入荷待ち2カ月。ようやく我が家にやってきた無印良品の「豆から挽けるコーヒーメーカー」。
某オークションを見てみると、いまだに定価以上でのやり取りが行われており、その希少さが伺えます。
※2017年7/30 記事執筆時
購入のきっかけは、「ガイアの夜明け」
当コーヒーメーカーを知ったのはテレビ番組『ガイアの夜明け』でした。
有名バリスタ監修のもと豆の挽き方、お湯の温度や抽出方法にこだわったというエピソードを聞き、これは欲しい! と思い購入。
開発自体はTwinbird社によるもので、放送ではお湯が注がれる角度までもしっかり計算されて作られている様子が伺えました。
ということでここからが本題です。
実際に使ってみてわかった豆から挽けるコーヒーメーカーの良いところと残念だったところをまとめたいと思います。
コーヒーメーカーの良いところ
まずは良いところから。
- とにかく楽である。
- 自分で淹れるよりも安定的に美味しい。(※ただし、失敗もある。後述します)
- 豆を挽く細かさを、5段階で設定可能。
- 粉からでもコーヒーを淹れられる。
- タイマー機能が嬉しい。起きたらコーヒーが抽出されている。
- デザインもスタイリッシュ。
手間が減り、安定的に美味しいコーヒーを飲むことができ、しかもキッチンアイテムとしてもおしゃれ、この三拍子が揃っています。
特に良かった点:忙しい朝、コーヒーに割く手間が激減した
購入する前は完全ハンドドリップでした。
ヤカンでお湯を沸かし、その最中にハンドミルで豆を挽き、ペーパーフィルタをセットし、お湯が沸いたら数回に分けてお湯を注いでドリップ。
この間10~15分、つきっきりでの作業が必要なため、特に出勤前の朝はバタバタして大変でした。
ですが、この「豆から挽けるコーヒーメーカー」が我が家に来てからというもの、豆と水とペーパーフィルタをセットしてスイッチを押せば、あとはおまかせでコーヒーが抽出されます。
つきっきりになる必要がなくなったため、その間に服を着替えたり、ご飯を食べたり、と時間を有効利用できるようになったのです。
しかも、嬉しいタイマー付き。
寝る前にセットしてタイマー予約をしておけば、起きる時間にあわせてコーヒーを淹れることもできます。
目覚めにキッチンへ行くと、コーヒーの香りが充満していてとても幸せな気持ちになりました。
残念だった点
- 豆を挽く音が大きい(夜間利用するには近隣に気を遣うほど)
- 見た目以上に設置場所を選ぶ(給水タンクは右から差し込み、コーヒーフィルタ部は左に開いてセットするため、マシーンの左右に余白が必要)
- 深煎りの豆だと、ミルに豆が残っていることがある(ゆえに薄いコーヒーができあがる)
「音」と「設置場所」については、もともとユーザーレビューで知っていて、許容した上で購入しました。
豆のガリガリ音については、タイマー利用した際、朝の目覚まし時計としてとてつもない威力を発揮してくれます(それくらい大きい音です)。
ですが、「豆が残ること」についてはコーヒーの仕上がりに直接的にかかわってくるためなかなか無視できません。
「深煎り」好きの人はよく検討しましょう
この「豆が残る現象」は、表面に油の多い「深煎り」の豆の際にときどき発生しました。
原因としては、豆が流れていく傾斜の角度がゆるいのと、豆の流れを邪魔するその構造にあると思います。
実際、取扱説明書にも「極端に深煎りの豆は(中略)ミル内部に豆が入っていかないことがあります」との記載があり、製造元もこの問題は認識している模様。
ミルの稼働中に気づくことができれば、豆を押し込んで挽ききらせることは可能ですが、そうなった時点で「自動」の文字が自分の中で崩れ去ります。
いろいろ試してみたところ、深煎りでなく中煎り程度の豆だと、豆はほとんど残ることはなく、残っても2〜3粒程度で収まるようになりました。
結果、深煎り豆を使用する際は、時間にゆとりがあるときにする、という運用ルールができあがりました。ミル稼働中に豆が残っていないかを数回確認する余裕が必要なため、です。
まとめ
ということでいかがでしたでしょうか。
まとめとしては、「深煎り」好きの方には改良版を待つというのがひとつの手だと思います。
デザインもすてきだし、品薄というのが購買意欲を駆り立てるのはとてもわかりますがすこし冷静に考えてみていいと思います。
逆に、「中煎り」程度の豆をお好みの方でしたら、上述の「設置場所」と「音」を事前にチェックし、購入を検討されても損はないと思います。
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