BIGLOBE30周年連動企画としてお送りする「Member」。「人は誰だって組織の一員(Member)」をコンセプトに、グループなど組織に所属する一人にスポットを当ててきました。今回は「彼女たちの5周年」と題し、今年結成5周年を迎えた九州発のアイドルグループ・LinQのメンバーを通して、組織における周年というものを考えていきます。
※本取材は2016年3月に行われました。
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LinQ

あなたには、目標とする人がいただろうか。例えばサッカー選手に憧れてサッカーを始めたり。誰かに憧れて何かに飛び込んだ、という経験は誰にでもあるのではないだろうか。

組織としての活動が長くなればなるほど、知名度も上がってくる。特にアイドルグループだとそれは人にとって憧れや目標になる。

「私もあのグループに入りたい!」「私も○○さんみたいになりたい!」


新木さくらは5期生として2013年8月にLinQに加入した。2013年当時のLinQは4月にメジャーデビューを果たすなど、全国進出を加速させていた。

2012年11月。後にメンバーになる妹・新木こころに連れられて見に行ったLinQのライブ。LinQに入ることに憧れていた妹に比べ、芸能人に憧れてはいたもののアイドルに興味のなかった彼女はそこですっかり魅了されて、オーディションを受け、加入する。
※詳しくはLinQ・新木さくら「京都の夜に流した涙の先」(1)【Member】にて

2016年はLinQとしては5周年だが、途中加入の彼女にとっては2年半と、約半分。しかもすぐに遠征メンバーに選ばれたり、写真集の発売、そして映画「みんな好いとうと♪」の主演と、中心的なメンバーの一人になっている彼女の瞳に、LinQの5年はどう見えているのだろうか。

「2014年の『ナツコイ』(2014年7月発売のメジャー4thシングル)あたりで、ジャケットやポスターとかで前に出られるようになったんです。しかも東京で取材を受けるメンバーにも選ばれてテレビにも出たし。うれしかったんですけれど、私でいいのかなと。デビューしてまだ一年たっていなかったですし。周りからどう思われているんだろうというのを気にしがちな性格なので、うれしかったんですけれど、その反面とても不安でした」

最近こそ遠征に選ばれたりPVに出演するメンバーは増えたものの、新木さくら加入当時はまだ選抜制が色濃かった。加入たった1年弱でいきなり前に出る機会が増えたことに彼女はとまどった。当サイトでLinQが初めて登場するのは「ナツコイ」のインタビューだが、実は彼女はそこで一言も発していなかった。今にして思えば、たぶん何を話していいのかわからず、遠慮していたのではないだろうか。

その後も新木さくらは遠征メンバーに選ばれることも多く、注目を集める存在になっていった。そして2015年の2月に行われたサーキットツアーのメンバーに選ばれた彼女は、固定メンバーの5人とライブ漬けの日々を送ることで、ライブでどうやったら人を楽しませるかというのを学び、つかんでいった。


それから一年がたち、出演したライブの数もさらに増えた。それに伴って新木さくらもさらに進化していた。

LinQ

「それまでは私が誰よりも楽しむということを考えていたけれど、自分だけが"楽しい楽しい"になってはダメだなと思って。その楽しさをどう伝えるかというか、"一緒に楽しもう"になったなと思いますね。一人で勝手に進むのではなく"一緒に行こうよ"みたいな」

この一年、新木さくらは2015年11月に初のソロ写真集「sakura days」を出し、2016年3月公開の映画「みんな好いとうと♪」では主演を務めた。ライブとは違い、目の前にいない人に対して何かを伝える、ということを経験する中で、彼女の中に伝えることへの変化が生まれたようだ。

そんな彼女にとって、LinQの5年はどう見えるのだろうか。
「メンバーとしてではなく第三者としてLinQに5周年のお祝いメッセージを送るとしたら何と言いますか?」。他のメンバーにもした質問をすると、彼女はこうたずねた。

「...これ、みんなお祝い系言ってますか?」

そこは気にせずに、と言うと、彼女はこう答えた。
「おめでとうございます、と言った後に、
...でもまだまだ上に行けるから今は踏ん張りどきだよ、って言います」

この質問はお祝い系か、まだまだだねという励まし系か、どっちを言うのかを見ていて、他のメンバーも励まし系が多いです、というと彼女はホッとした表情を見せた。それくらい、周りの目を気にするのが新木さくらという女の子だ。

では、どんなところがまだまだ上に行けると思うのだろう。そうたずねると、彼女は少し考え込んだ。

「うーん...

