メルカリ・ラクマ・ヤフオク! の出品はこう使い分ける

最近は、フリマアプリで、気軽に不要品を手放せるようになりました。でも、メルカリ、ラクマ、ヤフオク! のどれがいいの? と迷うこともありますよね。ここではメルカリ、ラクマ、ヤフオク! で出品するときの仕組みや手数料、配送料の違いをまとめています。基本的な使い分け方もご紹介します!

フリマアプリはどれも似たようなサービスだと思っていませんか? どのサービスも手軽に出品できますが、違いを知っておくと効率よく出品できます。ここでは、「メルカリ」「ラクマ」「ヤフオク!」の3つのサービスの違いや使い分けについてまとめてご紹介します。

メルカリ、ラクマ、ヤフオク! で出品!それぞれの特徴をチェック

話題のメルカリをはじめ、フリマアプリの種類も増えてきました。まずは以下で、メルカリ、ラクマ、ヤフオク! の3つのサービスの出品時の利用料金やサービスの違いについてみていきましょう。
※2019年1月時点の情報です。最新の料金は各公式サイトでご確認ください。
フリマアプリ出品時の利用料やサービスの違い

メルカリ ラクマ ヤフオク
月額利用料 0円 0円 0円or 498円
形式 フリマ フリマ フリマ or オークション
出品手数料 0円 0円 0円
売れた時の手数料 10% 3.50% 8.64% or 10% ※特定のカテゴリを除く
売上金の振込手数料 200円※1万円以上で無料 210円※1万円以上で楽天銀行指定の場合のみ無料0円 無料
匿名配送
振込申請から入金まで 4営業日 即日~4営業日 翌営業日~翌々営業日

出品の手軽さは各社共通、販売手数料や配送料に違いがある

いずれのサービスも出品するまで無料であることやアプリを使って簡単に出品できることは共通しています。
販売形式はメルカリとラクマがフリマ形式ですが、ヤフオク! のみオークション形式で出品できます。また、メルカリ、ラクマ、ヤフオク! は、それぞれ実際に売れたときに差し引かれる販売手数料に違いがありますが、ヤフオク! は「Yahoo!プレミアム会員」に登録することで手数料が8.64%になるなどお得になります。
中でも出品者が注目したいのが配送料です。メルカリは「メルカリ便」、ラクマは「かんたんラクマパック」、ヤフオク!は「ヤフネコ!パック」「ゆうパック・ゆうパケット(おてがる版)」など郵便局やクロネコヤマトと提携した配送方法がありますが、同じクロネコヤマトと提携した発送方法でも利用するフリマアプリによって料金が違います。
例えば、メルカリの「らくらくメルカリ便」を利用して宅急便を送る際、60サイズ(2kgまで)であれば全国一律600円ですが、ラクマの「かんたんラクマパック」では同一サイズで全国一律800円、ヤフオク! の「ヤフネコ!パック」は配送地域や送料負担により配送料が変わるので大阪から福岡まで同じ大きさの荷物を送ると出品者負担で600円、落札者負担で765円の配送料かかります。

現金化する際の手数料や方法も要検討

フリマアプリに出品するときは、手元の不用品を処分して現金化することを考えるのではないでしょうか。メルカリとラクマは1万円未満の売上金を自分の口座に振り込むときは手数料が210円かかります。ヤフオク! は口座入金が無料となっており、さらにYahoo!マネーへ入金すれば1%分のTポイントが還元されます。
また、振込申請をしてから実際に口座へ入金されるまでのタイミングが各サービスで異なり、即日~4営業日程度かかります。メルカリは毎週月曜日に振込申請を締め切り、金曜日に入金されます。ラクマは振込申請の時間帯で入金のタイミングが変わります。ヤフオク! はYahoo!かんたん決済でお金のやり取りをしますが、落札者の支払い方法によって入金のタイミングが変わります。

メルカリ、ラクマ、ヤフオク! の出品時の使い分け方

フリマアプリのサービスの違いがわかったところで、実際にどのような商品はどのフリマアプリを利用すると効率的なのか、以下でみていきましょう。

少額のものはヤフオク! を利用する

販売価格が1万円に満たない少額な出品物や非売品のグッズはヤフオク! がおすすめです。送料を出品者負担にすると配送料を抑えることができますし、現金化するときに手数料が不要であったり、Yahoo!マネーに入金することでTポイントが1%還元されるなど、売上金の使い道が広がります。また、オークション形式で出品できるので、レアなものや非売品はヤフオク! で思わぬ値段がつくこともあり、出品の醍醐味を知るきっかけになるかもしれません。

スマホやタブレットなどはラクマを利用する

価格の相場がはっきりしている中古スマホやタブレットは実際に売れたときの手数料が一番安いラクマがおすすめです。ただし、初心者で出品経験がないと信用性に欠けるため商品が売れないということもあります。高額商品を出品する前にいくつか出品をして取引実績を作ったり、実際の操作に慣れておいたりするとスムーズです。また、特に急がない出品物はとりあえず手数料の安いラクマに出品しておくというのもひとつです。

ブランド品やファッションはメルカリを利用する

ブランド品やちょっとかさばってしまう服などの出品は、メルカリがおすすめ。メルカリはダウンロード数が日本国内で7000万を超えるなどファッションに敏感な女性に支持されているアプリなので、ブランド品やおしゃれな洋服は買い手が見つかりやすいことがあります。また、メルカリ便は送料が全国一律なので、かさばるものの出品や購入者が遠方の地域でも価格設定が簡単です。メルカリを頻繁に利用しているなら、売上金をそのまま購入資金にするのもいいですね。

フリマアプリを使い分けよう

フリマアプリは手軽に出品できますが、実際に売れることや現金化することまでを考えるなら使い分ける方がより賢い使い方といえそうです。かさばるものはメルカリ、出品価格の相場が分からない場合はヤフオク! のオークション形式を利用する、などとすれば納得の価格で買い取ってくれる人が見つかりそうです。
※2019年1月時点の情報です。最新の料金は各公式サイトでご確認ください。
▼メルカリの公式サイトはコチラ
▼ラクマの公式サイトはコチラ
▼ヤフオク!の公式サイトはコチラ

関連記事

知らなかった!話題のメルカリ、3つの常識を紹介します
LINEがお財布がわりに! LINE Payを使ってみたらこんなに便利だった
料理のアイデアはレシピ動画でチェックするのがイマドキ!

中野友希(なかのゆき)

税理士補助や経理、職場の衛生管理者としてメンタルヘルスケアに取り組むなど、探求心旺盛な会社員時代を過ごす。出産後、楽しい物事を文章で伝えることに使命感を燃やしながら、フリーライターとして独立。ヘルスケア、ペット専門のオウンドメディアなどを中心に執筆中。