無線LANプリンタが圧倒的に便利な3つの理由

プリンタを購入する際に意識したいのが、「無線LAN」機能の有無。無線LAN対応プリンタであれば、有線でのプリンタ利用に比べて3つのメリットがあるんです。

パソコンのプリンタを選ぶときに、「とにかく安ければなんでもいい!」と思っていませんか? 使用するインクの種類や印刷できる用紙の対応サイズによってプリンタの価格は異なりますが、最初に気にかけたいのが「無線LAN」機能の有無です。

無線LANって何?

「無線LAN」」とは、無線でデータの送受信を行う構内通信網のことです。
プリンタにはこの「無線LAN」機能を搭載したものが増えています。プリンタに無線LANが搭載されている場合、パソコンとプリンタをUSBケーブルで接続しなくても、印刷できるのが魅力です。

無線LANを利用するには、「親機」が必要です。親機は「Wi-Fiルーター」と呼ばれ、有線でモデムに接続すれば、パソコンやスマホ、プリンタが「子機」となり、無線LAN「親機」を仲介して、データがやりとりできるようになります(写真はバッファローの「WCR-1166DS」)。
プリンタによっては、親機がなくてもパソコンやスマホに接続することも可能です。

※画像はエプソン公式サイトより
エプソンの「Colorio」シリーズの一部機種では「Wi-Fi Direct」、キヤノンの「PIXUS」シリーズの一部機種では「アクセスポイントモード」を搭載しており、これらの機能があれば、パソコンやスマホとプリンタを直接接続できます。

さらに、エプソンの「EP-808AW/AB/AR」(写真=上)や、キヤノンの「MG7730」(写真=下)などは、NFC搭載Android端末の場合、スマホをプリンタにタッチするだけで、選択した写真を印刷できる機能も備えています。

プリンタの置き場所に困らない

無線で接続できることの最大の利点は、プリンタの置き場所が制限されないことにあります。USBケーブルの長さを気にすることなくプリンタを設置できるので、部屋のなかの空きスペースを上手く活用できます。

1台のプリンタを複数名で共有できる

有線でプリンタを使っていると、データを出力したいパソコンを替える際、いちいちケーブルを抜き差ししなればなりません。しかし、無線LAN対応プリンタなら、ケーブルの差し替えは不要です。ただし、印刷中にほかのパソコンやスマホから印刷することはできません。

スマホからも手軽に出力できる

スマホで撮った写真や、スマホで作成したOfficeファイルなどを印刷するときに、プリンタとスマホを同じWi-Fiネットワークに接続するだけで、簡単にスマホから印刷できます。いちいちケーブルを用意する必要がないので、スマホからの出力がとても手軽です。プリンタに応じた専用のスマホアプリを使えば、離れた場所からプリンタの電源のオン・オフを操作することも可能です。
もし、プリンタを新たに購入したい人や買い替えを検討している人は、無線LAN対応モデルを選んでください。そうすることで、プリンタならではの不便さが一気に解消されること必至です。

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今西絢美(いまにしあやみ)

編集プロダクション「ゴーズ」所属の三十路女史。スマートフォンなどのデジタルガジェットを中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。食べ歩きネタと”嵐”のチェックはライフワーク。