いろんなアイドルさんを見るときに"LinQも負けてない"というか。例えばLinQより売れているグループでも歌やパフォーマンスを見て"私たちは決して負けてない"って思ったときに、まだまだ行けるんじゃないかと。そして自分たちには何が足りないんだろうというのをよく考えます」

LinQ

新木さくらが初めて出演した周年ライブは2014年の3周年ライブ。そこでLinQは5周年ライブをマリンメッセで行う、という目標を掲げ、ファンに約束した。そのとき彼女は「売れているし、絶対行ける」と感じたという。ところが、その一年後の4周年ライブで、3周年と何も変わっていないと感じて焦りだした。それからさらに一年。5周年ライブの会場は3年連続でZepp Fukuokaと、変わっていない。ファンも、新しくファンになる人もいれば離れる人もいる。

どうすれば変われるのだろう。どうすればファンを増やし、離さないでいられるのだろう。取材時は5周年ライブを1ヶ月後(当初は4月17日に行われる予定だった)に控えており、話は自然と5周年ライブでどうするか、という話になった。

「自分の理想では"来てよかった"と誰もが言ってくれるライブにしたいなって。みなさん、遠くからとかいろんなところから来てくださるじゃないですか。しかも仕事で休みを取ったりこの日を空けて、わざわざ来てくださる。だから、そんなことも忘れるくらい"来てよかった"って、ファンの方の口からその言葉がたくさん出て、聞こえるライブにしたいなと思います」

出前公演で全国を転々とする中で、移動の大変さを知った。自分が大変なのだからファンはもっと大変だ。だからこそ、それを忘れるようなものを見せたい。

ではどんなライブになればそうなるのだろう。

「"これで終わりだな"と思わせたくないです。例えばライブをあっという間に感じたら"まだまだ見たい"と思ってくださるでしょうし。この続きが見たい、と思わせるかどうかかなと。5周年ライブで終わるのではなく、ここからがスタートだ、と。5周年ライブに来てLinQ熱が上がった状態を続かせるというか。今まではそこで下がっている気がするから」

LinQ

新木さくらに今まで話を聞く中で、どこかLinQを他のメンバーとは別の視点で見ている、という印象を受ける。それは、ファン思考。ファンの人はどう思うんだろう、ということは誰だって考えるが、それをファン目線と例えるなら、彼女はファン思考。それはもしかしたら、何より新木さくらがLinQファンだからだと感じた。「あんなすごいグループに私も入りたい!」。加入時期が遅い分、彼女はLinQを憧れとして捉えられている。つまり、一ファンとしても捉えている。

それは、彼女ならではの貴重な視点であり、LinQにもたらすものはとても大きいのではないだろうか。

最後にファンの人にメッセージを、とたずねると、彼女はまた考え込んだ。

「メッセージか...。うーん...

これからのLinQも、ですし、私自身にも期待をして欲しいなって思います。私は自分をきっかけに多くの人にLinQファンになってもらうことがLinQとしての自分の夢、なんですよ。自分がLinQを大きくしたいので。

だから、6年目も自分をきっかけにファンになってくださる方ももっと増やしていきたいし、
...LinQは私に任せてくださいという気持ちです」

こう言った後に、めっちゃ大きいこと言ってしまった、と笑った。新木さくらは自分であえて言葉を発することで自分にプレッシャーをかけるタイプだ。だから、この場を通して何を宣言しようかをじっくり考える。だが、宣言するだけでなく、そのために自分は何をしなければいけないのか、も、きちんと考えている。

「やっぱり今より一回り大きくなりたいです。スキルとかパフォーマンスに関してレベルを上げたいと思うのと、あと自分で発することを頑張りたいです。私って心の中で思ったことがあっても言わないタイプなんですよ。"どうせ5期生やし"とか"みんなより年下やし"と思ってしまうのですが、それをちゃんと言えるようになりたいです。

でもそうなるためには、自分が言ったときに(他のメンバーから)"あなたもできてないやん"と思われないように。"彼女に言われて当然だな"と思われるような存在になりたいなと」

LinQ

実は4周年ライブは彼女にとってとても悔しいライブだったという。初めて立った3周年ライブでは妹である新木こころも初めてだったのだが、そのときはマイクを持つ回数は彼女の方が多かった。ところが4周年では新木こころがマイクを持つ機会が圧倒的に増えていて、マイクを持っていないメンバーがステージに立たないシーンでは、彼女はステージに立つ妹の姿を袖から見ていた。

