スムーズなプレゼンを実現!パワポに添付する画像を軽くする方法

プレゼンの際に欠かすことのできないパワーポイント。しかし見やすくするため画像を添付し過ぎて重くなっていませんか?そこで画像を添付しても重くならない方法をご紹介します。

社内会議はもちろん、取引先でのプレゼンで必須のツールであるパワーポイント。
少しでも見やすくわかりやすく相手に伝えるためには、テキストだけではなく、画像を効果的に活用する必要があります。
しかしあまりにも画像を添付しすぎてしまうと、ファイルが重くなり、ページを遷移するたびに読み込みに時間がかかり、スムーズなプレゼンが難しくなります。
そこで今回はパワーポイントで添付した画像を軽くする方法と、そもそも重い画像を添付する前に軽くする方法をご紹介します
※記事ではPowerPoint2016を使用しています。

「図の圧縮」を使って画像サイズを小さくする方法

サンプルのパワーポイントは画像2枚と図が1枚で容量は3.94MBあります。これではちょっとスムーズにプレゼンできませんよね。
画像サイズを軽くしてみましょう。
パワーポイントでもっとも簡単に画像サイズを小さくするには、「図の圧縮」を使います。
まずどれでも構わないので画像の上で左クリックをします。すると図ツールの書式という表示が出るので、ここで「図の圧縮」をクリックします。

「図の圧縮」のダイアログが表示されるので、まずはここで「この画像だけに適用する」にチェックが入っていないことを確認します。ここにチェックが入ったままだと、選択した画像しか圧縮されないため、全体のファイルサイズはそれほど小さくなりません。
続いて解像度で「Web(150ppi):Webページやプロジェクターに最適」を選択し、「OK」をクリックします。最後に上書き保存をすれば、圧縮は終了です。

この作業によって3.94MBあったサイズが816KBとほぼ5分の1にまで圧縮されました
よほど大きな画面のプロジェクターや高画質なモニターでなければ、この画質でも何の問題もありません。

パワーポイントに添付する前に画像サイズを小さくする方法

次にパワーポイントに添付する前の段階で、画像サイズを小さくする方法をご紹介します。使用するツールはWindowsの画像加工ツール、ペイントです。
サイズを小さくしたい画像をペイントで開き、「サイズ変更」を選択し、ダイアログが表示されたら、単位を「ピクセル」にして縦横のサイズを変更します。
この際、「縦横比を維持する」にチェックが入っていることを確認することを忘れないでください。パワーポイントに添付するのであれば、水平方向で800ピクセルもあれば十分です。

サイズを変更したら「OK」をクリックします。
そして「ファイル」から「名前を付けて保存」を選択し、保存形式はよりサイズが小さくなる「JPEG画像」を選択します。最後に任意の名前を付けて保存をすれば画像サイズの縮小は終了です。

この作業によって3.19MBあったサイズが432KBとほぼ7分の1にまで圧縮されました

画像サイズを軽くしてスムーズなプレゼンを

画像サイズを軽くしてスムーズなページ遷移を実現することで、プレゼン自体も淀みがなくなり、より相手に伝わりやすくなることで説得力が生まれます。
画像が多いなと思ったときはぜひ、今回ご紹介した方法でサイズを調整してみてください!

関連記事

パワーポイントの「表」の列幅や行幅を一発で等間隔にする方法
パワーポイントのサイズ変更、16:9から4:3にする方法
パワーポイントで「白抜き文字」や「ふちなし」で印刷する方法

川村龍一(かわむらりゅういち)

ネットサービスやツールに関することを中心に色々書いているフリーのライターです。バンドやったり歌詞作ったりもしてます。将来的には子供向けの何かを作ったり書いたりできればいいなと日々を過ごしてます。