家計簿アプリで劇的に毎月の支出がラクに管理できるようになった

毎年、今年こそは家計簿をつけようと思いながらも、結局は続かない人も多いのでは? そこで今回は銀行、クレジットカードなどさまざまなサービスと連携可能で簡単に収支管理ができる家計簿アプリをご紹介します。

家計簿で一番重要なことは継続すること

お金の使い道を明確にする、毎月の収入と支出額を把握する、無駄な出費を減らすなど、家計簿をつける理由はさまざまですが、どういった理由で始めるにしろ、重要なことは継続することです。
一週間、一か月程度やっただけでは、ほかの月と比較もできず、収入・支出の把握、無駄な出費を減らすなどを実現することはできません。
継続のポイントは、日々の出入金をいかに手間をかけずに記録するかです。
そこで今回は無料ながら高機能で、ほぼ自動的に日々の出入金管理が可能な家計簿アプリ「マネーフォワード」をご紹介します。

多機能な家計簿アプリ「マネーフォワード」とは?

まずは簡単にマネーフォワードの主な機能をご紹介します。

銀行、通販、カードなどさまざまなサービスと連携が可能

マネーフォワードの最大の特長ともいえる機能が、さまざまなサービスとの連携です。銀行、証券会社、携帯電話会社、通販、クレジットカードなど2,600以上(2018年1月31日現在)とのサービスと連携が可能です。
家計簿を継続する際にもっとも手間がかかるのが、さまざまな決済手段での出入金の管理ではないでしょうか。マネーフォワードであれば、一度連携してしまえばクレジットカード払いや銀行引き落とし、電子マネーによる支払いの管理がほぼ自動で記録されるんです。

また出入金だけではなく、クレジットカードや通販などのポイント管理もできるので、それぞれのサイトで確認する手間も軽減されます。

銀行やカード、通販で使ったお金の項目は自動で分類

食費、日用品費、税金、交際費など使ったお金の項目を分類することも、家計簿を継続するうえでネックになりがちですよね。
せっかく家計簿をつけるなら、お金の使い道を明確にすることで、無駄を省きたいもの。そのためには、何にお金を使っているのかを項目別にまとめる必要があります。
しかしこの項目の分類が面倒で家計簿が続かない方は多いはず。
マネーフォワードは、銀行やカード、通販で使ったお金は、機械学習を活用し取引の明細から推測することで、自動で食費や交際費、交通費など項目別に分類して記録してくれます。
食費を「外食」や「その他の食費」など細かい分類は手作業で入力しなくてはならないケースもありますが、おおまかに分類してくれるだけでも、家計簿をつける時間は短縮され、面倒も軽減します。

もちろん手入力したり、マネーフォワードにない項目を自分でつくったりできるため、より詳細な分類をしたいといった場合は、自分オリジナルの家計簿作成も可能です。

日々の買い物もレシートを撮影するだけで自動反映

コンビニ、スーパー、ドラッグストアなどでの日々の買い物の記録も、手入力となると簡単ではありません。しかしマネーフォワードであればレシートを撮影するだけで、購入店舗と購入した品物名、項目を自動で反映します。

ほとんど自動反映で便利!

このように、マネーフォワードでは銀行、クレジットカード、通販などのサービスとの連携、それらのサービスで使ったお金の項目を自動で分類、そして日々の買い物もレシート撮影で自動反映してくれます。
マネーフォワードの一番の特徴はここで、ほとんど手間をかけることなく家計簿を記録することができるんです。
ここまでご紹介した機能は無料で使えますが、有料版にすると、データのCSVダウンロード、12ヶ月分の家計推移、資産推移データの閲覧なども行えます。

日々の現金管理から将来的な資産活用まで使い方は自分次第

筆者もマネーフォワードを実際に使ってみました。

各種サービスとの連携が簡単

一番のメリットと感じたのは、さまざまなサービスと簡単に連携ができるということ、そしてそれによって自分のお金が視覚化されたことでどう動いているかの流れが一目でわかるようになったことです。
最初に銀行、クレジットカード、通販だけの連携をしてみましたが、それだけでも家計簿をつける手間は大幅に楽になりました。
少し慣れてきて、株やFX、電子マネー、マイルの管理、不動産、年金、投信なども一括で管理すれば、日々の無駄削減だけではなく、将来的な資産活用にも十分に役立ちそうです。
少し気になったのは、レシートの読み取り精度があまりよくないところです。しっかりと撮影しているつもりでも、店名や購入品目、そして商品金額などの読み取りミスや読み取れないといったことが割と多いので、ここは早めに改善して欲しいところです。

通販やス―パー、コンビニのポイント連携が便利!

ほかにも実際に使ってみて便利だなと思ったのが、Amazon、楽天などの通販サイト、そしてスーパー、コンビニなどのポイントカードとの連携です。
普段、複数の通販サイトやコンビニでの買い物が多いため、それぞれのポイント管理が煩雑になっていました。しかしマネーフォワードでそれらを連携してしまえば、ポイントも一目でチェックできます。
たとえば、楽天とAmazonのどちらも扱っている商品をどちらで買おうか迷ったとき、「今、楽天ポイントが貯まっているから、楽天で買い物をしよう」といったことが、一目でわかるのは非常に便利です。

高機能だからこそ「アバウトさ」も大事

無料でもさまざまな機能を活用できるマネーフォワードですが、だからこそ継続していくためには、完璧にしようとし過ぎないことです。例えばドラッグストアで薬と食品を購入した場合、レシートを撮影すると項目はすべて日用品として分類されます。
もちろん後から手動で日用品と食品に項目を分類することはできます。しかしこれまで家計簿を継続できなかった方がそこまで細かく分類しようとすると、結局は3日坊主になってしまう可能性が高まります。
冒頭でも触れたように家計簿で一番重要なことは継続です。そのためにはあまり細かく分類しようと考えず、お店単位で管理するといった良い意味でのアバウトさが必要です。
これまでなかなか継続ができずにいたけど、今年こそはと思っているかたは一度、マネーフォワードを試してみてはいかがでしょう。

BIGLOBEモバイルやGポイントとの連携も!

 
マネーフォワードでは、毎月のスマホ料金やポイントチェックも可能ですが、ドコモやau、ソフトバンクだけではなく、格安スマホとの連携もできます。
もちろん、BIGLOBEモバイルとの連携も可能なうえ、BIGLOBEの利用料金値引きにも使えるGポイントとの連携もできますので、BIGLOBEモバイルユーザーの方であれば、ぜひ、おすすめします!

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川村龍一(かわむらりゅういち)

ネットサービスやツールに関することを中心に色々書いているフリーのライターです。バンドやったり歌詞作ったりもしてます。将来的には子供向けの何かを作ったり書いたりできればいいなと日々を過ごしてます。