「だからもっと歌いたいというか、完璧なマイク持ちになりたいです」


2016年3月18日早朝5時20分。翌日に公開を控えた彼女の主演映画「みんな好いとうと♪」のプロモーションで地元のテレビやラジオ、雑誌にたくさん出演していた彼女は、この日「バリはやっ」という地元福岡のテレビ局の情報番組に生出演した。

エンタメコーナーで映画の告知を終えると、番組はスタジオからニュース映像に切り替わった。その映像に彼女は釘付けになった。それは、東京で行われたとある清涼飲料水のCMの制作発表会見だった。

「"いいなあ...""やりたい~"って見てました。しかも出演する女の子が私と同じ19才だったから。私、清涼飲料水のCMでは19才はもう年だと思っていたんですよ。でもその子が19才だったから、あ、まだいけるんだと」

新木さくらは前から目標として、清涼飲料水のCMに出ることを公言している。それを叶えている同い年の子がいる。私もまだまだ頑張れる。


今にして思えば、それは、神様が与えた課題なのかもしれない。映画の次はCMだね。ここで止まるな。新木さくらの続編をもっと見せて、と。

LinQ

>>続いて、組織が5周年を迎える中、リーダーの目指すものは...

BIGLOBE 30周年記念特設サイト

おかげさまでBIGLOBEは30周年を迎えることができました。
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http://www.biglobe.ne.jp/30years/

DVDリリース情報

LinQ 5周年祭「うちらのどんたQ~博多名物になりたいっちゃん!~」

LinQ

発売日:2016年8月24日
価格:4,800円(税別)
品番:TCED-3196

結成5年を迎え5月5日(木)にZepp Fukuokaにて開催された5周年記念LIVEがDVD化。
全27曲を収録し、約1時間を超えるメイキング映像を特典として収録した2枚組でリリース!

【DVD2枚組仕様】2016年/日本/カラー/本編約163分+映像特典約63分/16:9LB/片面1層/音声:リニアPCM2.0chステレオ/字幕:なし/2枚組
※仕様は変更となる場合がございます。

発売元:ジョブ・ネット
販売元:TCエンタテインメント

映画「みんな好いとうと♪」

LinQ

九州から世界をめざすアイドル・LinQ主演。オール福岡ロケ!笑って、泣いて、みんながハッピーになる青春エンターテインメント!

福岡県、福岡市、また地元企業の協力のもと九州オールロケを敢行!
豪華版には未公開映像満載の特典ディスクを収録。さらに初回生産限特典生写真セットを封入!

発売日:2016年8月24日
価格:
Blu-ray バリバリ豪華やけん版 5,800円(税別)
DVD バリバリ豪華やけん版 4,800円(税別)
DVD 通常版 2,980円(税別)

品番:TCBD-0566
発売元:「みんな好いとうと♪」 製作委員会

「みんな好いとうと♪」公式サイト

CDリリース情報

「ふるさとジャポン」
2016年9月28日発売

LinQ

テレビ東京系アニメ「妖怪ウォッチ」 エンディングテーマ
ニンテンドー3DSソフト「妖怪ウォッチ スシ / テンプラ」エンディングテーマ


◇「LinQ」ver. 4形態
☆スペシャル初回特典:「LinQ生写真(仮)」
※10種の内、1種ランダム封入

LinQ ver.①

LinQ

CD ONLY AVCD-55131 ¥1,000(税込)

LinQ ver.②

LinQ

CD ONLY AVCD-55132 ¥1,000(税込)

LinQ ver.③

LinQ

CD ONLY AVCD-55133 ¥1,000(税込)

LinQ ver.④

LinQ

CD ONLY AVCD-55134 ¥1,000(税込)


◇「妖怪ウォッチ」ver. 2形態
●「妖怪ウォッチ」ver.① CD+DVD AVCD-55129/B  ¥1,800(税込み)
●「妖怪ウォッチ」ver.② CD ONLY AVCD-55130 ¥1,000(税込み)

☆スペシャル初回特典①:「スペシャル生写真(仮)」
☆スペシャル初回特典② :S級レア妖怪が手にはいるかもしれない!?「5つ星コイン」が手に入るQRコード封入!!

ピックアップ

編集長有本

2014年10月から新編集長に。かつてBIGLOBE MUSICを担当していた経験を活かし、よりエンジョイ!でウェッサイ!!なマガジンを目指していきます。

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