有線と無線、どちらのネット接続が速いかご存知ですか?
自宅でネット環境を構築する際、有線LANにするかそれとも無線LANにするかで悩まれる方は多いのではないでしょうか。
特に戸建てや部屋数の多いマンションに住まれているかたは、使い勝手の良い無線LANにしたいと思いつつも、速度の関係で有線LANを選択されてはいませんか?
でも最近は速度に関して無線LANでも有線LANと変わらない、もしくは速いというのが当たり前になりつつあります。
そこで今回はこれからネット環境を構築したいかたにおすすめな無線LANルーターの選び方をご紹介します!
実は無線LANの方が有線LANより速い
無線LANが登場、普及してもう随分とたちますが、多くの方は無線LANよりも有線LANのほうが速度が速いと思われているのではないでしょうか。しかし最近の無線LANは技術の進化もあり、速度も大幅にアップしているんです!
例えばNECのAtermの無線LANルーター製品(PA-WG2600HP3)の公式サイトから次の表を引用します。
▼Aterm(PA-WG2600HP3)公式サイト
注目すべき点は「実効スループット」の箇所です。この実効スループットとは、実際に通信できる単位時間あたりのデータ転送量の最大値を表したもの。この値が大きければ大きいほど、動画サイトや画像の多いページも快適に閲覧することができることを指します。
この製品の実効スループットは、有線LANで約940Mbpsなのに対し、無線LANは約1,430Mbpsです。同じルーターでも無線接続のほうが約500Mbpsも速くなっていることがわかります。
※表示の数値は本製品と同等の構成を持った機器と通信を行ったときの理論上の最大値であり、実際のデータ転送速度ではありません。(Aterm公式サイトより)
速さの秘密は、Wi-Fi規格「IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)」
有線のほうがずっと速いと思っていたのに、なぜこんなにも無線のほうが速いの? と思われる方も多いかもしれません。
有線よりも無線のほうが速い理由、それはWi-Fi規格「IEEE802.11ac(以後11ac)」にあります。11acとは、「Wi-Fi 5」とも呼ばれる2014年1月に正式に制定されたWi-Fi規格です。それまで主流であった11nに比べ速さが11.5倍となり、無線であっても高速通信が可能になりました。さらにPCはもちろん、スマホ、タブレット、テレビ。そして無線LANルータと11ac(Wi-Fi 5)に対応する機器が続々と増えたこともあって、多くのデバイスで高速通信が楽しめるようになっているんです!
無線LANルータの選び方
無線でも高速でネットを楽しむためには、11ac(Wi-Fi 5)に対応していることはもちろん、それ以外に二つのポイントがあります。
家の間取りを確認する
無線LANルータには、戸建て、マンション向けなどそれぞれに合ったタイプがあります。例えば2階建ての戸建てに住んでいるのに、1ルーム~2LDK用の無線LANルータを購入してしまうと、一部の部屋でしかネットが使えないといったこともありえます。必ず、家の間取り、大きさに合った無線LANルータを選択するようにしましょう。
同時に何台のデバイスで使うのか確認する
家の大きさ、間取りのほか、同時に何台のデバイスを使うのかも確認しなくてはなりません。その無線LANルータで何台同時接続が可能かは、ストリーム数で確認できます。例えば4ストリームとなっていれば、同時に4台まで快適にネットが楽しめるということです(多少速度が落ちてしまうこともありますが、4台以上を同時に接続することもできます)。
オススメ無線LANルータ
それではここでおすすめの無線LANルータをご紹介します。
▼Aterm WG1200HP3 PA-WG1200HP3
11ac対応の無線LANルータとして人気の機種で、2ストリームですが、最大で15台、5人まで利用可能です。
価格6,947円(2018年7月10日現在)
▼Aterm WG2600HP4
11ac/n/a(5GHz帯)と11n/g/b(2.4GHz帯)の両方で快適にネットを楽しめるタイプ。同時に6人が使用可能です。
最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 6」についての記事は下記を参照ください。
▼次世代のWi-Fi規格「Wi-Fi 6」とは? ルーターはどうする?
自宅の固定回線を見直して、もっとインターネットを快適に
有線だと家の中でも使える場所が限られてしまったり、スマホやタブレットは使えなかったりといったデメリットがあります。しかし無線であればそういった心配もなく、家の中のいろいろな場所で、さまざまな端末で快適にネットが楽しめます。
そして、ビッグローブ光では無線LANルータが12カ月間無料になる特典を実施しています。安定した高速通信を家族で使いたいという場合など、検討されてみてはいかがでしょうか。
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