格安SIMのデータ通信プランでできないこと
格安SIMは通常の携帯電話に比べ料金がリーズナブル。
中でも音声通話機能がないデータ通信専用のプランがぐっとお得になっています。
さらに格安SIMでは、ユーザーのニーズに合わせて、さまざまな料金プランや端末を選べるのが魅力ですよね。
一方で、格安SIMでは選ぶプランによってできないこともあります。
例えば、データ通信専用プランを選択すると、090などの番号が付与されず音声通話ができません。
ここでは、データ通信専用プランでできない通話機能を可能にするアイデアをご紹介します。
データ通信専用プランで通話を可能にする方法
割安なデータ通信専用プランはとても魅力的。
データ通信SIMは通話ができないと思っていませんか?
確かに、データ通信専用プランでは、音声通話機能が付いていませんが、通話する方法はいくつかあります。
以下で具体的な方法をみていきましょう。
LINEやskypeを利用しよう
友達や家族となら、LINEなどのコミュニケーションアプリやskypeなどのインターネット電話サービスで手軽に通話が可能です。
発信元、発信先の両者がサービスに登録しておく必要があり、個別の番号などは付与されませんが、無料で利用できるのでデータ通信専用プランでも十分に活用できます。
IP電話アプリを利用しよう
LINEやインターネット電話だと、個別番号がなくちょっと頼りない……という方は、ブロードバンド回線を使ったIP電話なら個別の番号が付与され、携帯のような使い方ができます。050 plusやSmarTalk、LaLa Call、G-Call050など、Wi-Fiやデータ通信SIMからインターネット回線に接続できる環境であれば、利用することができます。
しかし、通話品質がインターネット環境に左右されてしまいますので注意が必要です。
緊急電話は個別電話で対応しよう
050などのIP電話では、110番や119番などの緊急電話ができません。
もしも、緊急時にデータ通信専用SIMの端末しか手元になかった場合は、最寄りの警察署や消防署の電話番号を登録しておくと、IP電話アプリから発信できます。
自宅近くにいないときなどは「緊急通報ナビ(iOS版はこちら、android版はこちら
)」を利用すれば現在地の最寄りの警察署を表示し、発信することができます。
最寄りの警察署マークをタップし「VoIP」を押すと、IP電話アプリが開いて発信できますが、一部非対応のIP電話アプリがあるため、その場合は一度電話番号を控えて発信しなければなりません。
格安SIMのデータ通信プランでも通話は可能
データ通信専用プランは、インターネット接続だけに使用できると思われていますが、じつはアプリなどを利用すれば通話も可能です。家族内や友人とのやりとりなら、メッセージアプリやIP電話の通話品質で事足りてしまうことがほとんどではないでしょうか。通話機能をプラスすることで、データ通信SIMの活用シーンがもっと広がりそうです。
関連記事
・第5話「格安SIM・スマホができないこと」~マンガでわかる格安SIM・スマホ~
・第7話「SIMロック解除って?」~マンガでわかる格安SIM・スマホ~
・音楽や動画を楽しむ「BIGLOBE モバイル エンタメフリー」のすすめ
・実際にデータSIMにしてよかったこと・面倒なことまとめ