スマホでの失礼行為に注意!あなたも知らずにやってるかも

何気なくしているそのスマホいじり。でもスマホマナーは大丈夫ですか? 周りからすると不快な行為かもしれません。今回は、スマホ社会だからこそ注意したい、よくあるスマホの失礼行為5選についてまとめました。

最近では、どこでも誰でもスマホをいじっていますよね。とても便利な通信機器なのでその気持ちも分かりますが、時と場合によっては迷惑なことも。知らずに周りを不快にしているかもしれませんよ。

スマホのよくある失礼行為5選

ニュースでも度々取り上げられていて、もはや社会問題と言っても過言ではないスマホマナーの悪化。歩きスマホはよく耳にしますが、他にも失礼行為はあります。

混雑した電車内でのスマホ

通勤・通学中の電車内。暇つぶしにスマホをいじりたくなる気持ちも分かります。ニュースのチェック、調べものをしたりと有効活用している方も多いですよね。
しかし、混雑した電車内でのスマホは要注意。人間は何かに集中すると他への注意がおろそかになりがちです。スマホに集中するあまり、周りの人にカバンや傘がぶつかっていたり、音漏れしていたりなど、迷惑をかけているかもしれません。
混雑している電車内でスマホを使う際には、ちょっとだけ周りに目を向けて失礼にならないよう配慮したいですね。

恋人や友人との食事中にもスマホ?

食事中にもスマホが手放せない……という方も多いのでは。1人での食事であれば自由にスマホをいじっていいと思いますが、誰かと一緒ならそれはマナー違反です。
特に、恋人や友人との食事のスマホいじりはおすすめしません。相手から「何のために私と食事しているのだろう?」「食事しても楽しくない……」と思われるかも。気づいた頃には周りから誰もいなくなって、孤独飯になっているかもしれませんよ。
ちなみに、スマホは洗うことがまずないため、雑菌がかなり繁殖しています。スマホ飯はそもそも感染症のリスクを高める危険行為なので、マナー以外の観点からもやめた方がいいでしょう。

映画や劇場でのスマホ利用

スマホの失礼行為でとくに問題なのが、やっている本人が周りに迷惑をかけている自覚がないことです。例えば、映画館や劇場のように薄暗い空間でのスマホ利用。
スマホの画面は小さいので、本人からすると周りに迷惑をかけている自覚はないのでしょうが、薄暗い空間でスマホの画面はかなり光って見えます。映画やショーの最中に前の席からスマホがチラチラ見える……。内容に集中できなくなります。
映画館や劇場では、開演前に「スマホの電源は切って……」とアナウンスがあるはず。どうしてもスマホがいじりたいのなら、会場の外にでるのがマナーです。

人・モノの無断スマホ撮影

スマホカメラで日常の何気ない風景を写真に納めて、SNSに投稿する方も多くなりましたよね。1つの投稿がバズって人気者に……なんてことも夢ではありません。
でも、ちょっと待ってください。その写真、他人やモノ(商品や建物など)が写っていませんか?無断で投稿してしまうと、その人や持ち主とのトラブルに発展する可能性が。裁判にまで発展する事例は稀ですが、無断撮影はやめておきましょう。
どうしてもその写真をSNSに投稿したいのであれば、他人の顔にぼかしを入れたり、持ち主に許諾を取るなど、きちんと手続きすればトラブルは避けられますよ。

車や自転車での脇見スマホ

絶対ダメなのが車や自転車での脇見スマホ。以前に比べるとずいぶん減ったものの、それでも街中ではいまだに脇見スマホをしているドライバーを見かけます。
車はもちろん、自転車でも事故になれば相手を死傷させます。過去には、自転車による死傷事故で1億円近くの賠償責任が発生した事例も。「払えるわけない……」と思うでしょうが、交通事故の賠償責任は自己破産等できないので逃れられません。
あと、そもそも運転中のスマホは道路交通法違反です。事故を起こしていなくても、「6か月以下の懲役または10万円以下の罰金」が課せられる可能性があります。

スマホマナーを守って楽しく利用しよう!

運転中のスマホは別として、スマホのマナーを守らなかったからと刑罰はありません。でも、マナー違反を繰り返していると、周りからの印象は悪くなります。
スマホの失礼行為はトラブルに巻き込まれるリスクを高めるだけ。周りだけでなく、自分のためにもマナーを守ってみんなで気持ちよくスマホを利用しましょう!

堀本一徳

世界24カ国を旅した自由人。現在はライター兼カメラマン兼ウェブデザイナーとして活動中。得意分野はIT(情報系学科出身)、旅行、教育(教員免許あり)