、トーク画面の文章入力欄でエンターキーを押すと文章が投稿されてしまいます。書いている途中の文章が送信されると結構あせるので、ちょっぴり注意が必要です。
また、パソコン版LINEは、LINEアプリで利用登録しておくことが使用の最低条件です! というのも、パソコン版にログインするにはアプリに登録したアカウントとパスワードの入力が必要なのです。
パソコン版を使うための準備とインストール方法については、こちらの記事「パソコンでLINEを使えるようにする方法」をご覧ください。
意外に重宝するとの声を聞くのは、パソコン版での無料通話。スマホが壊れたときでも、パソコン版を起動させて友だちの画面の受話器アイコンを押すだけで、簡単に通話ができるのです(マイクとスピーカーで通話をするので、マイクの準備は必要です)。

もちろん通話ではなくトークのやりとりでもいいのですが、いずれにせよ、スマホが使えなくなったときのリスクヘッジになりそうです。

iPad版は分割表示が可能

実はLINEには、iPad版もあります。iPad専用のアプリ「LINE for iPad」をインストールして使います。
スマホ用のアプリと違い、横長のiPad画面に合わせて作られているのが特徴。画面の左側にはトークをした友達一覧、右側にはトーク画面、というように分割表示させることができます(トークを全面表示にすることも可能)。
iPadでLINEをしている人を電車で見たときは、トークが丸見えで目のやり場に困りましたが(苦笑)、スマホと同じ感覚で、かつ大画面でLINEをやりたい人には快適かもしれません。
・・・いかがでしたか?
個人的には、パソコン版LINEでできないことは意外に少ないという印象を持ちました。そして、パソコン版でしか使えない機能はなかなか快適。現在スマホのLINEを頻繁に使っていて、「もっともっと使いたい!」という人には、パソコン版を試してみる価値は多いにあると思います。
一方、ワタシのように「快適に使えそうだからこそ、しょっちゅう使うようになったらマズイ」と考えている人は、導入を思いとどまった方がいいかもしれません(笑)。
ただ、LINEをそこまで頻繁に使っていない人でも、「お互いのメールアドレスは知らず、LINEでのみ繋がっている相手」っていますよね。日頃から使わずとも、スマホが壊れたときに備えてパソコン版を入れておく、というのはのはアリだと思いますよ!

※LINEの仕様は2015年2月9日時点のものとなります。

ダヨリン(ヨダエリ)

パソコン通信からネットに親しみ、ユーザー視点に立ったデジタル活用術の記事を『日経新聞』『日経ネットナビ』など多数の媒体で手がける。「イマ・ヒト・ココロ」が執筆テーマで、恋愛アナリストとしての著書も。思春期はドイツ在住。好物はお茶とROCK。 ⇒ダヨリン普通日記