旅してでも行きたい!知的好奇心を刺激する魅惑の図書館たち

近未来的なデザイン、杉で作られた円形ホールなど、昔の図書館のイメージからは想像もできない魅力的な図書館を紹介。

森のように周囲を取り囲む書架には、一生かかっても読み尽くせないほどの蔵書……。本好きは心を震わせ、えも言われぬ高揚感が体を満たしていく。
今、日本各地に本好きの心を揺さぶる、魅力的な図書館が増えている。
建物自体の意匠や、知的好奇心をくすぐるコンセプトなど、学生や地域の人々のための文化施設という枠を超えて、旅してでも訪れるに値する「知の観光スポット」として注目されているのだ。
今回は編集部選りすぐりの4選をご紹介するが、全国を見わたすと、魅力的な図書館が他にも多数存在することがわかるはずだ。
旅先の自然や文化を肌で感じながら、心穏やかに本と向かい合う。何ものにも代え難い貴重な時間は、精神的で文学的な「大人のリゾート体験」といえるかもしれない。

叡智と対峙するコロセウム

【秋田】国際教養大学図書館

秋田杉がふんだんに使われた、天井高12m、半径22mの半円ホール。本に囲まれる幸福感を、これほど感じられる場所はないだろう。一般利用は時間制限あり。

日本一チャーミングな図書館

【長野】小布施町立図書館 まちとしょテラソ

トリップアドバイザーの「死ぬまでに行きたい世界の図書館15」選出。信州の自然と一体になった憩いの空間では、地域の歴史や文化にも触れたい。

図書館の未来を見に行こう

【石川】金沢海みらい図書館

ここにいるだけで、斬新なアイデアが続々と湧いてきそうな空間。世界の名だたる図書館賞・デザイン賞を受賞した、近未来的な意匠は必見だ。

博物館も兼ねたマンガの聖地

【京都】京都国際マンガミュージアム

文化財でもある元小学校舎に、約5万冊のマンガを展示。閲覧スペースには中庭も含まれ、芝生に座ってマンガに没頭することもできる。入館料800円。
※各施設の開館日・一般公開時間等については、公式ウェブサイトでご確認ください。

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有賀久智(あるがひさとも)

元サーイ・イサラ編集部員。写真好き・カメラ好きのくせに、最近はすっかりスマホ×Instagramでのスナップショットで満足してしまっている。モットーは「サービス精神」。