最近スマホでSNSを見ていると、パノラマ写真を投稿している人をよく見かける。小さな写真でも景色がワイドに撮られていると、見ているほうにもその臨場感が伝わってきて楽しいものだ。
でもパノラマ写真って、カメラをうまく移動させられなくて、きれいに撮れなかったりすることも……。
そこで今回は、iPhoneでパノラマ写真を上手に撮る方法を紹介。どうしてもうまく撮れない人には、裏ワザも紹介しちゃおう!
知っておこう! パノラマ撮影の基本テクニック
まずiPhoneの「カメラ」アプリを起動させ、画面下にある文字から「パノラマ」を選択。これでパノラマ撮影の準備完了だ。白い丸ボタンを押すと撮影が始まるので、矢印の方向に向かってカメラを動かしていく。
このとき、矢印を黄色い線に沿って動かすのがポイントとなるのだけれど、これが慣れないと難しい。ではどのようにカメラを動かせば、上手にパノラマ写真を撮ることができるのだろう。
まず、パノラマ写真の中央に入れたい場所に正対し、足を肩幅に開いて立つ。そしてカメラを被写体に向けたら両ヒジを体に付けて脇を締め、カメラがブレないように固定する。そのまま上半身を左に目一杯ひねって、体が止まった位置が撮影開始のポイントだ。
iPhoneの撮影範囲は最大で240°なので、この角度をすべて使って撮ろうと思うと、体をギリギリまでひねる必要がある。でも体の柔軟性には個人差があるので、無理してひねらないように。途中で白い丸ボタンを押せば、撮影を終わらせることができるので……
そして、がんばって体をひねって撮ったパノラマ写真がコレ!
広々としていてイイね~! これで青空だったら言うことなしなのになぁ。
ちなみに撮影前に矢印をタップすれば、向きを右から左に変えることができるので、自分のひねりやすい方向を選んでみよう。
横に慣れたら「縦パノラマ」にも挑戦!
このパノラマ撮影、左右に広い写真を撮ることができるだけでなく、上下に広い「縦パノラマ写真」を撮ることも可能だ。その写真がコレ。
背の高い被写体を撮ると上から下まで収まるけれど、近すぎるとこんなふうに歪んでしまう。
やはりこのくらい離れているほうがいいみたい。
この縦パノラマ写真を上手に撮影するためには、横パノラマ写真とはちょっと違ったコツが必要だ。
被写体に向かって正対し、足を肩幅に開くまでは同じ。そしてヒジをまっすぐ伸ばし、脇を締める。そしてカメラを足下に向けてスタートボタンを押す。あとは腕を伸ばしたまま、ゆっくりとカメラを上へ動かしていけばOKだ。
ただし240°をフルに撮影しようとすると、最後に腰を反らせなければならないので、腰痛持ちの人は気を付けて。
誰でも簡単に撮れるパノラマ撮影の裏ワザ
「パノラマ写真を撮るのって、なんだか面倒くさそう……」という人には、体をひねらなくてもすむ裏ワザを紹介しよう。
まずはGoogleのオンラインストレージサービス「Googleフォト」の無料アプリをダウンロード。撮影した写真がWi-Fi接続時に自動バックアップされるようにする。準備はこれだけでOK。
そして、パノラマ写真を撮りたいと思う風景を「パノラマ」ではなく「写真」モードで数枚に分けて撮影する。すると……
「Googleフォト」の”アシスタント”機能が、勝手にパノラマ写真を作ってくれちゃうんです!
「Googleフォト」のAIが関連する写真を選び出して、パノラマ写真を自動作成してくれるのだ。これなら自分でカメラを動かす必要がないので、ブレたりする心配もない。
「1カットじゃ撮りきれない!」という開放的な風景に出会ったら、ぜひともパノラマ撮影をしてみよう。きっと見たままの印象を写真に残しておくことができるぞ!
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